【智多星・呉用】第二章 第五話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※盛大にネタバレしてます!!

※選択肢はすべて5UPのものです!!

※萌え・ツッコミあり!!


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戴宗「この前の間者なんだが・・・・・・」

呉用「曾家だな?」

戴宗「ふん、お見通しってか」



呉用の表情が変化する。



(ソウケって・・・なんだろう)



嫌な予感がした。



戴宗「で、会議好きのお頭から、幹部召集のお知らせ、って訳だ」

呉用「分かった。君はここで作業の続きを・・・・・・」

戴宗「いや、子猫ちゃんも来るように、というのがお頭の命だ」


はーい(^O^)/


呉用「なに・・・?」

戴宗「・・・俺は何も聞いてないぜ。軍師こそ心当たりがあるんじゃないのかい?

呉用「・・・・・・・・・」



呉用が何か考え込むような表情を見せる。



郁里「あの・・・?」

呉用「宋江様がおっしゃるなら・・・」

戴宗「子猫ちゃんがここに来た理由について、いろいろと勘ぐってる奴も多いし。ま、今回は従っておくのが正解だな」



どこか意味深な言葉を残して、戴宗は部屋を出て行った。



郁里「呉用さん・・・・・」

呉用「そういうことだ。一緒にきてもらおう」

郁里「・・・はい」



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



二人が広間に向かうと、そこにはすでに多くの人が集まっていた。



林冲「あれ?郁里ちゃんも?」



郁里の姿を見て、林冲が驚きの声を上げる。



呉用「・・・宋江様の命だ」

林冲「・・・そうなんだ」



どっか納得したように林冲が頷く。



(私がここにいて、何か役に立つのかな?)



郁里が少し不安になっていると、広間に宋江が姿を現した。


宋江さんだ~(-^□^-)


全員が音も無く一斉に頭を下げる。

宋江はゆったりと上座に座ると、みんなを見回した。



宋江「みんな、忙しいのにすまないね。集まってもらったのは他でもない。新たな情報が入った。」



痛いほどに、場の空気が緊張していく。

宋江は戴宗を見ると、静かにうなずいた。

それに促されるように、戴宗が立ち上がり話を始めた。



戴宗「この前、忍び込んだ間者の足取りを追ったところ、曾家の間者であることが分かった」



ザワリと場がさざめく。



戴宗「証拠になるようなものは何も持っていなかったがね・・・曾家に向けて飛脚を使っていたようだ。その飛脚をとらえて、書きつけを確認したところ・・・書かれていたのは梁山泊内の兵力に関するものだった」

李俊「おいおい・・・っていうことは・・・」

戴宗「兵力を探っている。つまり、梁山泊を落とすことができるか、を」

李俊「・・・へへへっ、おもしれぇ」



場のざわめきは先ほどよりも大きなものとなった。



???「曾家がヤル気なら、話は早ええんじゃねぇの?攻められる前に攻めちまそうぜ」

李俊「鉄牛はすぐにそれだ。脳みそ足りねぇなら黙ってろ


wwwひどいな、オイwww


(わっ、李俊さん、あの大きい人にひどい事言うんだな・・・テツギュウ、さん?)


呉用「あれは、歩兵の隊長格、李逵。あだ名を鉄牛という」


(リキ、さんね)


李逵「なんだと・・・いくら水軍の旦那とはいえ・・・」

李俊「今の平穏を保つことに労力を払おうぜ。攻めこんで、やられちゃあ無念も国もないだろうが、ああ?」

李逵「旦那は悔しくねぇのかよ!?晁蓋の旦那のことは・・・・・・っ」


(チョウガイ・・・?初めて聞く名前・・・)


呉用「鉄牛」



落ち着いた呉用の声が響く。



呉用「今は急いで戦いをするべきときではない。戦いを回避するべきだ」

李逵「先生ぃ・・・・・・!」



場には討論の声が飛び交い始める。



郁里「阮小五さん・・・」



郁里は隣にいた阮小五にそっと問いかける。



阮小五「・・・敬語も敬称も僕にはいりませんよ。阮小五、と呼んでください」

郁里「えっ、でもそれじゃあ・・・」

阮小五「郁里さんの立ち位置を明確にする意味でも、上下関係は作ったほうがいいんです。僕以外に敬語抜きで話せそうな相手、いますか?」

郁里「・・・・・・」


(呉用さんにも、李俊さんにも、林冲さんにも・・・ため口をきくのはちょっとためらわれる雰囲気がある)


郁里「確かに・・・」


(そういう意味では彼が一番適任・・・それにしても・・・この子、組織の立ち位置への臭覚がとても鋭い・・・)


(〃∇〃)やっぱ阮小五もいいねぇwww


郁里「わかった、阮小五くん」

阮小五「・・・・・・!ずいぶん、理解が早いんですね。そちらのほうが僕には驚きです」


(彼が言いたいことは、きっとこうだ。私が彼にため口をきけば、少なくとも・・・周囲の兵士は私の地位が阮小五くんより上って認める・・・そこまで考えて・・・子供に見えるのに、なんて機転が利くんだろう・・・)


郁里「で、今って・・・三つ巴な感じ?」

阮小五「・・・ずっとこんな感じなんです。すぐ攻めるべきだという林冲さんや鉄牛に、現状維持を求める李俊親分。そして、戦うには兵力が足りないという呉用先生・・・目的はみんな一緒なんですけどね」


1:いつもこんな感じ?

2:目的ってなに?←5UPアップ

3:仲が悪いの?


郁里「目的ってなに?」

阮小五「それは・・・・・・」



郁里がさらに質問を重ねようとしたときだった。



呉用「君!」


Σ(・ω・ノ)ノ!な、なに?

突然、呉用の厳しい声が飛んできた。

その場がシンと静まりかえる。



郁里「は、はい・・・・・・」

呉用「君は、私の見えるところにいていただけますか」

郁里「え・・・・・」

呉用「目を離すとどんな無茶をするかわかりませんからね」

郁里「そんな、無茶なんて・・・」


(しかも、なんでいきなり敬語なの・・・・・・)


wwwwwwwww


呉用「馬に乗ったり、剣を握ったり・・・」


www好きでやったわけじゃないwww


林冲「呉用さん、それはオレや宋江さまが・・・」

呉用「とにかく!」



林冲の言葉を遮るように、呉用がわずかに大きな声を出した。



呉用「君の座る場所はここです」



呉用は自分の隣を指さした。



呉用「早く!」

郁里「は、はい・・・・・・」



郁里は慌てて立ち上がり、呉用の隣に座った。



(そんなに無茶をしたつもりはないんだけどな・・・・・・)



呉用はなぜかイライラしている様子で、周囲はあっけにとられたような表情をしていた。


wwwwwwwwww



宋江「ふうん・・・呉用がねぇ・・・」


ねー(・∀・)



そんな中で、宋江だけがニコニコ、というよりニヤニヤしていた。



呉用「宋江様・・・何か・・・」

宋江「いや、話を続けてくれるかい」



その一言で、話が再開される。



李俊「ところで・・・曾家が攻めてくるって言うのは、どれくらい確度の高い話なんだ」

戴宗「現状の証拠がそう指し示しているだけという程度だ。真実は、曾家の人間しか分からないね」



お手上げ、というふうに戴宗が肩をすくめる。



林冲「・・・確かめる方法があればいいんだけど・・・」


(確かに・・・その曾家の人たちに、攻めるんですか?なんて聞くわけにもいかないだろうし)


呉用「ならば・・・聞きに行きましょう。曾家の人間に」

郁里「はい・・・?」

呉用「方法は一つしかない。ならば、それを実行するまで」



迷いなく、呉用はきっぱりと言い切った。



郁里「呉用さん、どうするの・・・?」

呉用「曾家に潜入する」



広間にざわめきが起きる。



李俊「まあ、それが一番手っ取り早い方法だぁな」

史進「でも、一体誰が?」

林冲「ここは、やはり戴宗が忍び込んで・・・」

阮小五「通常通りにそうするのが一番かもしれないですね。下手に他の誰かが忍び込んで、捕らえられるようなことがあれば・・・」

宋江「ふむ・・・・・・それは避けたいところだね」

戴宗「では・・・」



戴宗が忍びこむことで話がまとまりそうになったとき・・・・・・



呉用「いや・・・・・・」



呉用が話を止めた。



呉用「こちらとしては、もう少し情報が欲しい。梁山泊を攻める計画があるのだとしたら、その計画の内容も。曾家に付け込むスキも見つけたい」

林冲「しかし、それは難しいよ呉用さん・・・」

阮小五「書きつけなどを残している可能性も考えにくいです」

呉用「思わず話したくなるような状況を作ればいいのだろう?」



呉用の言葉に、戴宗がニヤリと笑った。



戴宗「・・・ということは、変装の名人にご活躍いただく、ということか」

李俊「へぇ。また会えるのか、あのかぐわしいお方に」

史進「・・・またやるんですか」

林冲「なんだ、史進は嫌いなのか?あの方のことが」

李俊「史進は、あのお方の正体に気づかずにうっかり見惚れていたからな。あれは見ていておもしろかったぜぇ~」

戴宗「確かに、見ものだったな。かわいいぜ、史進・・・」

史進「あ、あのときは・・・俺がまだ子供だったからであって・・・」



史進が顔を赤らめる。



林冲「あれ以来、史進はあのお方の目を見て話せなくなったもんな」



曾家に忍び込む話が、いつの間にか”あのお方”のことで持ちきりになっていた。



(誰だろう?あのお方って・・・・・・扈三娘さんとか?)



でも、その扈三娘もにこやかに話題に加わっている。



宋江「では、曾家に忍び込むのは・・・」



宋江が呉用を見た。



呉用「・・・・・・ええ。私が行きましょう」


(えっ・・・・・・!?)


郁里「・・・大丈夫なんですか?呉用さん・・・」



郁里は、心配になって聞いてみる。



李俊「心配ねぇって。軍師ドノの『変装術』は梁山泊中に鳴り響いているんだからよ」

戴宗「大抵の金持ちの助平のところには簡単に潜り込めるな」


(そんなにすごいのかな?呉用さんの変装術って・・・ん?さっきの話からすると・・・)


郁里「あの、変装するってもしかして・・・」

呉用「女装だ」

郁里「ひっ!」


www『ひっ』ってwww



呉用はこともなげに言った。



呉用「女ならば、忍び込みやすく、それ以外にも情報を聞き出したり、あわよくば相手を窮地に追い込むこともできる」

郁里「でもっ!すぐにバレちゃいますよ!」

呉用「バレたことは一度もない」

郁里「ええっ!?どうやって!」

呉用「色目を使う、体に多く触る、などやりようはある。特に腰の位置は重要だ。色気のすべては腰にあるといっても過言ではない


wwwさいですかwww


真面目に解説している呉用の言葉に郁里は・・・



(ぷっ・・・くっ・・・くるし・・・い)



笑いをこらえるのに必死だった。



(腰の位置っ・・・!骨盤っ!どれだけ生真面目なの・・・・・・っ!)


呉用「・・・何がおかしい」

郁里「呉用さんが・・・呉用さんが女装って・・・」

呉用「・・・・・・ッ!少なくとも!君よりは色気があるつもりだッ!!男がこう手を出してきたら、こうッ!後ろから抱きついてきたら、こうッ!!!」

    「・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!」



大広間がシーンとなった。

そして次の瞬間、その場は・・・大爆笑に包まれた。

李俊や戴宗はもちろん、林冲や宋江まで、目に涙を浮かべて笑っている。



呉用「・・・・・・・・・・・むむむっ」



呉用は顔を真っ赤にして、全員の笑いがおさまるまで、憮然と立ち尽くしていた。



wwwかーわいーい(〃∇〃)www



呉用「それから・・・・・・!今回は、もうひとり連れて行く」

宋江「もうひとり・・・?」



それぞれが顔を見合わせる。

呉用は郁里を見た。



呉用「彼女を連れて行く」

郁里「えええええええっ!?」

戴宗「おいおい、子猫ちゃんに肉体労働させる気か」


www肉体労働www


李俊「さすがにこのお嬢ちゃんに娼婦の真似事をさせるのは反対だな」


(し、娼婦!?)


思いがけない言葉に、郁里は体が硬直した。



郁里「ご、呉用さん・・・娼婦の真似事って・・・」


(どうなっちゃうの、私・・・・・・)



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毎回、攻略相手以外に萌えてしまう浮気性な私www

もっと攻略キャラを増やしてほしーい!


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