【智多星・呉用】第五章 第六話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※ネタバレしてます!!

※簡易レポです!!

※簡易でもツッコミは入れます!!


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



歩き疲れて少し休んでいる二人。

呉用が、郁里をそっと抱き寄せる。


キャハー(///∇///)


呉用の顔は真っ赤で、抱き寄せる腕もどこかぎこちない。



呉用「こうしていると・・・不思議な気分になる」

郁里「え・・・・・・?」

呉用「穏やかな気持ちと・・・どこか駆り立てられるような気持ちと・・・。君と会ってから知ったことだ。人は、このような気持ちになることがあるのだな」

郁里「呉用さん、それって・・・」



言いかけたとき、郁里のお腹が鳴った。つられて呉用のお腹も鳴る。

郁里は、元の世界から持ってきたポーチに飴が入っていたことに気づき、呉用に差し出す。


wwwポーチに飴とか、大阪のオバチャンかいなwww



郁里「二つありますから、一つずつ食べましょう」

呉用「・・・いや、私はいい」

郁里「どうしてですか?」



1:甘いものは嫌いですか?


2:得体の知れないものを食べるのは怖い?


3:食べてください←5UPアップ



郁里「食べてください」

呉用「・・・いつになく強引だな」

郁里「甘いものは、動く力になりますから」



郁里は呉用の口に飴玉を放り込んだ。




★スチル★ヒロインちゃんに飴を食べさせてもらってる呉用さん(≡^∇^≡)カーワイーイ



呉用「むっ・・・郁里、君は・・・・・・っ」

郁里「あっ・・・」



呉用が目を白黒させる。郁里は、呉用の唇に指が触れてしまい、ドキドキした。



郁里「ど、どうですか?」

呉用「これは・・・口がねじれるほど・・・甘い・・・だが、疲れもとれる」


www口がねじれるほど、って表現、初めて見たわwww



郁里「でしょう!?チョコレートなんかもあったらよかったんですけど」

呉用「ちょこれー・・・?」


wwwwwww



二人で飴の甘さを堪能していると、背後で物音がした。

呉用が素早く郁里を背中に隠す。

緊張が走る。



???「英雄は、遅れてやってくる、ってな」

呉用「戴宗!?」

戴宗「オレってひょっとして、登場する間が悪い?」


ウン(・∀・)でも戴宗さんだから許すー



戴宗がニヤニヤしながら近づく。



戴宗「もうちょっと後だったら、口づけの場面ぐらい見られたかな?惜しいことをしたぜ」

呉用「何を言ってる、この緊急時に!」

戴宗「緊急時のわりには肩なんか抱いちゃって、ずいぶんと楽しそうだったけど?」


wwwそっから見てたんかいwww


呉用「そ、それにしても、なぜおまえがここに・・・・・・」

戴宗「お頭から、ここに行くように言われてな」

郁里「えっ・・・・・・」

呉用「宋江様が・・・?」

戴宗「そ!軍師が危ない目に遭っているみたいだから、急げってさ。突然、異能の人になっちまうあたり、さすがはお頭だよな」

呉用「なぜ・・・。いや、とりあえず、今は早く梁山泊へ向かわないと」

戴宗「・・・さっきの続き、見せてくれたら、助けてやるぜ」


wwwwwwwww


呉用「ふざけてないで、早くどうにかしろ!」

戴宗「せっかく助けにきたんだ。お代くらいは頂戴したいものなんだがね」




緊張感ゼロの戴宗に、郁里は気が抜けそうになるが、頭をさげて助けてくれと言う。



(どうして宋江さんが戴宗さんにここに来るように言ったのかは、分からないけど・・・これで、助かる・・・)


戴宗「おうおう、健気だねぇ。いいのかい、軍師。女に頭を下げさせておいてさ」

呉用「・・・私からも頼む。助けてくれないか」

戴宗「・・・ったく、この朴念仁が。男なら、口づけくらいして見せろ、ってね。・・・まぁいい、梁山泊の知恵袋に頭を下げられちゃあ、嫌とは言えないね」




そう言って、戴宗が男物の服を取り出す。女装姿は手配書が回っているので、これに着替えて顔を汚してごまかすと言う。



戴宗「獣道を行く方法はあるけど、それは子猫ちゃんには厳しいだろ?」

郁里「・・・・・・はい」

戴宗「あ、もし獣道行きたいって言うなら、オレがおぶって移動してあげてもいいぜ?ただし、かなり高くつくけど」

呉用「・・・戴宗、ふざけている場合ではない」


wwwいや、彼は真剣かもwww


戴宗「ふぅん。軍師は、みんながいない間に子猫ちゃんの、あんなところやこんなところ、触っていたくせに?」

郁里「なっ・・・・・・」

呉用「そんなことはしてないっ!」

戴宗「さっきも当たり前のように肩を抱いてたよな。肩に触れればそのあとはもちろん・・・」

呉用「お前と一緒にするな!」

戴宗「それはこっちのセリフだね。オレなら、肩まで触れたらそのまま流れるように全部触るし」


www流れるように触んなwww


呉用「お前は・・・・・・恥を知れ、恥を!」

戴宗「そもそも、軍師は・・・」

郁里「あの・・・・・・!そろそろ行かないとまずいんじゃ・・・・・・?」



郁里がおずおずと声をかけると、二人は顔を見合わせた。




郁里「喧嘩するほど仲がいい・・・・・とか?」

戴宗「・・・冗談だろ」

呉用「それは、ない」



二人の声が重なる。



(やっぱり、仲が良いのかも・・・)



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



変装のおかげで、関所も無事に通り抜けることが出来、三人は梁山泊まであと少しの所に来ていた。

しかし、郁里の体は限界に近かった。



戴宗「だからご褒美条件でおぶってやると・・・」

呉用「無理はしなくていい。歩けなくなったら、元も子もないからな」

郁里「はい・・・大丈夫です」

呉用「・・・・・・」



呉用が手を差し出す。



郁里「呉用さん・・・・・・?」

呉用「手を引こう。引っ張られれば、少しは楽なはずだ」

郁里「・・・ありがとうございます」



二人がそっと手をつなぐ。戴宗がヒュウッと口笛を吹いたが、呉用は特に気にした様子もなかった。



(大変なことばかりだったけど・・・曾家に行ったのは無駄じゃなかったよね・・・?呉用さんのことを、たくさん知ることもできたし・・・)




郁里がそんなことを考えていると、戴宗が急にかがみこんで、耳を地面につけた。



戴宗「・・・騎馬の蹄音だ、しかも多数」

呉用「方向は・・・」

戴宗「風下だ」



戴宗が言った方向に目を凝らすと、遠くの方に土埃が見えた。




呉用「曾家か」

戴宗「おそらく」

呉用「身を隠して通り過ぎるのを待つか」

戴宗「いや、あの探し方では、見つかるのは時間の問題だ」

呉用「・・・・・・っ」

戴宗「ん・・・・・・?」




戴宗があたりを見回す。




戴宗「もう一つ・・・大きな騎馬隊が近づいてきている・・・」

郁里「えっ・・・・・・!」




戴宗が言ったとおり、騎馬隊がもう一団、姿を現した。




郁里「あれは・・・・・・林冲さん!?」

呉用「なに・・・・・・っ」




三人の元に向かって駆けてくるのは、間違いなく林冲の騎馬隊だった。

林冲騎馬隊は、その一糸乱れぬ見事な動きで、曾家の騎馬隊の前に立ちふさがった。




林冲「ここを梁山泊の近くと知っての侵攻か!」




林冲の厳しい声に、曾家の騎馬隊が戸惑う。



戴宗「あーあ。あんな及び腰で林冲騎馬隊に当たるなんてなぁ。敵ながら同情するぜ」




林冲騎馬隊と曾家の騎馬隊がぶつかる。

馳せ違ったときには、曾家の騎馬隊はバラバラの状態になっていた。



曾家の兵「引け・・・・・・・引け引け!」




曾家はあっという間に退却の構えを取る。




呉用「さすがだな」




勝負はあっという間に決着が付いていた。

林冲が三人の元へ駆けてくる。




林冲「郁里ちゃん!」

郁里「林冲さん!ありがとうございます、助けてくださって・・・」

林冲「無事でよかったよ、呉用さんも」

呉用「ずいぶんと良い頃合いで現れたな・・・」

林冲「うん、宋江さんに言われて・・・」

呉用「宋江様に?」

林冲「呉用さんたちが近くまで来ているはずだから、迎えに行くように、ってさ」




呉用と郁里は顔を見合わせた。

戴宗のときといい、どうして宋江にそんなことがわかったのか。

呉用も何か考えているようだった。



(でも・・・これで、無事に梁山泊に戻れる・・・。林冲さんも来てくれたし・・・)



郁里がそんなことを考えていると、突然林冲が郁里を馬上へ担ぎ上げた。



郁里「えっ・・・わ、きゃ・・・!林冲さん!?」

呉用「林冲、何を・・・・・・!?」

林冲「疲れたでしょ?梁山泊まで乗っていくといい」

郁里「あ・・・・・・ありがとうございます・・・・・・」

林冲「いいよね?呉用さん」


wwwあえて聞くあたり、宣戦布告ですかwww



呉用「なぜ、私にわざわざ聞く?」

林冲「一応、確認したほうがいいかと思って、さ」

呉用「・・・その必要はない」


www単にからかっただけかwww


戴宗「うわー、機嫌悪いなぁ、軍師。そして、なんて分かりやすいんだ」


wwwもう、アナタ大好きですwww


呉用「分かりやすいとはなんですか!機嫌も悪くござらぬ!」


www言葉www


戴宗「悪いじゃねえか、思いっきり。ったく、へそ曲がりの敬語使いめ」

呉用「・・・・・・」


(敬語つかい・・・?そういえば、呉用さんの敬語って珍しいかも)



それから呉用は黙って歩き続けた。戴宗がからかうように話しかけても、答えようとしない。




林冲「あの呉用さんがねぇ・・・」

郁里「?どうしたんですか?」

林冲「郁里ちゃんってすごいな、って」

郁里「・・・・・・?」




林冲の言葉の意味が分からず、郁里は首をかしげる。

結局呉用は、梁山泊に着くまで一言も話そうとはしなかった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




梁山泊に着いた二人は、そのまま広間へ呼ばれた。

広間まで付き添ってくれた戴宗が立ち去ろうとすると、呉用が「頼みがある」と言って何やら耳打ちする。

戴宗の表情がサッと変わった。




戴宗「それは・・・本気か?」

呉用「ああ」

戴宗「・・・分かった」




戴宗はそのまま立ち去る。

郁里は呉用に何を話していたのか聞こうとしたが、宋江が部屋に入ってきたので口をつぐんだ。



宋江「よく帰ってきたね、二人とも!」


宋江さ~んε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ



二人に笑顔を見せる宋江。



宋江「ご苦労だった、呉用。報告は後ほど、みなの前で頼む」

呉用「はっ」

宋江「それから、郁里さん・・・・・」

郁里「は、はい!」

宋江「今回のことで、郁里さんについて、とても重要なことがわかったよ」

郁里「私について、分かったこと・・・?」

宋江「そう。あなたが何者であるか、ということ」



宋江は笑顔のまま、続けた。




宋江「あなたの正体は・・・天が遣わした、天女だ」

郁里「・・・・・・はい?」


wwwいいリアクションですwww


宋江「あなたは、天女だ」


www大事なことなので二度言いましたwww


郁里「いや、天女って・・・。私は単なるOLで・・・」

宋江「以前・・・私は天女から三巻の書というものを授かった」

郁里「サンカンノショ・・・・・・?」

宋江「そこにはこう書いてあった。国が危機に陥ったとき、一人の女性が現れる。その女性が人々を幸せに導くだろう、と・・・」

郁里「そんなことを言われても・・・」




宋江の言葉に不安になった郁里は、呉用を振り返る。



郁里「呉用さん・・・」

呉用「真実は分からない。しかし、君が天女であるかもしれないということも、ひとつの可能性ではある」




1:呉用さんまで・・・


2:自分が特別な存在だとは思わない


3:天女なら、呉用さんたちを助けられる?←5UPアップアップ



郁里「天女なら、呉用さんたちを助けられますか?」



郁里は、出会って間もない梁山泊の人々の役に立ちたいと、本気で思い始めていた。




呉用「郁里・・・」

郁里「ただ守られるだけじゃなくて・・・皆さんの力に・・・」




呉用が泣き笑いのような表情になる。




郁里「でも、天女って言われても、私は別に何の力もないし・・・」

宋江「おや・・・気が付いていないのかい?自分の不思議な力に」

郁里「不思議な力ってひょっとして・・・」

呉用「あ、ああ・・・」

宋江「どうやら、まだ気づいていなかったようだね」

郁里「人の心を読む力、ですか・・・?」

宋江「おや、そんな力もあるのかい?」

郁里「え?違うんですか?」

宋江「・・・・・・なぜ、都合よく、戴宗や林冲が現れたと思う?」

郁里「それは・・・」

宋江「ふと、呉用の声が頭の中に響いたんだ。曾家を抜け出した直後、戴宗が近くにいてくれれば、と」

郁里「あっ・・・」


(私が読んだ呉用さんの心が、宋江さんにも伝わっていたっていうこと?)


宋江「梁山泊の近くに来たときもだ。馬があれば、郁里さんを乗せてやることができるのに、と」


(それは、私が読んでいない呉用さんの心だ・・・でも・・・)

郁里は呉用を見るが、とっさに目線を逸らされてしまった。



宋江「今まで、呉用が梁山泊を離れることはあったが、このようなことは一度もなかった。つまり、あなたが呉用の考えていることを、私に中継してくれている・・・というわけだ」

郁里「そんな能力が・・・」




思わずため息がもれる。




呉用「具体的には、宋江様にはどのようなことが伝わっていたのです?」


www必死wwww



宋江「重要なことだと、曾家を抜け出したこと。それから、馬が欲しい、ということ・・・。他にも、ときどき、思考は伝わってきたよ」



宋江が呉用に向かってにっこりと笑う。

呉用の背中にドッと冷や汗が流れる。

一体、どこまで宋江に伝わっているのか。

そもそも、伝わっているのは宋江にだけなのか。

呉用は曾家を抜け出してから、梁山泊に戻ってくるまでの間に何を考えていたのか思い出してみた。




宋江「郁里さんは、呉用の全ての思考を読んでいるわけではないのかな?」


宋江が郁里に問いかけるのを聞いて、呉用はハッと我に返った。



郁里「その中だと、私は戴宗さんの件だけです」

宋江「そうか・・・それは残念だな」




宋江はすべてお見通しのようだった。

呉用は穴があったら入りたくなるような、そんな恥ずかしさでいっぱいになった。




呉用「宋江様・・・」

宋江「なんだ?」

呉用「その声が聞こえているのは・・・宋江様だけでしょうか?」


(呉用さん、すごくたくさん汗をかいているけど、どうしたんだろう・・・?)


wwwアナタのせいです(σ・∀・)σwww


宋江「それは・・・他のものに聞いてみないとわからないなぁ・・・。私が聞いた内容をみんなに確認してみようか?」


wwwイジワルwww


呉用「い、いえ、それは・・・!」



呉用が慌てた様子を見せる。



林冲「呉用さん、水でも持ってきましょうか?」


∑ヾ( ̄0 ̄;ノあ、いたんだwww


呉用「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ」




呉用が拳で額の汗をぬぐう。




宋江「しかし・・・郁里さんの能力はいろいろと梁山泊の役に立つかもしれない」

郁里「えっ・・・本当ですか?」

宋江「事実、郁里さんの能力がなければ、二人とも無事に帰ってくることはできなかっただろう」

呉用「はい・・・。今回は郁里に救われたと思っています」

宋江「能力の事はまた調べるとして、今日は疲れただろうから、ゆっくり休みなさい」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里が自室でくつろいでいると、誰かが声をかけてきた。



???「郁里さん、ちょっといいですか?」

郁里「あ、はい!どうぞ・・・」

阮小五「おかえりなさい、郁里さん」

郁里「阮小五くん・・・・・!」




阮小五が、疲れているだろうから、と白湯を持ってきてくれた。

郁里は器を受け取り、一口すする。



阮小五「・・・大変でしたね」

郁里「うん・・・。でも、戴宗さんも・・・呉用さんも一緒にだったから」

阮小五「・・・そうですね。本当に先生は、道中郁里さんの心配ばかりしていたみたいだから」

郁里「えっ?」

阮小五「・・・そんな気がします」




阮小五の大人びたところに、郁里はドキッとする。



郁里「私たちがいない間、梁山泊はどうだったの?」

阮小五「途中から、先生たちと連絡がとれなくなったから、かなり焦っていたんですよ。林冲さんは兵を出す!って言い出すし・・・」

郁里「そうだったんだ・・・」

阮小五「だから、郁里さんの能力のおかげで、二人の様子がわかるようになってからだいぶ落ち着きましたよ。いいですね、郁里さんの能力」

郁里「でも、自分では使いこなせていなくて・・・」

阮小五「時間がたてば、使えるようになりますよ。焦る必要はないです」



阮小五が微笑む。

その時、阮小五が何かに気づいた。


阮小五「あ・・・・・・。ちょっと、じっとしていてください。髪に虫がついてる」


イヤァァァ((((((ノ゚⊿゚)ノ


郁里「えっ!やだっ!とって!早くとって!」



阮小五が郁里の髪をいじる。

しかし、虫はなかなか捕まらない。

そうこうしていると、いきなり呉用が部屋に入ってきた。



呉用「郁里・・・」



呉用は二人の顔を見比べて、厳しい表情になった。



呉用「なぜ、ここにいるんだ、阮小五」



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なぜか途中で切れちゃってたから再UP。


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