【一〇八恋星☆水滸伝】九紋竜・史進ルート 第七章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



子供とボール遊びをしたものの、熱中しすぎて肩を痛めてしまったまなみんです!!



野球選手かっつーのwww



さて、本日も史進レポです(笑)


毎日更新しているわけではないので、自分でも時々どんな話だったか忘れてしまっています(爆)




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




史進くんは、わずかに頬を赤らめながら、空を見上げた。



史進「おかしいよな・・・。戦いの場に女を連れていくなど・・・俺の生き方とも思えん」

郁里「・・・・・」

史進「どうだ?」

郁里「えっ、なにが?」

史進「今の話、聞き流してくれたか?」


wwwそういうことは、確認するものではありませんwww


郁里「あ、うん・・・今、聞き流した」

史進「そうか・・・すまん」


(なんて・・・無理にきまってるでしょ!)


史進「・・・そろそろ、戻る。つき合わせて悪かった」



史進くんは、まっすぐ軍営のほうへと戻っていく。

立ち去る史進くんの後ろ姿を見ながら、私は一人、先ほどの言葉の意味に思いを馳せるのだった。





*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:






それからも、高廉軍との戦いは続いた。

負けはしない・・・でも、勝つこともできない・・・。

梁山泊軍は、そんな戦いをずっと繰り返していた。

特に史進くんは調子が悪そうで・・・。



兵士「頭!これ以上、ここに留まるのは危険です!」

史進「・・・そうだな・・・・・速やかに撤退!」



いつまでたっても成果を出すことが出来なかった。

自信を失いかけた史進くんを見るのは、私も辛い。

今日も史進くんの隊は、ボロボロになって帰って来た。



史進「ふがいないな・・・また部下を失った」
郁里「そんなこと・・・・・あれ?」



落ち込んだ史進くんを慰めようとした私は、あることに気が付いた。



郁里「・・・ねえ史進くん。ちょっと気づいたんだけど・・・」

兵士「報告!軍議が開かれます。史進殿も宋江様の幕舎へお越しください」

史進「・・・わかった。郁里・・・いや原、話は後だ」

郁里「・・・はい」



戦いのあとに行われる軍議。

そこでは、いつもよりも重々しいトーンで呉用さんが話をしていた。



呉用「戦果がおもわしくない。これほどまでに苦戦する理由は、ただ一つだ。史進」



呉用さんの鋭い視線が史進くんに飛ぶ。



呉用「動きが鈍い。連携が遅い。士気が低い。この連戦の中、裏をかかれっぱなしではないか・・・黒龍騎士団として恥ずかしくないのか!」


wwwボロクソかいwww


史進「・・・申し訳ありません」



呉用さんの言葉に、場に張り詰めた空気が漂う。



呉用「お前の長所はなんだ」

史進「・・・・・」

呉用「わからぬから勝てぬのだ。私の言葉に支配される前に、自ら答えを導き出せ。できないのならば・・・お前の使い方を変える」

史進「・・・はい」



呉用さんの最後通牒とも思える言葉に・・・表面上は顔色を変えることなく頷く史進くん。

でも、私は呉用さんの言葉に疑問を感じていた。


何様?( ̄∩ ̄#ピキ



(・・・確かに、史進くんは調子がいまひとつ良くないように見える・・・でも、感情的にも、論理的にも・・・納得・・・いかない・・・どうしよう・・・史進くんに相談する前に・・・言ってしまっていいのかな・・・)


論理的?単なる感情論でしょ(-""-;)


呉用「では、会議はこれで・・・」

郁里「・・・待ってください」

呉用「なんだ」

郁里「どうして、史進さんは責められているんでしょうか」

史進「おい、原・・・」



史進くんが間に割って入ろうとしたけれど、私は止めるつもりはなかった。



呉用「・・・結果を出せていないからだ」

郁里「そうでしょうか」

呉用「・・・女、何が言いたい」


wwwまだ「女」呼ばわりwww



呉用さんは、鋭い目で私を見据えた。



(うっ・・・おっかないけど・・・こんなお客、仕事してたときはどこにでもいたし。こういうときこそ、冷静に・・・)


余計な口を挟んだ時点で、冷静ではないわっ(  ̄っ ̄)


郁里「史進さんは、陳達さん、朱武さんを怪我で欠いているのに、任された仕事の負担は、その前と変わらないはずです」

呉用「その通りだ。それが黒龍騎士団の責務だからだ」

郁里「ならお聞きしますが・・・以前に増して損害は増えましたか?」

呉用「見てのとおりではないか。史進の軍の損害は過去にないほど日々増大している」

郁里「私が言っているのは、その他の隊の損害です」

呉用「・・・なに」

史進「・・・・・」

郁里「李逵さんがいません。戴宗さんもいません。そんな中、他の隊の損害は、以前と変わらないはずです」

呉用「・・・・・」

宋江「・・・ほう」

郁里「つまり、史進さんの隊が、みんなの怪我を減らしてるんです。それを評価しないで、一方的に責めるのは、間違いだと思います!呉用さんは結果しか見てない!史進さんの頑張りは、私にもわかるくらいです!効率じゃなくて、もっと彼を見て!数でじゃなくて、もっと人を見て!あなたは、何も見てない!」


www正気かこの子www


史進「原!でしゃばるな!」


遅いよ~あなたが甘やかすからいい気になっちゃってるじゃない~



史進くんの大きな声が響いた。

それでも、私は言葉を止めることができなかった・・・。

それだけではない、止めようとも思わなかった。



郁里「史進くんは将の器だよ!自信をなくす必要なんてないんだよ!あなたのおかげで、みんなが助かってる!史進隊が犠牲になって、みんなを助けてる!犠牲が多いのは、史進くん!あなたのせいじゃないよ!」


wwwこの子の言い分だと、史進の隊以外はみんな腰抜けってことになるねwww



私が言いたかったことを一気にまくしたてると・・・幕舎内は水を打ったように静まり返った。

一番唖然としているのは、史進くんで・・・呉用さんはなぜか、微笑を携えていた。



宋江「・・・郁里さんは、ずいぶんと史進と仲良くなっているようだね?」

郁里「え・・・」

宋江「今、史進くん、と。前は確か・・・史進さん、と敬語を使っていた気がするんだが・・・」


(いっ・・・けない!)



カァッと頬が熱くなる。



林冲「そうか・・・そうかそうか・・・・・!最近、二人でいるところを見かけていたけれど、そうか、ずいぶんと・・・仲良ぉぉぉく、なっていたんだねぇ」



林冲さんが満面の笑みでうなずく。

それにつられるように、会議場はにわかにざわつき始めた。

しかし、その空気をもう一度ひきしめたのは・・・。



呉用「女」


(・・・っ!)


呉用「今はお前が口を出すべきところではない」

郁里「でも・・・」

呉用「おまけに、今の発言は、史進に肩入れしたものであり、冷静で公平は目のものとは言い難い」

郁里「・・・・・」



ビシッと呉用さんに言い切られた私は、それ以上のことは言えなくなってしまう。


wwwアナタの負け~www



呉用「出て行け」

郁里「・・・・・!」

呉用「史進もだ」

史進「・・・はい。・・・原、行くぞ」



グッと史進くんに腕を引っ張られ、その場を後にした。



郁里「ごめんなさい、史進くん、私・・・」

史進「・・・・・来い」



横顔が、怒っているような気がして、私はついていくのが少し怖かった・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【呉用から見た景色】




呉用「・・・ふふふ」


(面白い・・・あの女・・・)



あれほど強く意見を主張した女・・・。



(確か、原郁里と言ったか)


宋江「呉用・・・」



全員いなくなったと思っていたが、宋江様は戻ってこられたらしい。



宋江「機嫌がよさそうだね」



そういう宋江様も、機嫌が良さそうに見える。



呉用「・・・わかりますか」

宋江「うん。ここ最近で、一番楽しそうだ」

呉用「・・・あの女・・・郁里は史進に良い影響を与えそうですね」

宋江「ふふふ、やはりその話か。史進は強いが、あのままでは、頭打ちだろう。本人は気づいていない様子だが、我々も頭の痛い課題だったからね。これは、いい傾向だ」

呉用「史進を縛っていた呪い・・・郁里が、解いてくれるかもしれません」

宋江「晁蓋殿の死に関しては、それぞれ思うところがあるだろう。私にしろ、君にしろ」

呉用「・・・・・」

宋江「彼女が現れたことで、何かが変わりそうだね・・・」

呉用「過大評価は、禁物です」

宋江「そのわりには・・・呉用もお気に入りのようじゃないか」

呉用「・・・わかりますか」

宋江「横恋慕は・・・ダメだよ」

呉用「・・・ええ、女はよくわかりませんので」

宋江「おや、史進も以前、同じことを言っていたが・・・出し抜かれたね」

呉用「わ・・・私のことは良いのです」



宋江様は、慌てる私を見ながら、いたずらっぽい笑みを浮かべるのだった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【郁里から見た景色】




幕舎をあとにして・・・私は史進くんに手を引かれて、いつか二人で夜遅くまで話し合った場所に来ていた。



(ここに来るまで、史進くん、一言も話してくれない・・・やっぱり怒ってるのかな・・・)



やがて立ち止まった史進くんの後ろ姿をじっと見つめる。



史進「・・・・・」

郁里「あの、史進く・・・っ」

史進「この・・・馬鹿が!」

郁里「・・・っ!」


wwwもっと言ってやってwww



突然、頭ごなしに怒鳴られた私は、言葉を失う。



史進「あれほど注意していたのに・・・みなの前では、敬語を使え、と」

郁里「え・・・そっち?」


wwwそっちかいwww


史進「は?」

郁里「私はてっきり、余計な口を挟んで、会議を中断させてしまったことを怒っているのかと・・・」



そう言うと、史進くんはかぁっと顔を赤くした。



史進「そ・・・それは!このあと、怒ろうと思っていたんだ・・・っ!」



そう反論はしたものの、先ほどの勢いはない。


wwwダメだこりゃwww←長さん(若い人にはワカラナイ)



郁里「私の発言・・・怒って・・・ないの?」

史進「呉用殿に対して無礼な発言はともかく・・・あの件に関しては、さまざまな意見があるはずだ」



真剣な表情で、史進くんは淡々と語り出す。



史進「郁里が発言してくれたことも、一方の事実だろう。きっと、その他の隊の犠牲を抑える役には立っているはずだ。俺だけでなく、怪我をした部下も・・・死んだ部下も、郁里の言葉で救われたような気がする」

郁里「それなら・・・!」

史進「しかし、それは俺の役目として当然のことなのだ、郁里。先陣を駆け抜け、後続の軍がそれに続いている形である以上、俺の隊は・・・俺は常に全軍の犠牲として存在するべきなのだ」

郁里「・・・・・」


(史進くんがそういうのなら・・・私はこれ以上、何も言えない・・・)


郁里「余計なこと・・・だったのかな・・・ごめんなさい」

史進「・・・いや」



史進くんは小さく首を横に振ると、少し目線を外しながら、顔を赤らめた。



史進「・・・ありがとう」

郁里「・・・?」

史進「かばってくれたことに、ではない。俺、という人間を、評価してくれたことに、だ」

郁里「・・・・・」

史進「郁里。お前のおかげで、俺は見失いかけた志を思い出した気がする・・・その・・・“将の器だ”と・・・」

郁里「うん・・・そっか・・・よかった!」

史進「・・・・・にしても、呉用殿があのように話しているときに、割って入れる者はなかなかいないぞ」

郁里「だって・・・あれは一面的な言い方だもん・・・」

史進「・・・なかなか、できるものではない。信頼してくれている人間が、己の背に立っているとは・・・こうも嬉しいものなのだな・・・」

郁里「史進くん・・・」

史進「郁里、お前のおかげで初めてそう思った。感謝する。ずっと・・・そばにいてくれ」



照れてしまっていることを悟られないように、わずかに目線を外す。

でも、せっかくの甘い言葉に照れながら幸せに浸っている私をよそに、史進くんは急に渋い表情を見せた。



史進「しかし・・・今の状況は、確かにまずい。このまま負けが続くようでは、本当に黒龍騎士団の名がすたる。何か、やりようがあるはずなのに・・・」



唇をかみして、史進くんは考えるような表情を見せる。

それからハッとしたように私を見た。



史進「もしかして・・・お前が・・・郁里が、そばにいないから・・・か?」


www天然爆弾投下www


郁里「・・・っ!」



史進くんの言葉に、心臓が早鐘を打つ。

その史進くんは、私の胸元を指差した。



史進「・・・この連星が光ってからだろうか・・・とにかく、お前がそばにいるのといないのとでは、全く違うんだ」



真剣な瞳で言う史進くん。



史進「だが・・・お前を戦場に出すわけにもいかない・・・何を言ってるんだろうな、俺は。すまん、一人で盛り上がりすぎた。忘れてくれ」



1:力になれるなら←

2:少し怖い

3:邪魔にならないかな?



郁里「力になれるなら、私は構わないよ」

史進「!ありがとう、郁里!」


www史進の笑顔は、目が笑ってなくてちょっと怖いwww



パッと表情を輝かせた史進くんは、私の体をグッと抱き寄せた。


www天然爆弾、第二弾www



郁里「・・・・・っ!」

史進「あ・・・わ、悪い」



史進くんは、まっすぐに私を見据えると、子供に言い聞かせるように言った。



史進「郁里、お前のことは、必ず俺が守る」



真剣な表情で言う史進くん。

こんなときだというのに、私の胸はドキドキと高鳴ってしまう。



(史進くんがこんなふうに言ってくれるのは、私の能力が必要だから?それとも・・・)



ほんの少しの期待と、悲しい予測が胸の中で入り混じる。



史進「よし・・・そうと決まったら行くぞ」

郁里「えっ・・・史進くん?行くってどこへ?」



史進くんはしっかりと私の手を握りしめ、駆け出した・・・。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




ヒロインちゃんって、よく「仕事してたから~」とか言うけど、どんだけへっぽこOLだったんだって思う。

そもそも戦と仕事を混同してるあたりで大間違いだし、仕事なら、結果が全て。上司だって結果しか見てないよ。

「結果は残念だったけど、よく頑張ったね!」で済むのは学生まで。

仕事は、結果を出してナンボです。結果を出さなければ、評価はされないのです。残念ながら。



てことで、本日の私的名ゼリフ~



「横恋慕は・・・ダメだよ」 by 宋江さん



あのシーンは、萌え転がりましたwww




以上!!