こんばんは!
晩ごはん食べ過ぎて、ちょっと気持ち悪いまなみんです!!
お寿司だからって、調子に乗りすぎた・・・。
それでは本日もとっとと史進レポに参ります~。
ネタバレ・ツッコミにご注意ください(・∀・)
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朱武さんが感激したように、私の手をぎゅっと握った。
朱武「ひな菊のように可憐な手だけでなく、胡蝶のように気高い知恵を持つお人だったとは・・・ますます気に入ったよっ!」
郁里「は、はあ・・・」
朱武「ここは、娘さんの知恵に便乗するべきだ。ぜひとも僕が先陣を切ろう。当然、娘さんを伴って・・・」
史進「怪我人は前線には出さぬ」
史進さんはピシャリと言いながら、私と朱武さんの間に割って入った。
(・・・あれ、史進さん・・・守ってくれたんだろうか・・・って、そんなわけないよね。昨日、あれだけひどいこと言われたし・・・)
昨晩、野たれ死ね、と言われたショックがよみがえる・・・。
史進「・・・原の言うことはもっともだ。本陣の援軍に向かっても、今となっては遅きに失する。ならば、発想を逆転させ、本隊を囮にし、我々が柴進殿を救いに入る好機だ」
陳達「俺も、それがいいと思う」
(ああ・・・!少し役に立てた!)
史進「朱武は、ここで傷兵の管理を」
朱武「承知したよ。ただ・・・娘さんも一緒にここに留まるのがいいと思うんだが。どうかな、頭」
史進「・・・なぜだ」
朱武「足手まとい、じゃなかったのかい?」
郁里「・・・・・!」
朱武「だから、娘さんはここで一緒に・・・」
史進「原は、俺が連れて行く」
郁里「えっ・・・」
史進さんはそう言うと、私を腕をつかみ、いとも簡単に私を馬上へと引き上げた。
郁里「い・・・いいんですか?」
史進「ここにいても、俺たちと来ても、危険度は変わらん。・・・・・いろんな意味で」
郁里「はい?」
史進「・・・っ。いや、なんでもない。少しは、馬には慣れたか?」
郁里「はい!陳達さんのおかげで」
史進「ならば、俺の背側に座れ。振り落とされないように、しっかりとつかまっておけよ」
(・・・・・ああっ!認められた・・・んだ・・・)
郁里「はい・・・っ・・・はいっ!」
史進「・・・?何を涙ぐんでいる」
郁里「なんでもありませんっ!」
史進「・・・・・では、行くぞ!」
史進さんが軽快に馬を走らせ始めた。
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柴進さんを助けるために、史進さんは兵を引き連れて、城へと馬を走らせる。
城にはごく限られた兵士しかおらず、味方があっさりと城壁を登り、内側から門を開いた。
史進「突撃!楊春、陳達は牢を目指せ!残りは俺と敵兵を食い止めろ!」
あまりにも統一のとれた電撃的な攻撃だったせいか、敵はあっけなく総崩れとなった。
史進さんの奮迅の働きで、まず楊春さんの部隊が、続いて陳達さんが、敵の守りを突破して城の奥に向かう。
しばらくすると・・・。
陳達「頭ァ!!楊春が柴進殿を見つけた!」
史進「よし、長居は無用だ。全軍、城から脱出するぞ!」
(やった!作戦成功だ・・・!)
史進「あとは、本陣と合流するだけだ・・・」
颯爽と城門を目指す。
(わかっていたつもりだったけど・・・史進さん・・・とんでもなく、強い)
wwwのん気だな、オイwww
そのときだった。
不意に視界に、矢を構える兵の姿が入ってきた。
郁里「っ!矢が!」
史進「!」
その声に反応した史進さんは、急激に馬の方向を変えた。
史進「・・・原・・・やるな・・・」
郁里「いえ・・・」
史進「指示は短くていい。だいたい理解できる」
郁里「わかりました!」
(ああ、史進さんの役に立てたっ!でも・・・どうしてわかったんだろう。それに・・・来るときはきづかなかったけど、あちこちに敵兵が隠れてる・・・ううん・・・これは・・・敵兵が・・・本隊が、戻ってきた?)
史進さんが的確に指示を出し、的確に敵兵を打ち破っていく。
息の合ったチームプレイのように、私が叫ぶと史進さんが間髪入れずに指示を出す。
冷静になると、どこに兵たちが隠れているのかが、驚くほどはっきりとわかった。
史進「よし、城門を突破する!しっかりつかまれ、原!」
郁里「はいっ!」
史進「よし・・・っ!」
城門を突破し、史進さんは思わず声を漏らした。
史進「お前のおかげだ、原。柴進殿を助け出すことができた、感謝する」
郁里「よかったです。少しでも力になれて」
史進「少しどころではない。天の眼を得た気分だ」
www褒めすぎwww
そう言うと、史進さんがわずかに微笑んだ。
そのときだった。
陳達「頭!あれ・・・!」
離れた彼方に、砂塵が舞い上がっているのが見えた。
郁里「味方・・・ですか?」
史進「いや・・・」
史進さんの声が強張ったのがわかった。
史進「高廉軍だ・・・潜入に気付かれたのか・・・?挟み撃ち・・・いや、退却したと見るべきか・・・」
(あっ・・・そういうこと・・・)
史進さんのつぶやきを、一瞬で理解できた自分がいた。
(宋江さんの軍が無事なら、このまま戦えば挟み撃ちできるけど・・・宋江さんたちが退却したから、高廉軍が戻ってきたと見るほうが、自然・・・。おかしいな・・・。どうしてわかるんだろう・・・)
隊全体に緊張感が走る。
陳達「どうする、頭」
史進「柴進殿もいる。無理に戦う必要はない。犠牲を最小限にとどめる。切り抜けるぞ」
陳達「承知!」
郁里「史進さん・・・高廉軍というのは、そんなに強敵なんですか?」
史進「・・・強い。不利な状況を何度も逆転してきている。今、俺たちは勝っているが・・・この状況が逆転する可能性もある。気は抜けん」
(史進さんほどの人が恐れる相手・・・一体、どんな人なの?)
史進さんにつられるようにして、私も体を固くしたときだった。
(?なんだか空が暗くなった・・・?)
陳達「か、頭ァ!あ、あれ・・・!」
陳達さんの慌てた声が響く。
他の兵士たちも、わずかに取り乱しているのがわかった。
(なに・・・・・?)
陳達さんが指差すほうに視線を移した。
郁里「!・・・史進さん・・・」
史進「ああ・・・」
天から、大蛇がこちらに向かって襲い掛かってきた。
wwwイヤァァ(。>0<。)長ニョロ系はダメなのよぅ~www
陳達「恐れてもしょうがねぇ!矢を放っちまえ!」
陳達さんが声を張り上げて、兵に指示を出す。
兵士「うわあぁぁぁ!」
矢を射る兵の一人を、大蛇が頭から丸のみにした。
((>д<))イラストじゃなくてよかったwww
郁里「なんてことを・・・」
史進「目を閉じるな、原。目をそらせば、迎撃も逃走もできない。生死を分けるのは・・・ほんの一瞬の隙だ」
郁里「・・・っ、はい・・・」
(・・・ここは、戦場!)
恐怖に怯えながらも、私は大蛇を見据える。
大蛇に果敢に向かっていく兵士たち。
しかし、大蛇は痛くもかゆくもなさそうに、次々と兵士たちを丸呑みしてしまう。
(弱点・・・この大蛇の弱点はなんなの!?)
そう考えながら、目を凝らしたときだった。
(あれ・・・・・?)
そこで、ひとつの疑問がわきあがる。
(空が暗いのは、私たちの頭上だけ・・・後ろも前のほうも、よく晴れているのに、どうして?もしかして・・・!)
不意に、顧大嫂さんの言葉がよみがえる。
顧大嫂「ここから先は、変な野郎が多いからね。あんた、別嬪さんだし、これを持っていきな」
私は、顧大嫂さんにもらった鏡を取り出した。
そして、大蛇を鏡に映そうと試みる。
(!やっぱり映らない!)
てか、「空から大蛇」の時点で気付こうよwww
郁里「妖術・・・」
史進「・・・・・!そうだな」
www気付くの遅いよ、戦いのプロなのにwww
私がつぶやくと同時に、史進さんもぼそりと言った。
そのことに驚いた史進さんは、私をじっと見据える。
史進「原、お前はなぜ気付いた」
郁里「これです、史進さん」
史進さんに手鏡を見せる。
すると、史進さんは何かを確信したような表情を見せた。
郁里「妖術っていうことは、あの大蛇は・・・」
史進「操っている奴がいる。おそらく、高廉だろう。これまで負けなしだという理由が、これでわかったな・・・妖術使いだからだ・・・くそっ」
史進さんが小さく毒づく。
郁里「つまり、実体がない大蛇ってことですよね?そんな相手とどうやって戦うんですか?」
史進「方法はない。逃げる」
郁里「に・・・げる・・・」
史進「・・・腰抜け、と思うか?」
1:驚きました←
2:賢明な判断だと思う
3:早く逃げるべき
郁里「驚きました」
史進「?」
郁里「がむしゃらに突っ込んでいくのかと思っていたので」
史進「人を馬鹿みたいに言うな。これでも、少華山の大将だぞ?」
郁里「ですね」
史進「しかし、逃げるのに一番勇気がいるのも確かだ。・・・・・よし、迂回する」
意を決したようにいい、史進さんが進路を変えようとしたときだった。
乗っていた馬が突然、棒立ちになった。
史進「!」
郁里「きゃあ!」
私と史進さんは、馬から投げ出されてしまう。
郁里「っ・・・・・!」
(せ、背中を打った・・・息が・・・できない・・・)
史進「立てるか、原!」
史進さんはとっさに受身を取ったらしく、もう膝立ちになっている。
私は、ゆっくり呼吸を整えた。
郁里「ど、うにか・・・」
史進さんが私に向かって手を差し伸べてくれたときだった。
陳達「頭ぁぁぁっっ!」
陳達さんの悲痛な声が響いた。
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ここのところ、11時過ぎるともう目を開けてらんない(>_<)
夜更かしがダメなんて・・・年とったなぁwww
てことで、本日の私的名ゼリフ~
「がむしゃらに突っ込んでいくのかと思っていたので」 by ヒロインちゃん
ヒロインちゃんの毒舌は健在ですwww
以上!!