こんにちは!
あまりの暑さに、今日はTシャツで過ごしておりますまなみんです!
また風邪引きそうな気温の差・・・。
さて、本日も幕恋のレポで~す。
もっと時間があれば、レポしたいのいっぱいあるんですが・・・。
ヒロインのお名前は「沢村 綾」ちゃんです。アバターはいじらず、制服のまんまでっす。
ほぼ完レポなので、激しくネタバレしてますよ~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
綾「う、う~ん」
まぶたを開けると、ぼやけていた視界がだんだんとはっきりしてきた。
そこには、見慣れない天井が見えている。
綾「ここは・・・」
しばらく、ただぼーっと天井を見上げていた。
はっきり見えてきた視界に、しばらく遅れて意識もはっきりしてくる。
綾「そうか・・・やっぱり夢じゃなかったんだ・・・」
頭がはっきりしてわかったのは、自分に何がおきているのかが、さっぱり分からないってことだけだった。
寝転がって天井を見続けていると、どんどん不安になってくる・・・。
綾「よいしょっと」
私は、不安を振り払うように体を起こした。
綾「でも昨日は、なんだかすぐに眠れちゃったな・・・」
あれから高杉さんが、藩邸内の隅々を案内してくれた。
あまりにすごい勢いだし、会う人みんなに「俺の女だ!」とかって紹介するし、ほんとに大変だった。
綾「でも、おかげで、余計なことを考えずにすんだけど・・・」
??「じっとしていると、時が長く感じられる分、余計なことに気がいってしまうからね」
綾「え?」
突然、障子の向こう側から桂さんの声がした。
桂「起きているみたいだね。入ってもいいかな?」
綾「え?あ、はい!」
返事をしてから、自分が起きたばっかりのだらしない格好なことに気付いた。
www乙女のピンチwww
綾「じゃなくて、やっぱりちょっと待ってください!」
とあわてて訂正する。
すると、開きかかった障子が、途中で止まった。
と同時に「ふっ」っと小さな吐息が聞こえてきた・・・。
(あ、また桂さんに笑われちゃってるよ・・・)
wwwだね( ̄▽ ̄)www
急いで身繕いをして返事をする。
綾「は、はいどうぞ・・・」
開きかかっていた障子が開いて、桂さんが顔を出した。
桂「おはよう。ひょっとして、起きたばっかりだったかい?」
綾「いえ。じゃなくて、はい!」
なんだか、桂さんに質問されると緊張してしまう。
桂「・・・ひょっとして、緊張してるのかい?」
綾「はい。じゃなくて、いえ!」
wwwwwww
桂「ふふっ、どうやら緊張しているみたいだね・・・」
綾「いえ、そんなことは・・・すみません・・・ちょっとしてるかも」
慎ちゃんも言ってたもんな。
私の場合、誤魔化そうとしたって、どうせ顔に出ちゃうんだろうし・・・。
それなら、正直に言っちゃった方がいいよね・・・。
桂「謝らなくてもいいよ。でもなんで、緊張するのかな?ひょっとして隠し事をしているとか・・・」
桂さんが好きだからー!(-^□^-)←先走りすぎ
綾「え!ないです、ないです。隠し事なんて・・・」
私は、頭と手をぶんぶんと振りながら答えた。
綾「むしろ、皆さんが全員で私をからかっているんじゃないかって思ってるぐらいで・・・」
桂「私たちが綾さんをからかう?」
綾「はい。テレビか何かの企画で、私をだましているんじゃないかと・・・」
www芸能人か、アンタはwww
桂「て、れ、び・・・?」
??「その、てれびってのはどういうものだ!」
www出たwww
綾「え!?」
その声は、私の背後から聞こえてきた。
そこには、私のスクバをひっくり返している高杉さんがいた。
綾「きゃーっ!一体何をしてるんですか!?」
高杉「何って、見てわからんのか!綾の持ち物を調べているんだ!」
綾「それはわかります。だから、なんでそんなことしているかって聞いてるんです!」
高杉「自分の女のことを知りたいからだ!」
www悪いと思ってないwww
綾「だからって、人の荷物を勝手に漁らないでください!っていうか、それ以前に、私は高杉さんの女になったつもりはないです!」
高杉「なに!今さら、何を言っている!」
綾「今さらも何もありません!それに桂さん!気付いていたなら早く教えてください!」
桂「おっと、こちらに矛先が向いてしまったね・・・」
綾「なんで、すぐ教えてくれないんですか!」
あれ?なんで、私は桂さんにあたってるんだろう?
桂「いや、てっきり綾さんが許可しているのかなって思ってね・・・」
wwwんなわけあるかwww
綾「許可なんてするわけありません!私、寝起きなんですよ!寝顔まで見られちゃったじゃないですか!」
え!?起こるとこソコ!?Σ(=°ω°=;ノ)ノ
ああ、全然関係ないことまで言ってる・・・。
自分が八つ当たりしてるんだってわかってる。だけど・・・なんだか止まんないよ。
高杉「おい!綾!一体どうした!」
綾「見ればわかるじゃないですか、怒ってるんです!」
高杉「怒ってる?見ただけじゃわからんぞ!お前、泣いてるじゃないか・・・」
綾「え?」
高杉さんに言われて、私は自分の頬をつたう涙に、はじめて気がついた・・・。
桂「・・・・・」
すると、桂さんがすっと寄ってきて、私の頭をぽんぽんと軽く叩きながらささやく。
桂「好きなだけ泣くといい・・・。混乱してるんだね、無理もない。不安とか、恥ずかしさとか、苛立ちとか、色々な感情を心が消化しきれてないんだよ」
言いながら、今度は私の頭を軽くなでてくれる。
桂「だから、涙が出てくるんだ」
桂さんの言うとおり、悲しいわけでも、うれしいわけでもないのに、涙が止まらない。
桂「でもね、その涙はきっと綾さんの心を落ち着かせてくれるから・・・だから、思い切り泣くといい」
私は、その一言で堰が切れてしまったみたいに泣いた・・・。
その間、桂さんは私の頭をずっと撫で続けてくれていた・・・。
桂「・・・・・・」
やがて、涙が止まる頃、桂さんが懐から手ぬぐいを差し出して、そっと言った。
桂「すっきりした?」
綾「はい・・・。ありがとうございます・・・」
私は差し出してくれた手ぬぐいを受け取る。
桂「どういたしまして」
そう返してくれた桂さんの笑顔。
(あれ?なんだか今日は優しい・・・)
その笑顔からは、昨日と全然違う印象を受けた。
高杉「許せ!」
綾「え?」
高杉さんの突然の声。
それに気を取られた瞬間、桂さんから笑顔は消えていた。
高杉「どうやら、お前を泣かせてしまったようだ!だから許せ!」
綾「あ、いえ・・・」
たしかに、高杉さんが私の荷物を覗いていたのはショックだったけど、それはきっかけで・・・。
綾「違うんです。私が泣いたのは高杉さんの・・・」
言いかけたところで、そばにいた桂さんが、耳元でささやいた。
桂「晋作にはいい薬だ。少しは自重するかもしれないから、素直に謝罪を受け入れてくれないかな?」
綾「え!?」
wwwwww
はっとして、桂さんを見ると、桂さんはニコリと笑っている・・・。
高杉「どうした!俺の何が原因だ!」
桂「うん・・・」
桂さんがコクリとうなずく。
綾「た、高杉さんが、勝手に人の荷物を見ちゃったりするからですよ。もう!これからは、女の子の持ち物を勝手に開けないでくださいね!」
そういや、スクバってことはファスナーだよね?高杉さん、ファスナー開けられたの?( ゚ ▽ ゚ ;)
私は、なるべく大げさにすねてみた。
高杉「やはりそうか・・・。俺の配慮がたりなかったな。すまん!」
そう言って、高杉さんは深々と頭を下げた。
綾「あ・・・」
私の小さな嘘で、こんなに誠意ある人に謝罪させてしまったことに、罪悪感がわきあがる。
そうだ・・・高杉さんはこういう人だったんだ。
私は、この誠意にきちんとこたえたいと思ってしまった・・・。
綾「そんなことないです。ほんとは・・・」
そう言いかけたところで・・・。
桂「ん、ん!」
咳払いをしながら、桂さんがちょっと怖い顔でこっちを見ていた・・・。
(う!)
桂「心配するな晋作。綾さんは、お前を許してくれてるよ」
高杉「本当か!」
綾「え?あ、はい・・・」
力強い問いかけに、私は思わず答えてしまった。
(う~ん、なんだかうまく桂さんにまるめられちゃった気がするなあ・・・)
そろりと桂さんを見ると・・・桂さんがニコリと笑いながら、耳元でささやいた。
桂「これで、共犯者だね・・・」
(ええっ!?共犯者って、そんな・・・)
桂「おっと、不測の事態で本題が遅くなってしまったな」
www長い「不測の事態」だったなぁwww
綾「本題?」
桂「そう。食事の支度ができているんだ。朝飯にしようか。思い切り泣いて気持ちを解放したんだ。次はしっかり力を補充しなくてはね」
綾「はい・・・どうも、すみませんでした」
桂「いや、綾さんの涙のおかげで晋作が少しおとなしくしてくれるなら、有り難いことだね。次に晋作が駄々をこねるようなことがあったら、また綾さんに泣いてもらおうかな」
www鬼かwww
綾「え?」
今、桂さんにさらっとすごいことを言われた気がするんですけど・・・。
桂「ああ、それから、そこに着替えを置いておいたから、着るといい」
綾「あ、ありがとうございます!」
桂「ためらいなく、お礼がでると言うことは、気付けは大丈夫なのかな?」
綾「普段は胴着を着てるし、何とかなると思います」
www胴着と着物は全然違うぞwww
桂「そうか、だから竹刀を持ってたんだね・・・。準備が出来たら、昨日の大部屋においで」
綾「はい」
桂さんはそう言って出て行った。
泣いてもいいよって言ってくれた桂さん。
共犯者だねって言った桂さん。
一体どっちがほんとの桂さんなんだろう。
うーん。桂さんって、なんかつかめない・・・。
www乙ゲーの醍醐味ですなwww
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【長州藩・桂小五郎】
桂「やっぱり彼女は間者じゃないのか・・・」
でも、彼女の瞳からこぼれた真珠のような涙は、明らかに本物だった。
だから私は、思わずあんなことをしてしまったんだ。
桂「らしくないな・・・」
そう、私に限って思わずなんてことがあるはずがない・・・。
桂「あれは、すべて計算どおり」
晋作に自重してもらい、彼女の警戒心を解くために必要だと思ったから・・・。
桂「そう、彼女の警戒は、今のうちに解いておかなきゃいけない」
信じられないが、彼女はひょっとしたら、本当に未来から来ているのかもしれない。
晋作より先に見ておいた、彼女の荷物に入っていた不思議なからくりがその証拠だ。
wwwアンタも勝手に見たんかいwww
もし、彼女が本当に未来から来ていて、この先何が起きるか知っているとしたら・・・。
彼女には、利用価値がある。
だから、私は彼女が気になっているんだ。
桂「なのに、なんで・・・彼女の涙がこんなに忘れられないんだ」
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【主劇・綾】
私が着替えてから部屋に入ると、桂さん達はもう食事を始めていた。
高杉「おふぉいぞ!」
綾「え?」
桂「晋作は遅いと言いたいらしいよ」
www通訳www
綾「あ、すみません。ちょっと支度に戸惑って」
私は席についた。
綾「いただきます!あ、おいしい・・・」
高杉「だろう!小五郎の作る飯は旨い!」
綾「え!?このご飯、桂さんが作ったんですか?」
桂「うん、そうだけど、どうかしたかな?」
綾「すごい、すごいです!」
桂「おっと、ただ、すごいと言われても・・・具体的に、何がすごいのかな?」
www細かいなwww
綾「具体的にって・・・。お料理を作れることも、それがとっても美味しいのも・・・とにかくすごいです」
桂「確かに、武士が炊事場におりるなどめったにないからね」
綾「え?そうなんですか?」
桂「うん。私は、自分の食事は自分で作るから、ついでに晋作の分も作っているけどね」
そうなんだ・・・。いつもは二人だけで食べてるのか・・・。
・もったいないですね←
・二人分って微妙ですよね
・寂しくないですか?
綾「なんだか、もったいないですね・・・」
桂「ん?もったいない?」
高杉「まあ、小五郎の作る飯はうまいからな」
綾「ですよね。藩邸の皆さんも、こんな美味しい朝ごはんが食べられたらうれしいと思うけどな・・・」
桂「皆が喜ぶ?私の料理で・・・」
綾「はい。絶対喜ぶと思います!」
高杉「じゃあ、未来ではどんなものを食べているんだ!」
綾「う~ん、お料理の種類はかなり違うと思うけど・・・。材料はそんなに違わないと思います」
高杉「ということは、この時代でも綾は料理を作れるのか?」
綾「え?私・・・ですか?」
高杉「そうだ!俺はお前の作る料理が食べたい!明日から朝飯はお前が作れ!」
wwwまたワガママ言い出したよwww
綾「ええ!?」
桂「おい、晋作。突然そんなことを言われても、綾さんが困っているじゃないか」
高杉「うるさい!俺はもう決めた!」
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【長州藩・桂小五郎】
(まったく!この男は突然何を言い出すんだ。なぜ、私がわざわざ食事を作っているとおもってるんだ。この時期に、間者に毒でも盛られたらと思えばこそ、わざわざ炊事場に下りているというのに・・・よりにもよって、いまだ素性のはっきりしない綾さんに料理だと・・・)
綾「あの、私・・・」
そうか、この子が拒否すれば、さっきの件もある。
晋作も無理強いはしないだろう・・・。
ここは、この子の意見を尊重するという形で、晋作にあきらめさせるか。
桂「分かってるよ。お客さんでもある綾さんに、そんなことをさせるつもりはないから・・・」
綾「私、やってみます!」
www空気読もうぜwww
(な、なんだって!一体何を言い出すんだ、この子まで・・・)
高杉「そうか!」
綾「はい!桂さんみたいに上手くできるかどうかは、わかりませんけど・・・」
桂「いや、だから、無理をする必要は・・・」
綾「ここにお世話になっている以上、私も何か恩返しがしたいから・・・」
桂「綾さんが、。そんな気を遣う必要なんてないんだよ・・・」
綾「いえ、お願いします!お手伝いさせてください!」
www頭悪い子でゴメンねwww
高杉「よし!それじゃあ頼んだぞ!」
綾「はい!」
(ああ、なんてことだ・・・。私の計算を狂わせる人間が、また一人現れたのか・・・)
wwwドンマイwww
綾「桂さん・・・ご迷惑でしょうか?」
(しまったな・・・迷いが表情に出てしまったようだ・・・)
仕方がない。念のため、炊事場では綾さんから目を離さないようにするしかないな・・・。
桂「分かったよ。ただ、勝手が分からないだろうから、私も手伝わせてもらっていいかな?」
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【主劇・綾】
綾「本当ですか!ありがとうございます!」
桂「おいおい、楽をさせてもらうのは私のほうじゃないか。お礼なら私に言わせてくれ。本当に・・・どうもありがとう」
そう言って、桂さんはニコリと笑った・・・。
(あれ、この笑顔・・・。ほんとは、やっぱり迷惑だったのかな・・・)
www変なとこ鋭いねwww
桂「では、明日の朝からお願いすると言うことでいいんだね?」
綾「はい!」
桂「さて、そうと決まれば、早く食事を済ませてしまおう。私は今から寺田屋に行かなければならないんだ」
綾「え?龍馬さん達のところに行くんですか?」
桂「ああ・・・」
桂さんは、少し考えるような表情をしてから。
桂「良ければ綾さんも一緒に来るかい?」
綾「え?いいんですか?」
桂「今日は、ほとんど皆、藩邸を出てしまうんだ。だからきっと一人では退屈してしまうだろうからね」
綾「はい!私、龍馬さん達にきちんとお礼を言いたいと思っていたんです」
桂「そうか・・・じゃあ一緒に出かけるとしようか」
高杉「おい!綾!俺が一緒に行けないからって浮気するなよ!」
う、浮気?どこからそんな発想が・・・。
高杉「わかったか!」
綾「もう!浮気なんかしません!」
高杉「そうか、わかった!じゃあな!」
そう言って高杉さんは立ち上がる。
桂「くくっ。綾さん、そのやり取りは、なんだかおかしくないかい?」
え・・・?
あ、そうか!今の答え方だと、まるで私が高杉さんの彼女みたいだ・・・。
綾「あの、ちょっと・・・今のは訂正させてください!」
と言ったときには、もう高杉さんの姿は部屋にはなかった・・・。
(ああ、もう!私のバカ!)
www今さらですなwww
私は、思わず自分の頬をぐいぐいとこする。
それを見た桂さんが笑い出す。
桂「はははは、それは一体何のまねだい?」
それは、とても自然であったかい微笑みだった・・・。
私は、なんだかドキドキして、答えに困ってしまった。
桂「ん?どうかしたかな?」
綾「え?いえ、なんでもないんです」
高杉さんもだけど、桂さんは不思議な人だと私は思った・・・。
私の気のせいかもしれないけど、笑顔がふたつあるなんて・・・。
桂「さて、綾さん。食事は終わったかい?」
綾「え?あ、はい・・・」
桂「もうそろそろ、岡田君が迎えに来てくれるはずなんだ」
綾「以蔵が・・・。わかりました。すぐに片付けて準備しますね」
桂「ああ。では後ほど・・・」
そう言って、桂さんは部屋を出て行った。
でも、桂さんも高杉さんも、素性のわからない私のことを、ちゃんと気遣ってくれてる・・・。
その上、私ったら、突然泣き出したりして、ほんと怪しいことこの上ないのに・・・。
やっぱり私、ここに残ってよかったのかな・・・。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
一話が長~い。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
でも後で読み返すためだから、出来る限り完レポにしておきたい・・・。