【一〇八恋星☆水滸伝】九紋竜・史進ルート 第九章 第一話~第五話【本編】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



朝晩、すっかり涼しくなりましたね!・・・と、おばさんぽく始めてみました、まなみんです!!



てか、リアルに十分おばさんですがね!!(爆)



さて、みなさまはもう期間限定イベントは終わられましたでしょうか?


私は今日、やっと阮小五ルートをクリアして、なんとか期間内に全員クリアいたしましたv(^-^)v


回を重ねるごとに、イベントクリアがギリギリになっていくwww


次こそは失敗するかもしれない(笑)


イベレポは未来記事にしてありますので、イベント終了後から順次upする予定です♪



それでは、地味に史進ルートの更新をしてまいりたいと思いま~す




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




(誰よりも守りたい・・・)



史進くんが笑顔で言った言葉を、私はゆっくりと心の中で反芻する。



史進「どうすれば、お前を守ることができるのだろう」

郁里「・・・え、史進くんは私のこと、守ってくれたじゃない」

史進「怪我を負わせた」

郁里「ああ・・・あれは仕方がないことだから・・・」

史進「お前に、かすり傷ひとつ、つけたくない。誰にも、傷つけさせたくないんだ」


www天然であるがゆえの、どストレートな言葉www



私をずっと守ってくれてきた、強い史進くんが、それでもなお、強さを求めている・・・。



郁里「史進くんは、強くなりたいんだよね・・・?強くなって、何がしたいの?」

史進「強くなって・・・したいこと・・・?」



驚いた顔をしたあとに・・・じっと考え始めた史進くん。

でも、その答えはおそらく史進くんの中に、既にあるのかもしれない。

瞳に、迷いは感じられなかった。



郁里「やみくもに強くなりたいわけじゃない、んだよね?」

史進「俺が強くなりたいと思っている理由・・・それは・・・」



史進くんがためらいがちに言葉を続けようとしたときだった。



???「郁里ちゃーん!」


林冲~!邪魔!!!ヾ(。`Д´。)ノ



元気な声を張り上げて、林冲さんが幕舎に入ってきた。

ドアがないからノックの文化がないにしても・・・入る前に・・・せめて・・・。


www「入ってもいいかな?」くらい言えよ!てか?www



林冲「元気になった?・・・ってあれ?なんでオレはそんな冷たい目で見られてる・・・のかな?」


wwwアンタ、絶対わざとだよねwww


郁里「林冲さんの間が悪かったからです!」


ハッキリ言っちゃったよ、この子!!Σ(・ω・ノ)ノ!


林冲「ごめん、いちゃついている最中だった?」


wwwこっちもハッキリ言いすぎwww


史進「何の用だ、林冲!」

林冲「あれ、図星?」

史進「喧嘩を売りにきたのか」

郁里「そっ、それで!どうしたんですか?」

林冲「二人の・・・邪魔をしに」

史進「林冲!」

郁里「林冲さん!」



思わず、ツッコミの声が揃ってしまう。

林冲さんはにやにや笑って、私たちの反応を楽しんでいるようだった。



林冲「うんうん、仲が良いのは素晴らしいことだね。喧嘩していないようで、まずはホッとした。でもその調子だと、史進は相変わらず足踏み状態なのかな?」


www大正解www


史進「それ以上言うなら、斬る・・・」


wwwやりかねないwww


林冲「怖いなあ、同僚の弟子は。実は、安道全先生から言伝があってね」

郁里「安道全先生からですか?」

林冲「ああ、そろそろ郁里ちゃんも、本格的に体を動かしてもいいころだろう、って」



体を動かしてもいいと聞いたとたん、力がみなぎってくるような気がした。

今すぐにでも・・・ここから起き出したい!


www地獄のリハビリが待ってるよwww



郁里「本当に・・・いいんですね!?」

林冲「先生の言葉を、そのまま伝えただけだよ。だから、大丈夫なはずだね」

史進「・・・これで、鍛錬さえすれば、一緒に梁山泊に戻れるな」

郁里「うん!」

林冲「あ、それがさ・・・ちょっと言いづらいんだけど・・・実は、オレが先に連れて帰るんだ、郁里ちゃんこと」

郁里「・・・え?」



林冲さんは・・・なにを言っているの?

私を連れて帰るのが・・・林冲さんだって聞こえたけど。

私より先に自失から回復した史進くんが、少し強い声で反論した。



史進「わざわざ来てもらって悪いが、その必要はない。郁里は、俺が連れて帰る」

林冲「史進はまだこっちで任務が残っているはずだ」

史進「郁里が梁山泊に戻るのは、それからでもいいはずだ」

林冲「黒龍騎士団で移動していたら、いつ官軍に襲われるかわからない。また郁里ちゃんを危険な目に遭わせる気かい?」

史進「・・・・・・」

林冲「そうだよ、史進。オレはお前を責めているんだよ」

史進「っ!」

林冲「それにこれは・・・宋江さんの命でもある」

郁里「・・・宋江さんの、ですか・・・?」

林冲「そう。いずれ、史進も少華山に戻ることになる。郁里ちゃんひとりでも、梁山泊に慣れておかないと」

郁里「でも、それは・・・っ」



反論しようと、林冲さんの方を見た。

目が合うと、きっと私を安心させるためなのだろう、にこりと笑った。

でも、目は笑っていなかった。


www怖そうwww


その目は、私に何か言おうとしているようで・・・。



郁里「・・・わかりました」

史進「郁里!?」

郁里「史進くん、私、林冲さんの言うとおりにしようと思うの。一足先に、戻ってることにするね」

史進「・・・俺が世話役では不服というのか?」

郁里「そういうことでは・・・」


wwwめんどくさい男だな~www


史進「・・・勝手にしろ」



私の言葉を、史進くんは最後まで聞いてはくれなかった。

表情なくすっと立ち上がると、そのまま幕舎から出て行く。

あとには、私と林冲さんが残った。

しばしの沈黙・・・その後、林冲さんが口を開いた。



林冲「ごめんね、郁里ちゃん。なんだか無理強いしちゃったみたいで」

郁里「いえ、宋江さんの命なら、仕方がありませんから。でも、どうして急に・・・?」

林冲「史進は今、迷走している。そして、君のことしか見えなくなってしまっている」

郁里「そ、そんなことは・・・」

林冲「気づいていないとは言わせないよ?」



思わず、顔が熱くなる。

林冲さんの言うとおり・・・図星だったから。



(史進くんが私に好意を持っていてくれるのはわかる・・・)



ただ、史進くん自身が、自分の感情の正体に気が付いていない。

だからただまっすぐに・・・私に気持ちをぶつけてくる。



林冲「史進は、強い男だ。でも、何のために強くなるのかは、心にとどめてもらいたいからね。協力してくれるかい、郁里ちゃん」



史進くんが今よりも強くなるために・・・私は少し、史進くんから離れたほうがいい。

そう、史進くんをよく知る仲間たちが判断したのなら・・・。

林冲さんの言葉に、私は頷いた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




林冲「そろそろ行くよ、郁里ちゃん」

郁里「・・・はい。じゃあ、呉用さん、史進くん」

呉用「ああ、気をつけて」

史進「・・・・・・」



むすっとして、私を目線を合わせてくれない史進くん。


wwwコドモかwww


私が出発することになった朝、史進くんは誰の目から見ても明らかに、不機嫌だった。



林冲「・・・子どもだな、史進」

史進「そっ、そんなことはない!世話役として、郁里に申し伝える注意を考えていただけだ!」


wwwwww



どもりながらそう言うと、史進くんはようやく私の目を見た。

私もその目を見つめ返す。

これからしばらく会えなくなる・・・その実感は、まだなかった。



史進「くれぐれも気をつけろ。無茶はするな。珍しい花があったからといって触るな。勝手に変なものは食うなよ。知らないやつには絶対近づくな。倒れている奴がいたときは、ちゃんと官軍の人間じゃないかどうか確認しろ。それから・・・」

郁里「わ、わかった!わかったから、史進くん!」

史進「なんだ、まだ話の途中だぞ」

郁里「要するに、気をつけろ、ってことでしょう?」


www要約しすぎwww


史進「・・・分かっているならいい」



機嫌は相変わらず悪そうだったけれど、言いたいことを言ってスッキリしたのか、史進くんはふうっと息を吐いた。



史進「頼んだぞ、林冲」

林冲「うん、わかってる」

史進「いくら馬に乗っているからって、くっつきすぎるなよ」

林冲「それも分かってるって。“みんなの”郁里ちゃんだからね」


ぎゃはははは!о(ж>▽<)y ☆


史進「・・・・・・」



みんなの、を強調した林冲さん。

まるで史進くんに言い聞かせるかのような口調だ。



(林冲さんってば、わかっててこんなこと言ってるんだ・・・)


林冲「それじゃあ、また近いうちに、梁山泊で!」

史進「ああ」



林冲さんが、馬の腹を蹴る。

勢いよく、馬が走り出した。

私が軽く手を振ると、史進くんはこくりとひとつうなずいた。



林冲「あんまり、史進に声をかけていなかったけど、いいの?」

郁里「たくさん話すと、別れがたくなってしまうので・・・」

林冲「本当に郁里ちゃんは史進のことが好きなんだね」

郁里「・・・・・・」



心の中でつぶやきそうになりながらも、今まで一度もはっきりと自覚したことがなかった思い。



(私・・・史進くんのことが、好きだ・・・)


wwwいwwまwwさwwらwww




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【呉用から見た景色】




呉用「行ったようだな」

史進「・・・・・・」

呉用「どこへ行く、史進」

史進「早くここでの任務を片付けて、梁山泊に戻ります」



常に任務に忠実で、慎重でもある史進が、これほどまでに焦る様子を見せるのは・・・初めてだ。

本人は、焦りを隠し通せていると思っているようだが・・・。



呉用「郁里が来てから、離れるのは初めてだな」

史進「それが、何か」

呉用「事実を言っただけだ」



厳かにそう言ったつもりだが、頬に浮かぶ笑みは隠し切れず・・・。

史進は怪訝な顔つきをした。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




李俊「よお、お嬢ちゃんのご帰還かい!」


wwwすっごい久しぶりwww



林冲さんと一緒に梁山泊に戻ってきた翌日・・・。

私が自室で布団にもぐろうとしていると、李俊さんがやってきた。



郁里「あ、李俊さん。お久しぶりです」


wwwほんとだよwww


李俊「お嬢ちゃんはここに来てすぐ戦に出たからな。どうだった、初めての戦は」

郁里「・・・・・・」

李俊「俺と会えなくて、寂しかっただろう」

郁里「は、はは・・・。一番実感したのは・・・死って、すぐそばにあるんだな、ってことでした」

李俊「・・・・・・」



事実、私も生死の境をさまよった。

生きているほうが、きっと奇跡的なことなのだろう。

私は無意識に、わき腹のあたりをさすっていた。



(本当に怖かった・・・)


李俊「無事に戻ってこられただけ、まずは感謝ってところか」

郁里「はい。今日一日は休んでいるように言われてしまったんですけど・・・」

李俊「相当の大けがだったって聞いたぜ。仕方ねぇだろうが」

郁里「駄目ですね、こんなに弱くては・・・」



お前は弱い、だが強い・・・。

史進くんの言葉を、私はふと思い出した。



李俊「いいんだよ、女っていうのは、守られるモンなんだ。扈三娘みたいにあんまり強すぎても、男も困っちまうぜ」

郁里「・・・そういう問題ですか?」



あまりにも軽い調子で言う李俊さんに、私は少し意地悪な問いかけをした。

それなのに・・・。



李俊「そういう問題だよ。女ってのは、男の腕の中で、もたれかかってりゃいいもんなんだ」



急に、李俊さんが真面目な顔になった。



郁里「え・・・李俊さんっ?」



李俊さんが、すっと距離を縮めてくる・・・。

そこで、私ははっとした。



(私、今、布団の上・・・この状況は、ひょっとしなくても・・・まずい!)


郁里「な、なにをしようとしているんですか?」

李俊「お嬢ちゃんの帰還祝いに、ゆっくり話をするのもいいかな、と思ってな」

郁里「わ、私は早く寝ないと・・・」

李俊「おう、なら俺が子守唄を歌ってやろうか。こう見えて、結構、うまいんだぜ・・・」


www結構です(・∀・)www



李俊さんが私の布団に腰掛けた。

吐息がかかるほどの距離に、李俊さんの顔がある。



李俊「ねんねの歳でもねえだろう・・・わかるよな・・・」


(ど・・・どうしよう!)


李俊「お互い知らないモン同士なんだ。・・・より深く知るために一晩枕を共にするくらい・・・人生の中じゃあ、短いひと時だと思わないか・・・?」



李俊さんの唇がゆっくり近づく。

いつの間にか、私の手首は李俊さんの手によって固定されていた。



郁里「だ、駄目・・・!」



もう・・・逃げられない!

私はきつく目を閉じた。

・・・その時。



???「郁里っ!!」



私の名を呼ぶ、大きな声が空気を震わせた。

それから、騒々しい足音が響く。



(えっ・・・あの、声は・・・?)


wwwお早いお帰りでwww


李俊「ちっ、勘のいい野郎だ・・・」



太い声に、大きな足音。

どう考えても、ただごとではない・・・でも、何故かほっとする。



史進「郁里!」



声の主は、やっぱり史進くんだった。

大股で、私のところまで歩いてくる。



郁里「史進くん!?どうしてここに・・・」

史進「戦地での処理が終わったから馬を飛ばして帰って来た」

郁里「私と林冲さんが帰ってきてからすぐに出たってこと!?」

史進「お前はけが人だからな。林冲が比較的ゆっくり馬を走らせたんだろう。だから、結局、あまり差がつかなかったんだ」



私は、道中のことを思い出す。

確かに林冲さんはゆっくり馬を走らせ、頻繁に休憩してくれていた。



史進「・・・それより、李俊殿!」

李俊「・・・・・んあ?」

史進「いま、郁里に何を・・・」

李俊「別になにも?ただ単に・・・大人同士の語らいをしていただけよ・・・なあ、お嬢ちゃん」



1:はい、何も・・・

2:未遂ですね←

3:一応は・・・



郁里「未遂ですね」

史進「李俊殿!」

李俊「なんでお前が怒るんだよ・・・史進に何かしたわけじゃねえだろうが・・・?」

史進「・・・っ。わかった・・・もういい」



頭をぐしゃりと乱暴にかきむしり、低い声でそう言った史進くんは、入ってきたときよりも早い足取りで、部屋から出て行く。

私は布団から飛び出して、史進くんの後を追った。



李俊「やれやれ・・・騒がしい夜だ」


www原因が言うかwww




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「史進くん!」

史進「・・・・・・」

郁里「怒ってるの?」

史進「別に怒ってなどいない」

郁里「うそ。じゃあ、どうしてこっちを見てくれないの?」

史進「俺は・・・自分で自分のことがわからないのだ」



ふいに見えた史進くんの横顔。

その横顔は、今までにみたことがない、厳しい表情だった。

何かを振り切るように、史進くんが歩き出す。

私はすぐにその後を追った。



郁里「史進くん、ねえってば・・・!」

史進「ついてくるな!」



はっきりとした拒否の言葉に、私の足は凍りついた・・・。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




悩める青年、史進www


梁山泊は、史進の保護者がいっぱいだね(笑)




てことで、本日の私的名ゼリフ~




「それ以上言うなら、斬る・・・」 by 史進




槍使いのくせに、刺すんじゃなくて斬るところがポイントwww




以上!!