こんにちは!
やっと明日から仕事に戻ります、まなみんです!!(2/14現在)
また大雪になるとかゆーてんのにねwww
では、イベントも終わったので阮小五レポに戻ります~
こちらもクライマックスに近づいておりますね~
ネタバレ!!
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阮小五くんは『僕の代わりに』と言って、私に綺麗な蝶の髪飾りをくれた。
そして・・・。
郁里「僕の代わりって、どういうこと」
阮小五「・・・僕は・・・あなたの傍にいたい。あなたと一緒に平和な世を作り、共に暮らしたい。でも・・・僕は郁里さんと一緒に、それを果たすことができないかもしれない」
阮小五くんが、寂しそうに笑った。
その微笑みが何を意味しているのか、今の私ならわかる。
郁里「信じてくれたんだね。『憎しみのない平和な世界』は、実現できるはずだって」
阮小五「あの時、僕は確かに感じたんです。郁里さんとあの光に触れた時、優しい気持ちで包まれた何かが、本当に見えたような気がした。それが、あなたの言う世界なのかもしれない・・・」
郁里「阮小五くん・・・」
阮小五「でもそれが・・・僕と郁里さんだけが感じられるものでしかないのなら、僕は戦うしかない。梁山泊を、仲間を守るために」
阮小五くんが唇をかみしめた。
その悔しそうな表情に、阮小五くんの葛藤が手に取るようにわかった。
(理想と、現実・・・心は平和な国を作るという理想をかなえたいのに、今いる自分は憎しみの連鎖を断てない現実があって・・・その選択は私の思いを裏切る、と思っているんだ・・・)
彼のために、一緒に悩みたい。
一緒に、答えを探して歩いてみたい・・・。
(でも、どうしたら・・・あっ・・・!)
ふとあることを思いつく。
wwwどうせろくなことじゃないだろう←「阮五くん」以来の不信感www
郁里「ねえ、阮小五くん」
阮小五「・・・はい」
郁里「もう一度、あの光のところへ行ってみない?」
阮小五「えっ!?」
郁里「阮小五くんはあの光に触れて、何かを感じて、平和な世の中を信じてくれた。なら、みんなだって、あの光に触れれば、何かを感じてくれるかもしれない」
阮小五「そうかもしれませんけど、でも、どうやって」
郁里「だからそれを調べに行くの。何かわかるかもしれない。わからないかもしれない。でも、ここで悩んでいるより、ずっといいと思う」
阮小五「郁里さん、あなたって人はなんて・・・」
郁里「無茶?無謀?それとも・・・」
阮小五「なんて素敵な人なんだろう」
(真顔で言われると・・・!)
阮小五「行ってみましょう!」
郁里「・・・うん、行こうっ!」
私は差し出された阮小五くんの手を取ると、光の玉があった場所へと向かった。
(この手を・・・離したくない!だから、前に進むんだ・・・)
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阮小五くんと共に、あの光の玉があった場所に向かう。
阮小五「さあ、あの先です」
郁里「うん」
最後の丘を登ると、目の前にあの光が現れた。
でもそれは、明らかに以前とは形を変えていて・・・。
阮小五「こ、これは・・・」
郁里「そんな・・・前よりも小さくなっている?」
以前見たときは、姿見ほどの大きさだった光の玉が、今は両手を丸くしたくらいの大きさになっていた。
郁里「どうして、こんなに小さく・・・」
私はその光に近づき、手を伸ばした。
そして、光に触れた瞬間・・・。
郁里「きゃっ・・・!」
阮小五「郁里さんっ!?」
あの時と同じように、白い光が辺りを覆った。
そして、私の胸の印も、それに共鳴するかのように熱を帯びる。
(印がまた熱く・・・ううん、違う・・・この感じ・・・もっとこう・・・そう・・・温かいっていうより・・・懐かしい感じ・・・)
それは、とても心が落ち着いて、安らぐような感覚。
まるで、自分が一番安心できる場所にいるような・・・。
(・・・・・帰りたい・・・な・・・)
私の心のどこかが、そう呟いた。
その瞬間・・・。
(今のは・・・私が住んでいた部屋?・・・そう・・・だった・・・私、あの部屋で暮らしていて・・・仕事をして・・・本を読んで・・・恋を・・・して・・・私が・・・いた・・・場所・・・)
光が強くなると同時に、意識がすーっと薄れていく。
その時・・・。
???「郁里さん!郁里さんっ!ダメだ!戻ってきてください!僕はまだ・・・あなたにすべてを伝えていない!」
はっとして目を開けた。
すると、阮小五くんが心配そうな顔で私を見つめていた。
阮小五「・・・よかった!戻ってきてくれたんですね」
郁里「阮小五くん、いったい私・・・」
阮小五「あなたの体が、消えかかっていたんです。あの光に包まれて」
郁里「そういえば、あの光の中に、元々暮らしていた世界が見えたの。ううん、見えただけじゃない。あの部屋に戻ったような・・・」
阮小五「ということは・・・郁里さんは、あの光に触れれば元の世界に戻ることができる・・・」
阮小五くんの言葉に、改めてあの光を見つめる。
すると、またぼんやりと胸の印が温かくなった気がした。
郁里「ああ、帰れるんだ・・・私」
私が無意識にそう呟いたとき・・・。
阮小五「・・・・・・」
阮小五くんが私を強く抱きしめた。
強く、強く・・・息も出来ないくらい。
郁里「阮小五・・・くん」
阮小五「今、僕に喋らせないでください。口を開けば、言ってはいけない事を言ってしまいそうだから」
震える声がして、また腕の力が強まった。
そんな阮小五くんに私は・・・。
1:体を離す
2:顔を見つめる
3:抱きしめ返す←
私は抱きしめられたまま、自分の腕を阮小五くんの体に回した。
そして、力いっぱいその体を抱きしめ返す。
阮小五「郁里さん・・・ダメです。そんなことをされたら、僕はもっともっとあなたのことを・・・でも・・・ありがとう」
少しして、阮小五くんは気持ちを落ち着けるように小さく息を吐いた。
そして、改めて私をじっと見つめ・・・。
阮小五「今日は、戻りましょう」
そう言って、少し寂しそうに、微笑んだ。
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郁里「それじゃ、ゆっくり休んで」
阮小五くんを寝床に寝かせ、布団をかけた。
阮小五「あの、郁里さんは?」
郁里「私は阮小五くんの部屋で寝るね」
(きっと阮小五くんは色々考えたいことがあるはず。私がいたら、落ち着かないよね)
阮小五「・・・気を使わせてしまってすみません」
阮小五くんが申し訳なさそうにうなだれたので、慌てて首を横に振る。
郁里「ううん。全然そんなんじゃないの。逆に、気にされたら、嫌だよ」
阮小五「・・・ふふふ。相変わらず、優しいなあ」
郁里「そ、そんなんじゃ!そ、それじゃ、何かあったら遠慮しないで呼んでね」
阮小五「・・・はい。おやすみなさい」
郁里「おやすみ」
私は部屋を後にした。
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【阮小五から見た景色】
阮小五「・・・・・ふぅ」
扉が閉まると同時に、ひとつため息をついた。
(あんなにも郁里さんに気づかわせてしまった)
阮小五「・・・もう少しうまく立ち回りたいな・・・弟じゃなくて・・・大人として・・・」
呆れたため息がもう一つ。
その時、外から扉を叩く音がした。
(ん?郁里さんが忘れ物でもしたのかな?)
阮小五「はい。どうぞ」
僕の返事を待って、扉が開いた。
すると姿を現したのは・・・。
呉用「邪魔をする」
阮小五「呉用先生」
(どうして先生がここに?)
呉用「そんなに警戒した顔をするな。別に説教をしに来たわけでも、極秘任務を伝えにきたわけでもない。ただ、お前と少し話をしたくなっただけだ。座っても、いいか?」
阮小五「もちろんです。どうぞ」
僕が促すと、呉用先生は椅子に座り、穏やかな笑みを見せた。
それは軍師としてではなく、遠い昔、僕たちにとって先生だった頃の表情。
呉用「ようやく・・・だな」
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呉用さん・・・なんか、久しぶりだwww