こんにちは!
乗ってるクルマの車検が近づいて、ちょっとうんざりしているまなみんです!!
ほんと、クルマって金食い虫だよね~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
それでは、もうすでに忘れかかっている史進レポ、続きをやりまっす!!
イベントは・・・林冲というより、戴宗に大苦戦中ですwww
選択肢を二回も間違えるとかwww
あと、メモが間違えてて阮小五ルートやり直しとか(爆)
気を取り直して、ネタバレ・ツッコミでがんばります←意味不
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
【史進から見た景色】
史進「郁里っ!郁里っっ!!」
俺の郁里を呼ぶ声が、戦場に響き渡る。
郁里のわき腹には、短刀が深く突き刺さっていた。
高廉「ふふっ・・・命拾いしたな、九紋竜・・・」
絶命したと思っていた高廉が、わずかに体を起こし、笑っていた。
それは、相手をあざ笑うようでも、自嘲の笑いのようでもある。
郁里の体に刺さっている短剣は、高廉が投げたものだった。
史進「きっ、貴様ァァァッ・・・!!!」
俺は渾身の力を込めて、高廉に槍を突き刺した。
乙ゲーなんで、その辺のリアルな描写は結構です。(´д`lll)
高廉の目から、完全に光が失われる。
今度こそ、高廉は完全に絶命した。
林冲「史進っ!」
俺の声を聞きつけたのか、林冲が駆けつけてきた。
史進「林冲!郁里が、郁里が・・・っ!」
林冲「しっかりしろ、史進!」
林冲が俺の頬を叩いた。
じんわりとした痛みが走り、俺の意識は戦場に引き戻された。
林冲「お前が取り乱してどうするんだ。今、お前がすべきことはなんだ?」
史進「俺がすべきこと・・・郁里を連れて帰ることだ」
林冲「そうだ・・・急げっ!」
史進「ああ、わかった!!」
俺はしっかりと郁里を抱きしめ、馬の腹を蹴った。
俺の焦りと願いを手綱から感じ取ってくれたのか、俺の愛馬は全力で戦場を駆けていく。
史進「郁里っ、死ぬな・・・・・っっ!」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【郁里から見た景色】
郁里「・・・ここは・・・?」
目を覚ましたはずなのに、そこは真っ暗な闇だった。
果たして、目を開いているのか閉じているのか・・・それすらもわからない。
目を凝らすと、ぼんやりと、史進くんの姿が見えた。
郁里「史進くんが・・・誰かの手を握って・・・え・・・」
その時、自分の手に伝わる温かい感触に気が付いた。
郁里「史進くんが握っている手は、私の手・・・?どうして・・・」
www臨死体験www
混乱する頭の中をゆっくりと整理していく。
郁里「そうだ、私、戦いの最中だったはず・・・帰ろうとしたとき・・・そう、刺されたんだ。でも、この状況って・・・」
wwwだから、臨死体験www
そこまで考えて、私はぞっとした。
死んだらどうなるか、これまで生きてきた私は当然知らなかった。
これが、“死”の始まりではないという確信は、ない。
郁里「私・・・死んだの・・・?」
史進「・・・・・・」
史進くんが何か言っているのがわかった。
必死に、声を聞き取ろうと耳を傾ける。
史進「郁里・・・死ぬな・・・」
死ぬな・・・。
史進くんは、私に生きろと願ってくれている。
史進「俺は、まだ何もお前に伝えていない・・・」
その史進くんの声は、とても悲しげで、私はきゅっと胸が締め付けられた。
郁里「私・・・まだ、死ねない・・・」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【史進から見た景色】
史進「先生!安道全先生!」
医療所となっている幕舎に、俺の声が響き渡る。
けが人でごった返す医療所をかき分けながら、俺は安道全先生の姿を探していた。
史進「先生!」
安道全「なんだ、うるさいぞ、史進!こっちは忙しいんだ!」
史進「安道全先生!郁里を・・・郁里を助けてくれ!」
安道全「・・・お前は、黒龍騎士団の頭だろう。今、どういう状況かわからんのか」
改めて、辺りをぐるりと見回してみる。
怪我をして横たわっているものが多い。
動いている者はみな治療に当たっているようだ。
史進「分かっている・・・しかし、俺は今、こいつを失うわけにはいかないんだ!」
う~ん・・・あんまこういう史進、見たくないわ・・・
安道全「・・・死ぬのは弱いからだ」
史進「え・・・」
聞き覚えが・・・言い覚えがある言葉に、俺は言葉を詰まらせた。
安道全「お前は普段、部下たちにそう言っているのではないか?」
史進「・・・・・・そうだと、思っていた。怪我をしない、死なない者が強いと思っていた。そう思い込もうとしていたし、俺もそれを目指した。しかし、“強さ”とはそういうことではないんだ!それを、こいつが教えてくれた」
安道全「・・・・・・」
気が付くと、俺は叫び声をあげていた。
自分の意思に反して、目頭が熱くなる。
だが、今は自分がどんな顔をしているか、気にしている余裕はない。
史進「頼む・・・安道全先生。俺は、こいつに、礼もまだ言ってないのに・・・っ!」
安道全先生が、大きなため息をついたのが聞こえた。
安道全「・・・今回だけだぞ、特別扱いは」
史進「先生・・・・・!」
安道全「せめて、手伝え。ほかの者たちも手一杯だ」
史進「あ・・・ああっ!」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【郁里から見た景色】
???「・・・郁里・・・」
(誰かに呼ばれてる・・・?)
???「郁里・・・話したいことがあるんだ・・・」
(この声は・・・そうだ・・・私の好きな人の・・・)
ゆっくりと目を開けた。
まず、目に飛び込んできたのは、幕舎の天井。
それから・・・。
史進「郁里!」
郁里「史進くん・・・」
史進くんが泣き笑いのような表情で私を覗き込んでいた。
史進「よかった、郁里・・・!」
そう言うと、史進くんはしっかりと私の体を抱きしめた。
息が止まりそうなほどに。
郁里「史進くん・・・」
史進「なんだ!?」
郁里「あの・・・そんなに強く抱きしめられると・・・痛い・・・」
史進「あっ!わ、悪い・・・」
www展開がベタすぎるwww
史進くんは焦って身を離すと、壊れ物を扱うかのようにそっと私の体を横たえてくれた。
郁里「私・・・どうして・・・」
自分が怪我をしたのは分かっていた。
でも、いったいどうしてそうなったのか、全くわからなかった。
史進「高廉が、短剣を投げた・・・俺を狙って。でも、それが郁里に当たって・・・すまない、俺のせいで・・・」
苦しげにつぶやく史進くん。
そんな史進くんに向かって、私は小さく首を横に振った。
郁里「・・・よかった。当たったのが私で」
史進「え・・・?」
郁里「だって、それで史進くんが助かったんでしょう?黒龍騎士団の頭が、怪我を負ったりしたら大変・・・」
史進「・・・お前・・・・・っ!」
グッと私の手を史進くんが握りしめる。
(ああ・・・ずっと私の手を握ってくれていたのは、史進くんだったんだ・・・)
郁里「ありがとう、史進くん。ずっとついていてくれて・・・」
史進「・・・・・・」
史進くんが恥ずかしげに目を伏せた。
だけど、その手は離さずに今も握ってくれている。
史進「郁里・・・」
史進くんが何か言おうと口を開きかけたときだった。
???「ンンッ!ンッ!!」
わざとらしい咳払いが聞こえた。
わずかに視線をずらすと・・・。
郁里「安道全先生・・・?」
安道全「目覚めたようだな」
史進くんのすぐ後ろに、安道全先生が立っていた。
呆れた顔をして、史進くんの隣に座る。
郁里「はい・・・先生が治療を?」
www他に誰がいるのかwww
安道全「ああ。史進がとんでもない形相で、先に手当てをしてくれと言うもんだから、特別に優先してやった」
激しい戦いの後だ。
きっと、私のほかにも大勢のけが人がいたはずなのに・・・。
郁里「先生、ありがとうございます・・・」
安道全「この礼は・・・」
郁里「今度、お仕事お手伝いさせてください」
安道全「ふむ・・・まあ、それでもいいだろう」
頷いてから、安道全先生は私と史進くんの顔を見比べた。
安道全「治らない、と思ってたんだがなあ・・・」
史進「治らないって・・・」
安道全先生の言葉に、史進くんが目を見開いた。
史進「郁里のこの傷が、治らないと言うのか!?」
安道全「ええい、落ち着け!その話ではない!馬鹿ものが」
wwwほんと、うっとおしいよね、今回の史進www
うろたえる史進くんを、安道全先生は大きな声を出してたしなめた。
史進「では・・・何の話です」
安道全「お前のことよ、史進」
史進「俺はどこも怪我などしていませんが・・・」
安道全「体の話ではない、心の問題だ」
安道全先生が、史進くんの胸のあたりを突いた。
史進「心・・・?」
安道全「お前は、ずっと何かにとらわれていた。晁蓋殿が亡くなられてから、ずっとな」
史進「・・・・・」
安道全先生が言わんとしていることが、私にはなんとなくわかった。
強さへのこだわり、仲間への態度、奇妙な焦り・・・。
これまでの史進くんを顧みて、何かにとらわれている・・・私もそう感じたことがあった。
そしてそれは史進くん自身にも覚えがあることだったのだろう。
黙って、安道全先生の言葉にじっと耳を傾けている。
安道全「とらわれすぎて、心が風邪を引いてしまっていた。放っておけば治るかと思っていたが、長引くばかり。どうなるかと思っていたが・・・」
安道全先生が私を見て、わずかに笑みを浮かべた。
安道全「史進の心を完治させるのは、お前さんかもしれんな」
郁里「えっ?」
史進「先生、それはどういう・・・」
私たちの質問には答えず、安道全先生は忙しい忙しいと呟きながら、去っていった。
史進「郁里、お前・・・医者だったのか?」
wwwんなわけあるかいwww
郁里「まさか!それにしても・・・先生、どういう意味で言ったんだろう・・・」
史進「さあ・・・」
安道全先生の言葉の意味を考えながら、私たちは顔を見合わせて首をかしげた。
史進「ああ、そうだ。そういえば、安道全先生に頼まれていたことがあったんだ」
郁里「え、なに?」
史進「その傷はなかなか深いものだ。すぐには今までどおりの生活を送ることはできない」
確かに、怪我をしたのはわき腹だというのに、足にも力が入らない。
痛みが和らいだとしても、普通に歩く自信がなかった。
史進「もう少し、体力が回復したら、通常の生活に適した状態に戻すための訓練を行う」
wwwようするに、リハビリやねwww
私は、元いた世界のことを思い出した。
郁里「・・・リハビリをするのね」
史進「りは・・・お前のいたところではそう言うのか?」
郁里「あ、うん・・・」
史進「それを俺が行う」
郁里「へえ・・・って史進くんが!?」
史進「ああ。しっかり鍛えてやるから、覚悟しろ」
wwwまさに「訓練」www
(リハビリじゃなくて、修行になるよ、これ・・・!)
私の心には一抹の不安がよぎった。
私、ますます重傷になったりしない・・・よね。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
私の傷はそうそう早くは完治しなかった。
リハビリは、傷が癒えてから行うもの。
しばらくは、幕舎で一人、ぼんやりとする時間が多かった。
唯一の楽しみといえば・・・。
史進「郁里、調子はどうだ?」
郁里「史進くん!うん、だいぶいいと思う。そろそろ、動けるようになりそう」
史進「そうか」
史進くんが毎日、こうしてお見舞いにきてくれるのが待ち遠しかった。
時には朝と晩、二度来てくれるのが、本当にうれしい。
郁里「史進くんは今日も調練?」
史進「ああ」
高廉軍に勝って、今は事後処理、というものをしている最中らしかった。
今、野営地に残っているのは、呉用さんのほか、黒龍騎士団だけらしい。
史進「とりあえずは、俺たちも一度は梁山泊に戻る予定だ。そこで、りはびり、とやらをやる」
郁里「うん、わかった」
ふと、そこで会話が途切れた。
史進くんはじっと下を向いて、考えている様子だ。
(史進くん・・・?何か言いたげな感じ・・・?)
史進「郁里。強いとは・・・どういうことを言うんだと思う?」
wwwまたソレかwww
唐突に、私にそう問いかける史進くん。
だけどその質問は、史進くんがずっと思い悩んできたものだ。
私は・・・なんて言ってあげればいいのだろう。
1:心も体も強い人
2:心も強い人←
3:難しい
郁里「心も強い人・・・かな?」
史進「体は弱くてもいいのか?」
郁里「心が強い人は、ぎりぎりのところで、生き残る気がする」
史進「ずいぶんと漠然としているな・・・」
www質問自体が漠然としているからね!www
史進くんは、私の手をそっと握って・・・何かを探すように、私の瞳を覗きこんだ。
史進「お前は強くない。しかし、強い」
郁里「え、どっち?」
史進「わからないんだ。お前は弱くて強い」
弱い、でも強い。
真逆のことを並べているというのに、何故か違和感は少なかった。
史進「そして・・・そんな弱くて強いお前を・・・守りたい。そう思うんだ」
そう言って、史進くんは笑った。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
短剣を投げて人間の体に刺さるようにするには、一体どれくらいの力でどれくらいの角度でどれくらいのスピードが必要なんだろうか・・・と、物理的な疑問を持ってしまったのは秘密www
わかったところで、理解は出来ないだろうから(爆)
だって私、文系の人だから~
てことで、本日の私的名ゼリフ~
「郁里、お前・・・医者だったのか?」 by 史進
やっぱり天然なアナタが一番イイと思いますwww
以上!!