こんにちは!
今年も残り二日、年末とお正月の買い物をすませて参りましたまなみんです!!
すっごい人で疲れちゃったよ・・・ε=(。・д・。)
さっ、阮小五レポでも始めましょか。
あんまりツッコミがないのは、ツッコミどころがないからですよwww
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李逵さんに睨まれて、萎縮していると・・・。
李逵「・・・・・・」
(え?笑った?そう言えば、さっきも同じようなことが・・・?)
李逵さんは一瞬だけ笑顔を見せると、また呂方さんに向き直った。
李逵「で、被害はあったのかい?」
呂方「被害?」
李逵「何か被害はあったのかって聞いてんだ。どうなんだい」
呂方「そりゃあ・・・ないけど」
李逵「だったら良いじゃねえか!」
呂方「でもっ!」
林冲「ねえキミ」
郁里「・・・あ、私ですか?」
wwwアンタ以外に誰がいるんだwww
林冲「そう、キミ。試しに聞いてみたいんだけど・・・オレたちに敵意はある?」
郁里「て、敵意?ありません。全然。全く。そもそも、ここがどこで、あなたがたが誰かもわからないのに、敵意なんて持ちようがありません」
林冲「うん。理路整然としたいい答えだね。だってさ、呂方。ちゃんと聞いた?」
呂方「・・・う?ううん・・・でも・・・んん・・・・・」
林冲「はい、決定。ひとまずみんなついておいで。いいね?」
www林冲先生www
林冲さんがようやく私から離れてくれた。
正面から見たその顔は、声のとおり優しそうだったけれど。
(私は林冲さんに・・・知らない人に、連れて行かれるのかな・・・)
林冲「どうしたの?」
郁里「あの・・・阮小五さん」
阮小五「え・・・はい」
郁里「ついてきて、もらえ・・・ないかなぁ・・・」
阮小五「・・・えっ」
郁里「・・・不安で」
阮小五「も、もちろんです・・・!」
林冲「ふーん・・・すみにおけないね、二郎」
郁里「二郎?」
阮小五「あ、その、僕のことなんですけど。って林冲さん、べ、別にそういうわけでは・・・。僕、ついていっていいでしょうか」
林冲「いいも悪いも・・・あのね二郎。キミも結局一緒に来てもらうから。逃げ出した理由とか、色々と話を聞きたいしね」
阮小五「あ・・・そうでした。では、公然とついていけます、郁里さん。行きましょう」
郁里「は、はい」
(よ、よかった・・・けど、彼も尋問される・・・ってことかな・・・)
私の心配をよそに阮小五さんは、私の隣に来ると、優しく背中を押して先を歩くように促した。
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先頭を林冲さん、その後ろに呂方さん、そして阮小五さんと私が並んで、その後ろを李逵さんが歩く。
李逵「そういやあ・・・」
後ろを歩いていた李逵さんが、いきなり私たちの前に出てきて頭を下げた。
李逵「すまねえ!さっき牢であんたにちょっかい出したのは、おいらの部下だ」
郁里「さっき牢で・・・って、あの時の・・・?」
李逵さんの言葉で思い出す。
お酒臭い息、充血した目、光る剣。
思い出しただけで、背筋が寒くなる。
阮小五「そうか、鉄牛の部下だったのか・・・」
阮小五さんの目つきが少し変わったのを見て、李逵さんが慌てた。
李逵「いや、だからホントにすまなかったって!やつらはちゃんとおいらがシメてって・・・まあ、もうおまえがやっちまったけど。とにかく、今後、あんなことのないようにする。だから、今回のことはおいらに免じて許してくれい」
李逵さんが、私に向かって更に頭を下げる。
自分が悪いわけでもないのに、部下の非を素直に詫びる。
そんな真摯な謝罪に、私は李逵さんを責める気にはなれなかった。
郁里「い、いえ、もう大丈夫です。結局、何も無かったですし、阮小五さんが助けてくれましたから」
李逵「・・・そうか!許してくれるか!いやあ!ありがてえ・・・ああ、度量の広い姉ちゃんだねえ!よし、これで一件落着!大広間へ急ぐぜい」
www自己完結www
李逵さんが腕を掲げて元気よく声を上げた。
それを見て、林冲さんがクスリと笑い、阮小五さんと呂方さんが呆れたため息をついた。
その穏やかな雰囲気に、今の自分の立場を忘れそうになる。
(そう。今の私は・・・間者の疑いをかけられ、逃亡を問われ、連行されているんだ。ここがどこで、みんなが何者で、自分がどんな状況なのか、何もわからないまま・・・)
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郁里「こ・・・れは・・・」
促されるまま入った部屋で、私は思わず息を呑んだ。
まるでどこかのホールのように広い部屋に、ずらりと並んだ人々。
その人たちが、一斉にこちらを向いたのだ。
wwwさぞかし怖いだろうwww
郁里「・・・・・」
呆然とする私の手を、阮小五さんが握った。
その強さに、はっと我に返る。
郁里「阮・・・小五さん?」
阮小五「今からお会いする宋江さま。つまり、梁山泊の一番のお頭は、心広く、温情厚い方です。心配はいりません」
郁里「はい・・・」
阮小五さんの笑顔にうなずいたものの、知らない顔ばかりで落ち着かない。
そんな私を察してか、阮小五さんが小声で説明をしてくれた。
阮小五「前に立っているのが呉用先生。ここ、梁山泊の軍師です。宋江さまの一番の側近で、全てはあの方の命により、動いているも同然。さっき、僕たちを呼びに来たのは、騎兵軍五虎将の林冲さん。無敵の騎馬隊を率いる、立派なお方です。そして、郁里さんを最初に見つけた僕の直属の上司は・・・今はいないみたいですね。どこに行ってるのやら・・・」
www遅刻か、李俊www
???「水の親分か?どうせ女の所だろうよ」
低い声が聞こえて振り返ると、知らない人がこちらを見ていた。
嫌味ったらしい物言いと、人を馬鹿にしたような目つきに、軽く嫌悪感を覚える。
www戴宗、第一印象最悪やねwwwボロクソかいwww
阮小五「情報部の責任者、戴宗の旦那です。あの人はいつもああだから、気にしないのが精神衛生上いいですよ」
wwwこっちもボロクソwww
戴宗「ずいぶんな物言いじゃねえか。ん?チビ」
阮小五「・・・・・」
戴宗「・・・無視かよ。お前さん、そんなつまんねえ野郎だったか?」
阮小五「すみません、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だったりするので、あんまり余裕ないんです」
戴宗「・・・肩肘張ってるから、判断が鈍るんだろ。お前さんらしくねえぜ」
その時、壇上の呉用さんが厳かに告げた。
呉用「宋江さまのお見えだ」
その一声で、大広間中に緊張が走るのがわかる。
そして、全員が壇上に注目した。
(あの人が宋江、さん?ここで一番偉い人・・・)
阮小五さんの言葉どおり、その人はとても優しそうな笑みをたたえていて、今までここで会った誰よりも、温和な雰囲気だった。
宋江「皆、こんな深夜に集まってもらってすまないね。少し呉用から話があるので、時間をもらえるかな。では呉用、頼むよ」
呉用「はっ」
宋江さんに言われて、呉用さんが前に出た。
そして、厳しい表情で私を見据えた。
呉用「原郁里、ここへ。そして、阮小五もだ」
突然名前を呼ばれ、思わず阮小五さんの顔を見た。
すると・・・。
阮小五「行きましょう」
阮小五さんは、ひと言そう言うと、私の背中をそっと押した。
こうして呉用さんによる、公開尋問が行われた。
でも、何を聞かれても、私には『わかりません』としか答えられなくて・・・。
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呉用「・・・いい加減にしてくれぬか。もう君の『わかりません』は聞き飽きた」
1:・・・・・・
2:すみません
3:本当にわからない←
郁里「本当に何もわからないんです」
私は必死になって訴えた。
そんな私を見て、阮小五さんも口添えをしてくれる。
阮小五「呉用先生。僕には彼女が嘘をついているようには見えません。郁里さんを、信じてあげてくれませんか?」
呉用「ならば何故牢から逃げた。しかもどうやって」
阮小五「呉用先生、それは・・・」
呉用「女に聞いている。お前には聞いていない」
阮小五「・・・・・はい」
呉用さんがピシャリと言い放って、阮小五さんが下がった。
そして、改めて私を見据える。
呉用「答えろ、女。何故・・・」
宋江「ああ、呉用・・・そこまで女性を問い詰めるものじゃないよ」
今まで黙っていた宋江さんが、静かに呉用さんを止めた。
そして、穏やかな笑みを湛えながら、私を見る。
宋江「すまないね。今、ちょっと緊急時なものだから」
阮小五「緊急時、ですか?」
私より早く阮小五さんが反応した。
宋江さんはうなずいて、話を続ける。
宋江「ああ、阮小五はまだ知らなかったね。実は、金大堅が造った偽の書状が、何者かに盗まれたんだ。あれが敵の手に渡ると・・・潜伏している仲間が、死ぬ」
(え・・・死ぬ?)
呉用「宋江さま、そこまでお話あっていいので・・・?この者は・・・」
慌てた呉用さんに、戴宗さんの声が重なった。
戴宗「いいんじゃねえの?無罪なら問題ねえだろうし、犯人なら極刑だろうしな」
呂方「死人に口なしってワケか」
郁里「・・・極刑?」
宋江「おいおい、お前たち。あまり彼女を怖がらせないようにね」
穏やかな声が、余計に恐怖を煽った。
戴宗さんの話が大袈裟ではないと、今の私ならわかる。
阮小五「呉用先生。どうしたら郁里さんの疑いを晴らすことができるのですか?」
阮小五さんの言葉に、呉用さんが私に視線を移した。
そして・・・。
呉用「女。体を改める」
どうぞ!!(≧▽≦)←ダメな大人
郁里「体・・・を?」
戴宗「おっ、軍師やるねえ!ようやく女を剥く楽しみがわかってきたかい?」
どこからか冷やかすような口笛が聞こえ、戴宗さんが笑った。
呉用「ば、ばかな事を!検査をするのは私ではない!とにかく、改める。こちらへ来い」
真っ赤になった呉用さんが、強引に私の腕を引いた。
それを慌てて阮小五さんが制する。
阮小五「待ってください。身体検査ならすでに僕が・・・」
呉用「阮小五。お前も疑われている身だと言う事を忘れるな」
阮小五「っっ!・・・・・はい」
(そうか。私を逃がしたことで、阮小五さんも疑われているんだ。私の疑いを晴らさないと、阮小五さんにも迷惑がかかる)
呉用「早く来い。いいか、お前の身体検査は、この者が行う・・・」
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ま~たヘンなところで切れちゃったwww
とりあえず今日はここまで♪