【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第二章 第十一章~第十五章 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



今年も残り二日、年末とお正月の買い物をすませて参りましたまなみんです!!



すっごい人で疲れちゃったよ・・・ε=(。・д・。)



さっ、阮小五レポでも始めましょか。


あんまりツッコミがないのは、ツッコミどころがないからですよwww




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李逵さんに睨まれて、萎縮していると・・・。



李逵「・・・・・・」


(え?笑った?そう言えば、さっきも同じようなことが・・・?)



李逵さんは一瞬だけ笑顔を見せると、また呂方さんに向き直った。



李逵「で、被害はあったのかい?」

呂方「被害?」

李逵「何か被害はあったのかって聞いてんだ。どうなんだい」

呂方「そりゃあ・・・ないけど」

李逵「だったら良いじゃねえか!」

呂方「でもっ!」

林冲「ねえキミ」

郁里「・・・あ、私ですか?」


wwwアンタ以外に誰がいるんだwww


林冲「そう、キミ。試しに聞いてみたいんだけど・・・オレたちに敵意はある?」

郁里「て、敵意?ありません。全然。全く。そもそも、ここがどこで、あなたがたが誰かもわからないのに、敵意なんて持ちようがありません」

林冲「うん。理路整然としたいい答えだね。だってさ、呂方。ちゃんと聞いた?」

呂方「・・・う?ううん・・・でも・・・んん・・・・・」

林冲「はい、決定。ひとまずみんなついておいで。いいね?」


www林冲先生www



林冲さんがようやく私から離れてくれた。

正面から見たその顔は、声のとおり優しそうだったけれど。



(私は林冲さんに・・・知らない人に、連れて行かれるのかな・・・)


林冲「どうしたの?」

郁里「あの・・・阮小五さん」

阮小五「え・・・はい」

郁里「ついてきて、もらえ・・・ないかなぁ・・・」

阮小五「・・・えっ」

郁里「・・・不安で」

阮小五「も、もちろんです・・・!」

林冲「ふーん・・・すみにおけないね、二郎」

郁里「二郎?」

阮小五「あ、その、僕のことなんですけど。って林冲さん、べ、別にそういうわけでは・・・。僕、ついていっていいでしょうか」

林冲「いいも悪いも・・・あのね二郎。キミも結局一緒に来てもらうから。逃げ出した理由とか、色々と話を聞きたいしね」

阮小五「あ・・・そうでした。では、公然とついていけます、郁里さん。行きましょう」

郁里「は、はい」


(よ、よかった・・・けど、彼も尋問される・・・ってことかな・・・)



私の心配をよそに阮小五さんは、私の隣に来ると、優しく背中を押して先を歩くように促した。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




先頭を林冲さん、その後ろに呂方さん、そして阮小五さんと私が並んで、その後ろを李逵さんが歩く。



李逵「そういやあ・・・」



後ろを歩いていた李逵さんが、いきなり私たちの前に出てきて頭を下げた。



李逵「すまねえ!さっき牢であんたにちょっかい出したのは、おいらの部下だ」

郁里「さっき牢で・・・って、あの時の・・・?」



李逵さんの言葉で思い出す。

お酒臭い息、充血した目、光る剣。

思い出しただけで、背筋が寒くなる。



阮小五「そうか、鉄牛の部下だったのか・・・」



阮小五さんの目つきが少し変わったのを見て、李逵さんが慌てた。



李逵「いや、だからホントにすまなかったって!やつらはちゃんとおいらがシメてって・・・まあ、もうおまえがやっちまったけど。とにかく、今後、あんなことのないようにする。だから、今回のことはおいらに免じて許してくれい」



李逵さんが、私に向かって更に頭を下げる。

自分が悪いわけでもないのに、部下の非を素直に詫びる。

そんな真摯な謝罪に、私は李逵さんを責める気にはなれなかった。



郁里「い、いえ、もう大丈夫です。結局、何も無かったですし、阮小五さんが助けてくれましたから」

李逵「・・・そうか!許してくれるか!いやあ!ありがてえ・・・ああ、度量の広い姉ちゃんだねえ!よし、これで一件落着!大広間へ急ぐぜい」


www自己完結www



李逵さんが腕を掲げて元気よく声を上げた。

それを見て、林冲さんがクスリと笑い、阮小五さんと呂方さんが呆れたため息をついた。

その穏やかな雰囲気に、今の自分の立場を忘れそうになる。



(そう。今の私は・・・間者の疑いをかけられ、逃亡を問われ、連行されているんだ。ここがどこで、みんなが何者で、自分がどんな状況なのか、何もわからないまま・・・)




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「こ・・・れは・・・」



促されるまま入った部屋で、私は思わず息を呑んだ。

まるでどこかのホールのように広い部屋に、ずらりと並んだ人々。

その人たちが、一斉にこちらを向いたのだ。


wwwさぞかし怖いだろうwww



郁里「・・・・・」



呆然とする私の手を、阮小五さんが握った。

その強さに、はっと我に返る。



郁里「阮・・・小五さん?」

阮小五「今からお会いする宋江さま。つまり、梁山泊の一番のお頭は、心広く、温情厚い方です。心配はいりません」

郁里「はい・・・」



阮小五さんの笑顔にうなずいたものの、知らない顔ばかりで落ち着かない。

そんな私を察してか、阮小五さんが小声で説明をしてくれた。



阮小五「前に立っているのが呉用先生。ここ、梁山泊の軍師です。宋江さまの一番の側近で、全てはあの方の命により、動いているも同然。さっき、僕たちを呼びに来たのは、騎兵軍五虎将の林冲さん。無敵の騎馬隊を率いる、立派なお方です。そして、郁里さんを最初に見つけた僕の直属の上司は・・・今はいないみたいですね。どこに行ってるのやら・・・」


www遅刻か、李俊www


???「水の親分か?どうせ女の所だろうよ」



低い声が聞こえて振り返ると、知らない人がこちらを見ていた。

嫌味ったらしい物言いと、人を馬鹿にしたような目つきに、軽く嫌悪感を覚える。


www戴宗、第一印象最悪やねwwwボロクソかいwww



阮小五「情報部の責任者、戴宗の旦那です。あの人はいつもああだから、気にしないのが精神衛生上いいですよ」


wwwこっちもボロクソwww


戴宗「ずいぶんな物言いじゃねえか。ん?チビ」

阮小五「・・・・・」

戴宗「・・・無視かよ。お前さん、そんなつまんねえ野郎だったか?」

阮小五「すみません、こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だったりするので、あんまり余裕ないんです」

戴宗「・・・肩肘張ってるから、判断が鈍るんだろ。お前さんらしくねえぜ」



その時、壇上の呉用さんが厳かに告げた。



呉用「宋江さまのお見えだ」



その一声で、大広間中に緊張が走るのがわかる。

そして、全員が壇上に注目した。



(あの人が宋江、さん?ここで一番偉い人・・・)



阮小五さんの言葉どおり、その人はとても優しそうな笑みをたたえていて、今までここで会った誰よりも、温和な雰囲気だった。



宋江「皆、こんな深夜に集まってもらってすまないね。少し呉用から話があるので、時間をもらえるかな。では呉用、頼むよ」

呉用「はっ」



宋江さんに言われて、呉用さんが前に出た。

そして、厳しい表情で私を見据えた。



呉用「原郁里、ここへ。そして、阮小五もだ」



突然名前を呼ばれ、思わず阮小五さんの顔を見た。

すると・・・。



阮小五「行きましょう」



阮小五さんは、ひと言そう言うと、私の背中をそっと押した。

こうして呉用さんによる、公開尋問が行われた。

でも、何を聞かれても、私には『わかりません』としか答えられなくて・・・。




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呉用「・・・いい加減にしてくれぬか。もう君の『わかりません』は聞き飽きた」



1:・・・・・・

2:すみません

3:本当にわからない←



郁里「本当に何もわからないんです」



私は必死になって訴えた。

そんな私を見て、阮小五さんも口添えをしてくれる。



阮小五「呉用先生。僕には彼女が嘘をついているようには見えません。郁里さんを、信じてあげてくれませんか?」

呉用「ならば何故牢から逃げた。しかもどうやって」

阮小五「呉用先生、それは・・・」

呉用「女に聞いている。お前には聞いていない」

阮小五「・・・・・はい」



呉用さんがピシャリと言い放って、阮小五さんが下がった。

そして、改めて私を見据える。



呉用「答えろ、女。何故・・・」

宋江「ああ、呉用・・・そこまで女性を問い詰めるものじゃないよ」



今まで黙っていた宋江さんが、静かに呉用さんを止めた。

そして、穏やかな笑みを湛えながら、私を見る。



宋江「すまないね。今、ちょっと緊急時なものだから」

阮小五「緊急時、ですか?」



私より早く阮小五さんが反応した。

宋江さんはうなずいて、話を続ける。



宋江「ああ、阮小五はまだ知らなかったね。実は、金大堅が造った偽の書状が、何者かに盗まれたんだ。あれが敵の手に渡ると・・・潜伏している仲間が、死ぬ」


(え・・・死ぬ?)


呉用「宋江さま、そこまでお話あっていいので・・・?この者は・・・」



慌てた呉用さんに、戴宗さんの声が重なった。



戴宗「いいんじゃねえの?無罪なら問題ねえだろうし、犯人なら極刑だろうしな」

呂方「死人に口なしってワケか」

郁里「・・・極刑?」

宋江「おいおい、お前たち。あまり彼女を怖がらせないようにね」



穏やかな声が、余計に恐怖を煽った。

戴宗さんの話が大袈裟ではないと、今の私ならわかる。



阮小五「呉用先生。どうしたら郁里さんの疑いを晴らすことができるのですか?」



阮小五さんの言葉に、呉用さんが私に視線を移した。

そして・・・。



呉用「女。体を改める」


どうぞ!!(≧▽≦)←ダメな大人


郁里「体・・・を?」

戴宗「おっ、軍師やるねえ!ようやく女を剥く楽しみがわかってきたかい?」



どこからか冷やかすような口笛が聞こえ、戴宗さんが笑った。



呉用「ば、ばかな事を!検査をするのは私ではない!とにかく、改める。こちらへ来い」



真っ赤になった呉用さんが、強引に私の腕を引いた。

それを慌てて阮小五さんが制する。



阮小五「待ってください。身体検査ならすでに僕が・・・」

呉用「阮小五。お前も疑われている身だと言う事を忘れるな」

阮小五「っっ!・・・・・はい」


(そうか。私を逃がしたことで、阮小五さんも疑われているんだ。私の疑いを晴らさないと、阮小五さんにも迷惑がかかる)


呉用「早く来い。いいか、お前の身体検査は、この者が行う・・・」




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ま~たヘンなところで切れちゃったwww



とりあえず今日はここまで♪