【智多星・呉用】第六章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※ネタバレしてます!!

※簡易レポです!!

※でもツッコミは入れます!!



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突然の呂方の言葉に、郁里はうろたえてしまう。



郁里「なっ・・・何を急に・・・」

呂方「呉用先生が、前に言ってたんだ。素直で真っ直ぐで、でも強くて・・・かわいくて仕方がない人だ、って」

郁里「え・・・・・・」

呂方「まあ、呉用先生にしてみればそう思っていることが、周りに分かっちゃうのは本意じゃなかっただろうけどね」

郁里「・・・・・・?」

呂方「姉御を通じて、呉用先生の気持ちが聞こえてきちゃったんだよ」

郁里「あっ・・・・・・・」


wwwなんか心の声が筒抜けって恥ずかしいなwww


呂方「なんかこじれてるみたいだけど、呉用先生は姉御のことが好きで仕方がねえんだから。自信持ってればいいんじゃねえかな」


ええ子やー・°・(ノД`)・°・


郁里「うん・・・ありがとう。でも、どうしてわざわざそんなことを言いに?」

呂方「・・・なんでかな。明日から姉御の身辺を守るのは、おれの隊だ。どんな人か見ておきたかったのと・・・かわいい女は、一目見たくなるのが男心ってもんだろう?」



そう言って呂方は、手を振りながら去って行った。



www子供のくせにかっこよすぎwww



一人になると、先ほどの扈三娘と呉用の姿を思い出して不安になる。

すると、いきなり呉用に声をかけられた。

手にはご飯を持っていて、干し肉が食べづらそうな郁里のために、特別にお米を出してもらったのだという。

呉用はそれを渡すとさっさと立ち去ったが、自分のことを気にかけてくれているのがわかって、郁里はうれしくなった。



???「まったく、人の忠告を無視してくれちゃって・・・」



後ろから声がして、勢いよく振り向くと、そこにいたのは扈三娘だった。



扈三娘「頭の固い男は駄目だわ、本当。苦労するわね、あなたも」

郁里「え・・・・・・?」

扈三娘「変な意地張って、あなたにそっけなくしてるから、ビシッと言ってやったのよ。カッコつけてると痛い目見るわよ、って」

郁里「扈三娘さんが・・・?」

扈三娘「そう。でも軍師ときたら・・・『愛し方、大切にする方法は人それぞれだ』・・・ですって。なぁにカッコつけてんだか」

郁里「なんだ・・・」



さっきの二人の会話の意味が分かって、郁里はその場に座り込んでしまう。



扈三娘「・・・あら、なんだってどういう意味?」

郁里「はい・・・、扈三娘さんと呉用さんが実は、恋人同士だったりするんじゃないかと思っていたんで・・・」


www正直に言うんだwww


扈三娘「軍師と?私が?ないなーい!絶対にないわよ!」



扈三娘がケラケラと笑う。



扈三娘「ま、何かあったら相談して。女同士、しっかり話、聞いてあげるから」

郁里「・・・はい。あの!ありがとうございます!」



いろいろな人に励まされ、郁里はようやく立ち直るのだった。



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数日後。

梁山泊は、梁中書攻めのための陣を張った。

相変わらず、呉用と言葉をかわすことはなかったが、郁里が不安になることは少なくなっていた。

郁里が呉用の後ろで、その姿を見守っていた。そのときだった。



兵士「き、奇襲!奇襲だー!」



後方から、慌てた声が響く。

突然の出来事に、みんなが浮き足立つ。



呉用「慌てるな!落ち着いて迎え討て!史進隊は左翼へ、林冲隊は奇襲してきた軍を特定。そののち、右翼から断ち割れ」

兵士「はっ!」



慌しく伝令が飛び、周囲が殺気に包まれていく。

陣の中に、矢が撃ち込まれ始めた。



兵士「周囲建物より、梁中書軍の攻撃!」

呉用「近くはない!盾を持って応戦しろ!」



慌ただしい中でも、呉用は落ち着いて見えた。

その時、郁里は陣のすぐ近くの建物の屋根の上に、敵兵がいるのに気づいた。



郁里「呉用さん、危ない!」



考える前に体が動いて、郁里は呉用に抱きついた。



郁里「つうっっ・・・・・!」


キャー!((>д<))


呉用「郁里!?」



郁里の肩に激痛が走る。



呉用「周囲建物にいる弓矢隊を殲滅せよ!こちらからは火矢を放て!」



呉用は郁里を抱きかかえたまま、指示を出す。



呉用「何をやっているんだ、君は!」


1:怪我は?

2:ごめんなさい

3:呉用さんは指揮を・・・←5UPアップ


郁里「呉用さんは指揮を・・・」

呉用「分かっている!しかし、君のことを放っておけるか!死ぬなよ、気をしっかり持て!私はまだ君に・・・」



呉用の声がだんだん遠くなる。

名前を呼びたかったが、郁里の意識はそのままプツリと途切れた。



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(ここは・・・?)


郁里は暗闇の中にいた。

体はフワフワと軽い。

遠くに呉用の姿が見えた。



郁里「呉用さん!」

呉用「すまない・・・」

郁里「呉用さん?どうして謝るの?」

呉用「君のそばにいたい・・・」

郁里「それは私も一緒です、呉用さん・・・」

呉用「でも、君を危険な戦いに巻き込みたくなかった。汚い部分を見せたくなかった・・・」


(汚い部分・・・?)


呉用「すまない・・・」



そう言うと、呉用は背を向けた。

呉用の姿が、少しずつ遠くなっていった。



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名前を呼ばれた気がして、郁里はゆっくり目を開けた。

次の瞬間、呉用に力いっぱい抱きしめられた。



呉用「郁里!よかった・・・」

郁里「呉用さん・・・」



辺りを見回すと、林冲や宋江の姿もあった。



宋江「どこか、具合の悪いところはないかい?」

郁里「は、はい・・・大丈夫です」

宋江「うん、毒矢ではなかったようだ」

林冲「・・・とりあえずは、ゆっくり休んで。俺たちは行きましょうか、宋江さん」

宋江「ああ、そうだね」



二人が気を利かせて出て行く。

呉用がようやく体を離した。

すると突然怒鳴られ、呉用をかばって怪我をしたことを怒られる。



呉用「だから、ついてくるなと言ったのに・・・」

郁里「ごめんなさい・・・」


ショボーン(´・ω・`)


呉用「少しは、反省したか」

郁里「はい・・・だって、呉用さんは私を危険な戦いに巻き込みたくない、って思ってくれていたのに・・・」

呉用「そのことは・・・」

郁里「さっき、夢で・・・」

呉用「そうか・・・君の能力は厄介だな。私の気持ちは筒抜けか」

郁里「全部がわかるというわけじゃないんですけど・・・」

呉用「全部、君に分かってしまったら、恥ずかしくて君の前に立てなくなる・・・」

郁里「えっ」

呉用「いや・・・なんでもない」



でも、なぜ分かったり分からなかったりとブレがあるのだろうかと、郁里は疑問に思う。

郁里に対する想いが強くなると伝わるのではないか、と呉用は言って、赤くなった。



呉用「私は・・・何よりも、誰よりも、君のことが大切だ」

郁里「ご、よう、さん・・・」

呉用「上手く言えないんだが・・・どんなことがあっても、君のことは守りたい。君が傷つくのは、何よりも苦しい。君が無事でいてくれるのなら・・・私のそばにいられなくなったとしても・・・それは仕方がないことだ」

郁里「呉用さん・・・!それは・・・っ」

呉用「本当は、どんな手を使ってでも、君を梁山泊に置いてくるべきだったんだ」

郁里「嫌です、そんなことを言わないで・・・っ」

呉用「分かってくれ。君を失うことは・・・自分が死ぬよりも辛い」

郁里「どうして、呉用さんは・・・っ。自分だけがそんな想いを抱いている、って、そう思うんですかっ・・・」

呉用「郁里・・・」

郁里「それは・・・私だって一緒です!呉用さんを失うことが何よりも辛い・・・!」



呉用は苦しげな表情を浮かべると、強い力で郁里の体を抱きすくめた。



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今日はここまで~。


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