こんばんは!
一日が終わるの、早かったな~としみじみ思ってるまなみんです!!
明日、仕事行くのが嫌だぁ~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
・・・子供みたいは叫びは置いといて、石神さんの続編レポでっす☆
どこまでやってたかすら覚えてませんでした(爆)
では、いつもどおりのネタバレ・ツッコミでよろりん(・∀・)
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大学の門を出たところで、いきなり名前を呼ばれた。
???「藤堂亜弥子さん、ですね」
声がした方を見ると、そこには・・・。
亜弥子「あっ・・・山野さん・・・」
山野「こんにちは。いきなり訪ねてきて申し訳ありません」
そこには、石神さんの親友の山野さんが、ちょっと恥ずかしそうに立っていた。
山野「すみません。少しお時間いただいてよろしいですか?」
亜弥子「あ、はい」
私と山野さんは大学近くの喫茶店で話をすることにした。
店員「ご注文はお決まりですか?」
亜弥子「じゃあ、アールグレイをお願いします」
山野「えっと、オレは・・・じゃあ、プリン・ア・ラ・モードで」
(プリン?)
wwwwww
店員「かしこまりました」
店員さんがいってしまうと、山野さんは私のことを見てにっこりと笑った。
山野「秀樹がたまにあなたのことを話してくれるんです。まあ、ああいう奴なんで、そんなに教えてくれませんが・・・」
亜弥子「えっ・・・石神さんは、私のことをなんて言ってるんですか?」
山野「秀樹には秘密にしてくださいね。めちゃくちゃ怒るだろうから」
亜弥子「はいっ、内緒にします」
山野「・・・自分の最愛の人。表面に惑わされない、心の優しい、笑顔がカワイイ女性だって。秘密ですよ?」
そう言うと、山野さんはクスッと笑った。
その時、店員さんが紅茶とプリンアラモードを運んできてくれたけど、私の前に間違えてプリンアラモードを置いた。
A:逆です、と言う
B:店員が行ってから黙って取り替える←
C:プリンアラモードを食べる
wwwちょwwwCwww
亜弥子「・・・・・・」
私は店員さんが行ってしまってから、そっと紅茶とプリンアラモードを取り替えた。
山野さんは照れくさそうに頬をかいた。
山野「ごめんね。プリンが大好きで、条件反射でつい頼んじゃうんです」
亜弥子「私もプリンが大好きです。美味しいですよね」
山野「子供の頃、美味しいおやつと言えばプリンだったんで、いまだに大好きなんですよ。3時のおやつに手作りプリンが出ると、その日はみんなのテンションが上がったなー」
山野さんは当時を懐かしんでるような顔をした。
(石神さんがプリン好きなのも同じ理由なのかな・・・?)
山野「それで、今日は亜弥子さんに会いに来たのも、秀樹のことをお話したくて」
山野さんは、なんと切り出していいのか考えているようだった。
山野「・・・アイツ、あんまり自分の心を見せないでしょ?」
亜弥子「え!・・・確かにわかりにくいところもありますけど、最近は少しずつわかってきた気がします」
山野「ハハッ。それを聞くだけで、アイツがどれだけあなたに心を許してるのかわかるな」
亜弥子「そうですか?」
山野「うん。秀樹は人に自分の心の内側を見られないようにしてるから」
亜弥子「・・・・・・」
山野「仕事柄とか、そういうこともあるけど、アイツ、本当は怖いんだと思う」
亜弥子「怖い?」
山野「大切なものが出来て、それがある日、全部目の前から消えてしまうことが」
亜弥子「・・・・・・」
(石神さんのお父さんとお母さん・・・)
山野「だから人には深く関わろうとしないし、感情も表に出さない。それに、何かを成し遂げるためには、感情を殺さないとやっていけなかったですね。オレも秀樹も」
亜弥子「・・・・・・」
山野「日常って、失くして初めて『あれは特別な日々だったんだ』って気がつくんですよね」
山野さんがスプーンを置く。
山野「とても幸福なことだった、って」
亜弥子「そうですね・・・」
(石神さんも同じようなことを言ってたな・・・)
山野「だからって、秀樹に人を愛することを恐れる人生は送ってほしくなかった。余計なお世話だ、って言われると思うけど」
そう言うと山野さんは微笑んだ。
山野「でも、あなたがいてよかった。本当によかった」
亜弥子「山野さん・・・」
山野「あんまり説明もしないから不安になったり、心配かけることもあると思うんです。でも、アイツのこと、誤解しないでやってください。オレの取っている行動のせいで、秀樹にまで不信感が募ってるんじゃないかと心配で・・・。今日は、そのおわびに来ました。・・・やっていることの中身も話さずに信用しろ、なんて都合がいい話だとわかっています。それでも、秀樹だけは信用してやってください」
山野さんが私に深く頭を下げる。
亜弥子「や・・・山野さん、顔を上げてください!」
私は慌てて山野さんを止めた。
亜弥子「私、この間石神さんと話をしたんです。私、石神さんも、その家族の山野さんも信じるって決めてるんです。何があっても」
山野「亜弥子さん・・・ありがとう。・・・まだ、何も話せなくて、すみません」
亜弥子「石神さんも山野さんも何か事情があるんですよね。でも、その中身はいいんです。そのときが来たら、いつかみんなでその話が出来たらいいな、と思います」
山野「はい、時期が来たら必ず」
山野さんは私を真剣な目で見て頷いた。
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喫茶店を出たとき、山野さんはためらいがちに言ってきた。
山野「あの・・・この後、もう少しだけお時間はありますか?」
亜弥子「はい、大丈夫です」
山野さんは私を車に乗せると、ある場所に連れて行ってくれた。
(ここは・・・)
山野「オレと秀樹の家です」
丘の上にある小さな養護施設は、ちょうど夕飯時だった。
山野「オレ、今はここで働いてるんです」
亜弥子「そうだったんですね!」
女の子「あ、ゆう兄!おかえり!」
山野「おう、ただいまーっ!」
そう言うと、山野さんは女の子を抱き上げた。
女の子「早くしないとシチューがなくなっちゃうよ?」
山野「それは大変だ!あ、良ければ亜弥子さんもみんなと夕飯を食べませんか?」
亜弥子「えっ・・・そんないきなり来て・・・」
山野「大丈夫ですよ。それに、ここに連れてきたのはオレですから」
女の子「たくさんあるから平気だよ!おねえちゃん、一緒に食べよう?」
亜弥子「じゃあ・・・お邪魔しちゃおうかな?」
中に入るといろいろな年齢の子供たちが食器を並べたり、料理を盛り付けていた。
子供たち「いただきまーす!」
私は山野さんや子供たちと一緒に夕食を食べた。
山野「ここではみんなで野菜を育てて畑に採りに行ったりするんですよ」
亜弥子「あ、確かにこのサラダ、新鮮でおいしいですね」
二人で話しているとき、会話に男の子が加わってきた。
男の子「トマト、オレが取ってきたんだよ」
亜弥子「そうなんだ!甘くて美味しいね。どうもありがとう」
山野「オレや秀樹がいたときは、なかなか難しかったんですが、みんなでご飯を食べることを楽しんでもらおうって、今はいろいろ工夫してるんです。この野菜のクッキーもみんなで作ったんだよな?」
男の子「ゆう兄がホウレンソウとかぼちゃを混ぜたから、変な色のクッキーだけどね」
山野「それは言うなよ!」
亜弥子「・・・・・・」
(山野さん、この施設をもっとよくしようと頑張ってるんだな)
その時、私の横にいた男の子が服の袖を引っ張ってくる。
男の子「ね、おねえちゃんは、ゆう兄のカノジョ?」
亜弥子「え!?」
山野「なんだよ。この人が気になるのか?」
男の子「まぁね」
山野「残念。この人はヒデ兄のカノジョだ」
それを聞いて、子供たちが一斉に騒ぎ出した。
男の子「え・・・ええっ!」
女の子「ヒデ兄の!!」
女の子「ものずきー!」
wwwなんだとwww
男の子「バカ。大きい声で言うな」
女の子「こわくないのかな?」
(ヒ、ヒデ兄って石神さんだよね・・・石神さん、子供たちにどんな認識されてるんだろう・・・)
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夕飯を済ませた後、山野さんは私を呼んで、あるものを指差した。
それはこの施設の出身の人、全員のネームプレートだった。
私はたくさんのプレートの中から、すぐに見覚えのある名前を探し出した。
『232番 石神 秀樹』
亜弥子「・・・・・・」
私はもう色が変わってしまっているネームプレートを、そっと撫でた。
山野さんは何も言わず、私を様子を見て微笑んでいた。
(山野さん、石神さんが育ったここを私に見せようとしたんだ・・・)
みんなと一緒に後片付けをした後、山野さんは私を家まで送ってくれた。
山野「今日は遅くまでありがとうございました」
亜弥子「私こそ、たくさんごちそうになりました。ありがとうございました」
山野「・・・あの・・・聞いていらっしゃるとは思いますが、いろいろあって外交官を免職になって、良かったと思っています」
亜弥子「・・・・・・」
山野「この国のためになることをしたいと思って勉強し続けて、外交官になって・・・それも正しかったと思いますが、この生活をしないと、わからないことがたくさんありました。オレは、今のオレにできることでいろんな人の笑顔を守りたいと思います。亜弥子さん、秀樹をよろしくお願いします」
A:なにも言わない
B:石神さんのお父さんみたい
C:もちろんです←
亜弥子「もちろんです!」
山野「・・・本当にありがとう。では、おやすみなさい」
亜弥子「はい、おやすみなさい・・・今日は、本当にありがとうございました!」
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(今日は、石神さんの育った場所も見られたし、楽しかったな)
私が部屋に入ろうとしたとき、携帯が鳴った。
(メールだ。黒澤さん?)
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五話目でしたっ☆
石神さんが全く出てこないっていうねwww
ちょっとせつないお話だったので、あまり突っ込めなかった(涙)
それではまた次回に(。・ω・)ノ゙