こんにちは!
みなさま、GWはいかがお過ごしでしょうか?今年もバッチリお仕事のまなみんです!!
小売業なんで、カレンダーどおりのお休みなどいただいたためしがありませんwww
さて、久々の幕恋の記事です(笑)
レポはしないつもりだったのですが、贔屓にしていたブログが閉鎖されてしまい・・・(涙)
自分でupすることにしました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ただ、今さら本家(月額アプリのこと)を登録するつもりはないので、GREE版で月終幕(ノーマルエンド)のみupする予定です・・・。
イラストもシナリオもとてもすばらしいアプリなので、未プレイの方はぜひどうぞ♪
全エンド狙う方は、月額登録された方が最終的にはお得ですよwww
プロローグはすでに別記事にてup済みでっす!
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どうしよう。
いったい私は、どうしたらいいんだろう・・・。
龍馬さんたちは、とってもいい人だったし・・・。
でも、高杉さんが言ってたことがほんとに起きてるとしたら?
タイムスリップ・・・まさか・・・ね。
慎太郎「決まったっすか?姉さん」
綾「ご、ごめん。まだ決められなくて・・・」
今の自分の状況もわからないのに、これからのことなんて決められない・・・。
慎太郎「大丈夫っすよ。どっちを選んでも、きっと姉さんの力にはなれると思うから」
綾「ほんとに?」
慎太郎「おれ達はこの国を変えたいと思ってる。だから、姉さんひとり助けるくらいわけないっス」
綾「ありがとう・・・」
この国を救う?
慎ちゃんてば、気を遣ってオーバーなこと言って・・・。
でも、そう言ってもらえると安心する・・・。
慎太郎「あ、別にわざと大げさなこと言ってるわけじゃないっすよ」
綾「え?」
慎太郎「龍馬さんにしろ、高杉さんにしろ、姉さんひとりに頼られたってびくともしない人たちっス」
綾「そう言ってもらえると、なんだか安心だけど・・・」
お世話になっても、私には、なんのお礼もできないんだよな・・・。
慎太郎「あ、お礼とか気にしないでください。おれ達は見返りを求めて、人助けなんかしないっスよ」
www超能力者かwww
ってさっきから慎ちゃん、私が考えていることに返事してる気がするんだけど・・・。
慎太郎「はは、しょうがないっス。姉さんは考えてることが全部顔に出てるから」
綾「ええ!?」
って、思わず顔を手で押さえちゃった・・・。
慎太郎「はは、姉さんは本当に素直っすね。格好は妙だけど・・・」
綾「もう!慎ちゃん!!からかわないでよ!」
慎太郎「ははははっ」
私のことを素直って言ったけど、私には、慎ちゃんの笑顔の方がよっぽど素直に見えた。
そして、素直な慎ちゃんの笑顔を見ていたら、いつの間にか私も笑い出していた・・・。
綾「決めた!私・・・」
ガタッ
高杉「お前はここに残れ!」
突然荘司を開けて、高杉さんが現れたかと思うと、大きな声でそう叫んだ。
綾「ええっ!?」
高杉「中岡!」
慎ちゃんの名前を呼びながら入ってきた高杉さんは、心なしか足を引きずってるみたい・・・。
あ、ひょっとして、さっきぶつけた小指がまだ痛いのかな。
www私もよくやるけど、アレは痛いよねwww
慎太郎「は、はい!?」
高杉「ずるいぞ!抜け駆けとは、どういう了見だ!」
そう言いながら、高杉さんはビシッと指差す。
慎太郎「抜け駆け?おれが何の抜け駆けをしたっていうんスか?」
高杉「俺は部屋を用意してこいつにゆっくり考える時間を与えたんだ!そして、残ると言いに来るのを今か今かと待っていたのに・・・」
綾「え?」
高杉「こいつが結論を出すまで、ここには来るまいと、必死で耐えていたんだぞ!」
慎太郎「ええっ!?高杉さんが、我慢っスか?」
www何気に失礼www
高杉「何ぃ!」
慎太郎「い・・・いや、何でもないっス」
高杉「その上、待ちきれなくて部屋をぐるぐる回っていたら・・・」
あ、ひょっとしてさっきの叫び声は・・・。
綾「あの・・・そういえば小指は大丈夫ですか?」
私は高杉さんの足下を指差しながら聞いた。
高杉「な、お前!未来から来た上に、千里眼の力まで持っているのか!」
綾「え?千里眼?」
慎太郎「あ、その場に居合わせなくても、遠くの出来事を見通せる力のことっスよ」
綾「そんなんじゃないですよ。あれだけ大きな声で叫んだら、誰だって気付きます」
高杉「!!」
高杉さんの顔が、心なしか赤くなった気がする。
かわええ(〃∇〃)
高杉「とにかく!そういうわけで、こいつはここに残る!」
慎太郎「そ、そういう訳って、一体どういう訳っスか?」
www同感ですwww
高杉「うるさい!とにかくこいつはここに残るんだ!」
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【長州藩・桂小五郎】
桂「やれやれ、晋作には困ったもんだ・・・。あんな素性の知れない娘さんを気に入ってしまうなんて。とりあえず、中岡君が間者を送り込んで来るとは考えにくい。あるとすれば、薩摩だが・・・さっきの大久保さんの反応を見ると、それもないようだ。だとすると・・・」
あの子の服装から考えて、一番可能性が高いのは、イギリスだろうか・・・。
桂「でも参ったな。まさか晋作があそこまで気に入ってしまうとは・・・」
ああなった晋作には、何を言っても無駄だからな・・・。
しょうがない、晋作をおとなしくするためにも、あの娘さんには、残ってもらうとしよう。
まあ、万が一獅子身中の虫だったとしても・・・逆に飼い慣らしてしまえばいいだけのこと。
コワイ(((゜д゜;)))
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【主劇・綾】
高杉「残れ!そして、俺の女になれ!」
www出たwww
綾「えぇ!?」
さっきから、「残れ」の一点張りだった高杉さんの発言が、突拍子もない方向転換をした。
慎ちゃんも、あまりのことに言葉を失くしている。
すると・・・。
桂「晋作、そんなに大声を出して、どうしたんだい?」
高杉さんとは対照的に、静かに障子を開け、桂さんが入ってきた。
高杉「小五郎。こいつ、寺田屋へ行くと言い出した!」
綾「え?私、まだそんなこと言ってません」
高杉「ほらみろ!まだってことは、今から言うつもりってことだろが!」
綾「そ、それは・・・」
桂「彼女が考えた上で出した結論なら、仕方がないじゃないか」
う!考えたというか・・・なんとなく思いついちゃっただけというか・・・。
高杉「そんなもの知るか!こいつはここにいるべきだ!」
桂「ええっと・・・。ああ、うっかりしていた。まだ名前を聞いてなかったね」
綾「え?ああ、はい。私、沢村綾といいます」
高杉「綾か・・・いい名前だ!よし、やっぱり俺の女になれ!」
wwwなぜそうなるwww
ええ!?名前で判断しちゃうの!?
綾「もう!さっきから冗談はやめてください!」
高杉「誰が冗談で言ってる!」
高杉さんは、まっすぐに私を見つめている・・・。
私は、急にドキドキしてきて、思わず顔を背けてしまう。
高杉「ん、どうした?顔が赤いぞ、風邪か?風邪なら寝なくちゃな。よし!布団を敷いてやろう!」
そう言って、高杉さんは押入れを開けようとする。
桂「ふう・・・わかったよ、晋作。わかったから少し、私に話をさせてもらえないかな?綾さん・・・寺田屋へ行くというのは、よく考えた上での結論なんだね」
・はい
・いえ、感じたんです←
・ごめんなさい!
綾「いえ、考えたんじゃなくて、感じたんです」
ここで嘘ついたってしょうがないもんね・・・。
私は思ったままを口にした。
桂「感じた?面白いな。一体何をどう感じたんだい?」
綾「龍馬さん達がすごくいい人で・・・。ああ、この人たちなら頼ってもいいんじゃないかって。そしたら、慎ちゃんも頼っていいって言ってくれたから・・・」
桂「たしかに、彼らは頼りになる。だが、君は自分の置かれている状況がまだわかっていないんだろう」
綾「はい・・・」
桂「そんな君の状況に、突拍子もないとはいえ、仮説を立てたものがここにはいる」
高杉「なに!突拍子もなくはないだろ!」
桂「わかったわかった。で、まあ、それはそれとして・・・」
www右から左へ受け流す~♪←古
高杉「勝手にそれにするな!」
桂「とにかく、今の綾さんの状況を解明する可能性は、ここにいた方が高いんじゃないかな」
綾「そ、それは・・・」
そ、そうなのかな・・・。
www簡単に流されすぎwww
慎太郎「まあ、そうっスけど、姉さんは、うちのみんなに会ってるんで、気遣いがいらないかなと・・・」
綾「そ、そうです。龍馬さんや、慎ちゃんにはもう迷惑をかけちゃってるし、これ以上他の人にまでは・・・」
桂「・・・・・」
ふむ、と言った表情で、桂さんは慎ちゃんの方を見ている。
慎太郎「はは・・・」
慎ちゃんは、少し気まずそうに笑っている。
(慎ちゃん、ひょっとして桂さんのこと、苦手なのかな?)
桂「確かに、それは一理あるかもしれないね。だが、安全面を考えるとどうかな?」
そう言いながら、桂さんが慎ちゃんに意味ありげな視線を送る。
慎太郎「!!」
(安全面?龍馬さんたちの宿は物騒な場所にあるのかな?)
日本史くらい、勉強しとこうね(・∀・)
今度は慎ちゃんが、少し考えるような表情になってしまった。
桂「あそこでは、万が一の場合に綾さんを危険に巻き込んでしまう可能性があるのが、私は心配でね」
慎太郎「そ、それは確かにそうっスけど・・・」
桂「なに、綾さんに会うなと言ってる訳じゃない。ここを仮宿にしてはと提案しているだけじゃないか」
慎太郎「確かに。龍馬さんは少し残念がるかもしれないっスけど・・・」
(あれ?なんだか、私の意思とは関係なく、ここにお世話になる方向に話が向いてる気がする・・・)
すると、桂さんが私の方を向いて聞いてきた。
桂「どうかな綾さん。中岡君も、ここに残った方がいいと思っているようだけど・・・」
綾「え、でも・・・」
返答に困っている私の目を、桂さんがまっすぐ見つめる。
桂「何より、晋作も私も君にここに残ってもらいたいんだ。お願いだ、残るといってくれ」
そう言って、少し頭を下げつつ、視線を私から外さない桂さん。
なんだか、私も桂さんから目が離せない・・・。
綾「わ、わかりました・・・。私、こちらにお世話になります」
いつの間にか、私の口からは自然とその言葉が出ていた。
慎太郎「!!」
高杉「そうか!綾は俺の女になりたいか!」
wwwそんなこと言ってないwww
綾「は?いえいえ、そうじゃありません!」
飛躍した高杉さんの言葉を、私は慌てて否定する。
桂「晋作!とりあえず、いいじゃないか。綾さんは残るといってくれているんだ」
高杉「・・・うん!そうだな!まあよしとするか!」
桂「綾さんが、残るといってくれて私もうれしいよ」
そう言うと、桂さんはニコリと笑った。
(あれ?今、桂さん笑ったんだよね?)
なぜか、一瞬私にはその笑顔が笑顔に感じられない気がした。
慎太郎「そうっスか・・・。姉さんが決めたのなら、仕方がないですね」
私の中で、その違和感を考え続ける間もなく、慎ちゃんが話しかけてきた。
綾「ごめんね・・・慎ちゃん」
慎ちゃんの少し残念そうな様子を見て、なぜか、ごめんねという言葉が出てきてしまった。
慎太郎「なんっスか、姉さんが謝る必要なんか全然ないっすよ」
綾「ああ、そっか、そうだよね。この場合はありがとう!だね。色々お世話になってありがとう。おかげで、今日泊めてもらえるところができたよ」
そう、慎ちゃんたちのおかげで、今晩、過ごせる場所を見つけることができたんだ。
慎太郎「よかったっスね、姉さん」
綾「龍馬さん達には、また改めて挨拶に行くから、よろしく伝えておいてくれるかな」
龍馬さん達と離れることには、少し後ろ髪を引かれる気がするけど、桂さんの言うとおりだと思うから。
桂「それは、私からもお願いするよ。くれぐれも坂本君によろしく伝えておいてもらえるかい」
慎太郎「分かりました!じゃあ、おれはこれで失礼するっス。姉さん、いつでも遊びに来てくださいね」
そう言って、慎ちゃんはスタスタと部屋を出て行った。
高杉「よし!そうと決まれば、邸内を案内するぞ!来い!」
いいながら、高杉さんは私の腕をつかんでグイッと引っ張った。
不意に後ろに引っ張られる形になった私は、バランスを崩す。
しかも、片方の手を引っ張られたので、体が独楽のように回りながら後ろに倒れていく。
綾「ひゃあっ!」
驚いた私は、奇妙な声を上げてしまう。
そんな私を桂さんが支えてくれた。
頼もしい腕が、私の背中と肩にまわされていて、桂さんの顔が私の顔のすぐ近くにある。
桂「大丈夫かい?」
小さく問いかけてくれた息が、私の睫毛にかかってなんだかくすぐったい。
綾「あ、は、はい、大丈夫れす・・・」
wwwれすwww
その距離とくすぐったさで緊張したのか、語尾がおかしくなってしまった。
桂「ふっ」
すると、さらに吐息が睫毛を揺らす。
(きゃっ、な、なんで・・・)
桂「ふ、くくくっ・・・」
それは、桂さんが一生懸命笑いをこらえていたせいだった。
桂「し、失敬・・・。今の綾さんが、とてもこっけ・・・いや、予想外だったものでね・・・」
(い、いま滑稽って言いそうになってから、言い直したよね、絶対!)
でも、今の桂さんの笑顔は、さっきと違ってとても優しい気がする。
恥ずかしさとその笑顔に、なんだか自分の頬が赤くなっていくのを感じた。
桂「大丈夫かい?」
綾「は、はい。ありがとうございます」
高杉「おい、綾!いい度胸だな!いきなり浮気か!しかも、俺の目の前で堂々と!」
綾「え?そんな違います!」
慌てて、私は桂さんから離れる。
桂「へ、変な言いがかりはよせ!お前が強引に腕を引いたから、綾さんはまわってしまったんじゃないか。独楽みたいに・・・」
そ、そんな具体的に言われてしまうと、なんだか・・・ますます恥ずかしい。
高杉「なに!俺のせいだって言うのか!」
桂「そうだよ、お前のせい以外の何ものでもない。危うく綾さんは怪我をするところだった」
高杉「・・・・・」
桂「・・・・・」
二人はにらみ合ったまま動かない。
ひょっとして、このままケンカが始まっちゃうのかな・・・。
な、何とかしないと・・・。
私は何とか勇気を振り絞って、二人に話しかけようとした。
綾「あ、あの・・・」
高杉「わかった!俺が悪かった!」
綾「え?」
私の言葉をさえぎって、高杉さんがそう叫んだ。
高杉「悪かったな、綾。お前に早く藩邸を見せたかっただけなんだ。すまん!」
そう言って、高杉さんは私に向かって頭を下げた。
その謝罪が、あまりにも率直で、あまりにも真摯で、私は戸惑ってしまう。
綾「そ、そんな・・・。許すもなにも、高杉さんは、何も悪いことをしてないじゃないですか」
高杉「いや、俺は何事に対しても、すぐに決めて、即行動にしなけりゃ気がすまん気質でな・・・。そのせいで、綾を危ない目にあわせてしまったからな」
なんだか、すごいって思った。
高杉さんが、せっかちで強引なのは、これまでのやり取りでなんとなくわかったけど・・・。
高杉さんは、それを自覚してる。っていうより、意識してそう振舞ってるんだ。
こうやって、思いをすぐに形にできるってすごいよ。
だから、私もしっかり、考えを伝えなきゃ・・・。
綾「わかりました。私は高杉さんを許します」
高杉「そうか!」
綾「はい。今度は私から改めてお願いします。私を案内してもらえますか?」
高杉「よし!まかせておけ!」
そう言って、高杉さんはやっぱり私の腕を強引に引っ張って、部屋から連れ出す。
ふと、振り返ると桂さんが、片手を拝むように、顔の前に持ってきて、ぺこりと頭を下げた。
その時の桂さんは、ニコリと笑っていた・・・。
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【長州藩・桂小五郎】
桂「不覚だったな。まさか、私があんなことで笑ってしまうなんて・・・」
しかし、あのころころと変わる表情と、ひょうきんな振る舞い。
それに、「大丈夫れす」なんて・・・。
思わず、自然に笑いがこみ上げてしまった。
桂「こんなことは、いつ以来だろう?」
もし、彼女が間者だとしたら、相当な手錬ということになるな・・・。
桂「まさかとは思うが。もうしばらく、様子をうかがわせてもらうか・・・」
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な・・・長い・・・肩凝ったwww
あ、ちなみにヒロインちゃんのお名前は「沢村綾」ちゃんですので、よろしく('-^*)/