【恋人は専属SPプレミアム】石神秀樹ルート Story 2 急襲【for GREE】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

※この記事は、2013年6月5日に下書きしたものです!※




こんにちは!



今日は休みで、布団を干しまくりのまなみんです!!



ちょっと雲が多くてカラッと晴れてないのが残念~



てなわけで、超スロー更新の石神さんルートですwww



ネタバレ・ツッコミありでOKの方のみ進んでくださいヘ(゚∀゚*)ノ




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




遠くから叫び声が聞こえて、あちこちから何か割れるような音や、物が倒れるような音がした。

大勢の人が動く足音で、地面が揺れている。



(何が起きてるの!?)



下着売り場の店員さんが様子を見るために走って行くのと入れ違いに、海司が売り場に駆け込んできた。

海司は私を屈ませて、ハンガーラックの奥に座らせる。

すぐに耳につけたインカムで誰かと話をしていた。



亜弥子「・・・・・」



私は心細さと不安で、海司の真剣な表情をじっと見上げた。



海司「了解。・・・はい、そうします。・・・そらさんも気を付けてください!」



海司は自分も屈むと、私の肩に手を置いてくれた。



海司「亜弥子。少しだけここに隠れてろ」

亜弥子「何があったの・・・・・?」

海司「まだわからない。でも何か非常事態が発生したのは確かだ。例のグループかもしれないな」


(私を狙ってるグループってこと・・・?私一人を襲うために、このデパートを・・・そんな・・・)


亜弥子「・・・・・」

海司「亜弥子、落ち着いて聞いてくれ。足音からすると人数が多い。オレとそらさんでお前の盾になるけど、それでも防ぎきれるかどうか・・・。二人とも死んだら誰もお前を助けられない」

亜弥子「死ぬって・・・やめて。そんなこと言わないで・・・」

海司「それがオレたちSPの仕事なんだ!」

亜弥子「・・・!」



強い口調で言われて私はハッとした。



海司「オレとそらさんの二人だけで稼げる時間はかなり短い。二人で出来る限り敵を食い止めるから、合図をしたら・・・あそこから」



海司は目で後ろのレジカウンターを示した。



海司「あそこの後ろを通って、デパートの屋上に逃げろ。そらさんが救助ヘリを手配した。すぐに班長たちが救援に来るはずだ」


(一人で屋上に・・・)



A:海司の言うとおりにする

B:一緒に逃げたいと言う←



亜弥子「一緒に逃げられないのかな・・・」

海司「応戦しながら逃げることは不可能だ。逃げる速度が遅くなって、三人ともやられちまう危険の方が高くなる。それじゃ意味がないだろ?」

亜弥子「うん・・・



海司の真剣な表情に頷いた。



海司「万が一の場合は、特殊急襲部隊の出動要請をするように頼んである」


(特殊急襲部隊って映画か何かで見たことある・・・SATだよね・・・)


www「踊る大捜査線」ですかwww



勝手に膝や手が小刻みにがたがた震えてきた。



亜弥子「・・・っ」

海司「亜弥子。オレたちは絶対にお前を守るから」



海司は肩に置いた手にグッと力を込めた。



亜弥子「海司・・・ごめんね。・・・本当に、ありがとう。あと・・・絶対に死なないで・・・」



海司は笑って私の頭を撫でた。



海司「お前は小さいときから変わんねーな。亜弥子は何も悪くないだろ。今は自分のことだけ心配しろよ?」

亜弥子「・・・うん」



海司はそう言うと、別人のように鋭い目をして、そらさんの待つ入り口に走っていった。



そら「海司、なに一人で美味しいとこ持ってっちゃってんの?」

海司「そらさんだって、これから上へ下へと大活躍するんスよね?」

そら「まあね」



私はハンガーラックの奥に座って体をかがめていたけれど、震えが治まらなかった。



(大勢の足音がどんどん近づいてくる・・・)



足音はすぐ近くでピタリと止まった。



海司「待て」

そら「女性下着売り場に何の用だよ。彼女にプレゼント?」

男1「こいつら例のSPたちか。写真で見たな。と言うことは、総理の娘がこの辺にいるはずだ」

男2「ああ」



(例の・・・写真で見た?そらさんたちの顔も何かで見て知ってるんだ・・・。この人たち、やっぱり私のことが狙いで・・・)


海司「止まれ!」



何かをなぎ倒して、数人が近寄ってくる気配がする。



そら「行かせるかっての!」



あちこちから悲鳴が上がっていた。

硬いものが床に当たる音や、襲撃犯のうめき声が入り混じる。



(そらさん・・・海司・・・)



祈るように両手を組んで、震える自分の手を押さえているときだった。



そら「今だ、亜弥子ちゃん!逃げろーっ!」



その言葉を聞いた瞬間、弾かれるように飛び出してカウンターの後ろをくぐって通路に出る。

鉄パイプを持った襲撃犯の何人かが、私に気付いて叫び声をあげた。

男たちは、全員目と口だけが見えるニット帽をすっぽりかぶっていた。

十人以上はいる。



海司「行け!」



海司は叫ぶと同時に男の首筋に一撃を加えて昏倒させていた。



亜弥子「・・・っ」


(二人は私を守るために・・・絶対逃げなきゃ!)



二人に背を向け、エスカレーターに向かって夢中で走り出す。



(そらさん・・・海司・・・無事でいて!)




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上りのエスカレーターの近くまで来たとき、急に店内放送が流れ始めた。

動揺したような女性のアナウンスが聞こえてきたかと思うと、あちこちからパニックになったような悲鳴が聞こえた。



(人の波が一斉にエスカレーターに押し寄せてきた!)


亜弥子「あ!」



エスカレーターはいつの間にか止まっていた。

上のフロアにいた買い物客が、停止したエスカレーターをドッと駆け下りていく。



(避難誘導のために停止させたんだ・・・これじゃ屋上に上がれない)



店内放送を聞いて下に降りようとする人たちで、あっという間にエスカレーター周辺はパニックになってしまった。

もみくちゃにされながら振り向くと、目だし帽の男の一人がこちらに向かって走ってくるのが見えた。

手には鉄パイプをにぎりしめている。



亜弥子「!」


(ここにいたら、この人たちまで危ない!どこか・・・どこか)



その時、遠くに非常口のランプが目に入った。



(あそこ・・・・・!)



私は人の波に逆らって、奥の非常口の誘導灯がある方に向かって夢中で走り出した。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




非常誘導灯の下の鉄扉を開けると、薄暗い階段が見える。



(ここのデパートは7階まで売り場だから、屋上は8階・・・。早く・・・早く屋上に行かなきゃ)



階段を昇っていくと、下の方で扉が乱暴に開く音がした。

誰かが階段を上がってくるー!



(追いかけて来てるんだ!)



パンプスが脱げた拍子に階段でつまづいて・・・思い切り転んでしまった。



亜弥子「いたっ・・・」



ストッキングが破れて膝から血がにじみ、ズキズキと痛む。

すぐ真下から足音が近づいてきた。



(追いつかれちゃう・・・!)


亜弥子「!」



男が階段の踊り場から顔を出して、私の居場所を確認した瞬間、手にしたパンプスを思い切り相手の顔面に投げつけた。



男「うわぁぁぁっ~!」



男が階段を転がり落ちる音がした。



(落ちた・・・?だ、大丈夫だよね・・・)



もう片方の靴も脱いで捨てると、裸足で階段を駆け上がる。



亜弥子「・・・・・っ」


(屋上の扉だ!)



重い扉を開けて屋上に出ると、家族連れやサラリーマンの姿が何人も見えた。



(え・・・?まだ避難してない人たちがいる・・・!)



A:逃げるように言う←

B:隠れる場所を探す



みんなの表情には焦りや怯えの色は全く無かった。



(・・・もしかして・・・館内放送が聞こえてなかったのかな・・・。このままじゃ、ここに襲撃犯が来ちゃう!)



私は慌てて近くの人に声をかけた。



亜弥子「あ・・・あのっ。今っ・・・デパートの中に怪しい男たちがいてっ・・・避難するようにって館内放送が・・・」

女性「えっ!!」



息を切らして手当たり次第に逃げるように言ってまわる。

膝から血を流しながら裸足で走りまわっている私の異様な姿を見て、みんなすぐに信じてくれた。



女性「そういえば・・・何か騒がしい音がする・・・」

男性「悲鳴が聞こえたような・・・」

男性「は、早く逃げよう!」

子供「こわいよーっ」

亜弥子「か、階段は・・・あ、怪しい男がいます。エスカレーターで逃げてくださいっ!」



みんなエスカレーターのある方に走っていった。

乱れた呼吸を整えていると、着物を着た上品なおばあさんが話しかけてきた。



おばあさん「何してるの?さ、あなたも早く!」

亜弥子「私は・・・」


(あの人たちの目的は、私だけ・・・それに一緒に逃げたらほかの人も巻き添えになる・・・)


亜弥子「それより早く・・・早く行ってください!どうか気を付けて!」

男性「おばあちゃん、つかまって!」



おばあさんは近くにいた男の人に抱えられるようにして行ってしまった。



(もう誰もいないよね・・・?)



屋上はしんとして・・・もう人の気配がない。

なるべく体を屈めながら、乱れた息を整える。



亜弥子「・・・・・」



ヘリコプターはまだ来そうもない。

遠くの空は茜色で、もう日が沈むところだった。



(なんでこんなことになっちゃったのかな・・・)


亜弥子「・・・・・」



冷たい夕方の風に吹かれていると・・・つい涙が出そうになる。



(海司・・・そらさん・・・大丈夫だよね?)



その時。



男1「見つけたぞ・・・」

亜弥子「あっ・・・」



いつの間にか非常階段の鉄扉が開けられ、目だし帽の男が一人、こちらを見ていた。



(まだ・・・まだヘリコプターが来てない)



男は一瞬辺りを確認してから、私の方へ歩いてきた。



亜弥子「っ・・・・・」



逃げ場を塞がれてフェンスの端まで追い詰められてしまった。



(今は・・・時間を稼がなきゃ・・・)


亜弥子「私を襲う・・・目的は何ですか」

男1「・・・・・」

亜弥子「どうするつもりなんですか!」

男1「・・・・・」



男は答えず、鉄パイプを捨ててゆっくりと何かをこちらに向けた。

私にピタリと向けられたそれは・・・。



(・・・拳銃!)



冷や汗が背中を伝った。



(私・・・死ぬの・・・?)



恐怖で歯がガチガチと鳴る。



パーン!



男1「ぐっ・・・」


(・・・・・!)



男の足下に銃が落ちていた。



亜弥子「!?」



驚いて顔を上げると、男がうめき声を上げて手を押さえている。

その背後には・・・。



そら「亜弥子ちゃん!」

亜弥子「そらさん!」

そら「・・・銃を・・・捨てろ」



そらさんは油断なく拳銃を構えながら、男と間合いを詰めていく。

息をする肩が激しく上下していた。

私は腰の力が抜けてその場に座り込んでしまった。



そら「亜弥子ちゃん、早くオレの後ろへ!」


(そ・・・そらさんの方に・・・)



這うように男から遠ざかり、そらさんの方に行こうとしたとき。

私の近くからもう一人目だし帽の男が現れて、そらさんに発砲した。



そら「!!」



そらさんの拳銃が後ろに飛ぶ。



そら「くっ・・・・・!」

男2「・・・・・」



そらさんが銃を拾う間もなく、男の銃口はピタリと私の額に定められた。



男2「ずいぶん、手こずらせてくれたな」

亜弥子「・・・・・!」


(もう・・・ダメ)



ぎゅっと目を固くつぶると、数時間前に再会したばかりのお父さんの姿も瞼の裏に映る。



(やっと会えたお父さん・・・もう少し・・・話したかったな・・・)



銃の安全装置を解除する音がした。



バーン!



近くで重たいものが倒れる音がする。



???「マカロフPMか。横流し品だな」


(えっ・・・・・?)



恐る恐る目を開けてみると、私を狙っていた男はその場に倒れていた・・・。

屋上にあるベンチの陰から誰かがスッと姿を現す。

・・・聞き覚えのある声。



亜弥子「あ!」



そこには、夕日を背に、銃をこちらに向けている人がいた。



???「間一髪でしたね」


(あれは・・・あの人は・・・)


石神「ご無事ですか」




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なんか、話が堅苦しくてつっこみどころがない・・・(笑)


しかもこの回、ほとんど石神さん出てこないしwww


ていうか、ここまで詳細に襲撃のシーンを書かなくてもいいと思うwww


部活の回想シーンでチケット一枚使っちゃうしさ(カットしたけど)