※盛大にネタバレしてます!!
※選択肢はすべて5UPのものです!!
※萌え・ツッコミあり!!
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戴宗「この前の間者なんだが・・・・・・」
呉用「曾家だな?」
戴宗「ふん、お見通しってか」
呉用の表情が変化する。
(ソウケって・・・なんだろう)
嫌な予感がした。
戴宗「で、会議好きのお頭から、幹部召集のお知らせ、って訳だ」
呉用「分かった。君はここで作業の続きを・・・・・・」
戴宗「いや、子猫ちゃんも来るように、というのがお頭の命だ」
はーい(^O^)/
呉用「なに・・・?」
戴宗「・・・俺は何も聞いてないぜ。軍師こそ心当たりがあるんじゃないのかい?」
呉用「・・・・・・・・・」
呉用が何か考え込むような表情を見せる。
郁里「あの・・・?」
呉用「宋江様がおっしゃるなら・・・」
戴宗「子猫ちゃんがここに来た理由について、いろいろと勘ぐってる奴も多いし。ま、今回は従っておくのが正解だな」
どこか意味深な言葉を残して、戴宗は部屋を出て行った。
郁里「呉用さん・・・・・」
呉用「そういうことだ。一緒にきてもらおう」
郁里「・・・はい」
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二人が広間に向かうと、そこにはすでに多くの人が集まっていた。
林冲「あれ?郁里ちゃんも?」
郁里の姿を見て、林冲が驚きの声を上げる。
呉用「・・・宋江様の命だ」
林冲「・・・そうなんだ」
どっか納得したように林冲が頷く。
(私がここにいて、何か役に立つのかな?)
郁里が少し不安になっていると、広間に宋江が姿を現した。
宋江さんだ~(-^□^-)
全員が音も無く一斉に頭を下げる。
宋江はゆったりと上座に座ると、みんなを見回した。
宋江「みんな、忙しいのにすまないね。集まってもらったのは他でもない。新たな情報が入った。」
痛いほどに、場の空気が緊張していく。
宋江は戴宗を見ると、静かにうなずいた。
それに促されるように、戴宗が立ち上がり話を始めた。
戴宗「この前、忍び込んだ間者の足取りを追ったところ、曾家の間者であることが分かった」
ザワリと場がさざめく。
戴宗「証拠になるようなものは何も持っていなかったがね・・・曾家に向けて飛脚を使っていたようだ。その飛脚をとらえて、書きつけを確認したところ・・・書かれていたのは梁山泊内の兵力に関するものだった」
李俊「おいおい・・・っていうことは・・・」
戴宗「兵力を探っている。つまり、梁山泊を落とすことができるか、を」
李俊「・・・へへへっ、おもしれぇ」
場のざわめきは先ほどよりも大きなものとなった。
???「曾家がヤル気なら、話は早ええんじゃねぇの?攻められる前に攻めちまそうぜ」
李俊「鉄牛はすぐにそれだ。脳みそ足りねぇなら黙ってろ」
wwwひどいな、オイwww
(わっ、李俊さん、あの大きい人にひどい事言うんだな・・・テツギュウ、さん?)
呉用「あれは、歩兵の隊長格、李逵。あだ名を鉄牛という」
(リキ、さんね)
李逵「なんだと・・・いくら水軍の旦那とはいえ・・・」
李俊「今の平穏を保つことに労力を払おうぜ。攻めこんで、やられちゃあ無念も国もないだろうが、ああ?」
李逵「旦那は悔しくねぇのかよ!?晁蓋の旦那のことは・・・・・・っ」
(チョウガイ・・・?初めて聞く名前・・・)
呉用「鉄牛」
落ち着いた呉用の声が響く。
呉用「今は急いで戦いをするべきときではない。戦いを回避するべきだ」
李逵「先生ぃ・・・・・・!」
場には討論の声が飛び交い始める。
郁里「阮小五さん・・・」
郁里は隣にいた阮小五にそっと問いかける。
阮小五「・・・敬語も敬称も僕にはいりませんよ。阮小五、と呼んでください」
郁里「えっ、でもそれじゃあ・・・」
阮小五「郁里さんの立ち位置を明確にする意味でも、上下関係は作ったほうがいいんです。僕以外に敬語抜きで話せそうな相手、いますか?」
郁里「・・・・・・」
(呉用さんにも、李俊さんにも、林冲さんにも・・・ため口をきくのはちょっとためらわれる雰囲気がある)
郁里「確かに・・・」
(そういう意味では彼が一番適任・・・それにしても・・・この子、組織の立ち位置への臭覚がとても鋭い・・・)
(〃∇〃)やっぱ阮小五もいいねぇwww
郁里「わかった、阮小五くん」
阮小五「・・・・・・!ずいぶん、理解が早いんですね。そちらのほうが僕には驚きです」
(彼が言いたいことは、きっとこうだ。私が彼にため口をきけば、少なくとも・・・周囲の兵士は私の地位が阮小五くんより上って認める・・・そこまで考えて・・・子供に見えるのに、なんて機転が利くんだろう・・・)
郁里「で、今って・・・三つ巴な感じ?」
阮小五「・・・ずっとこんな感じなんです。すぐ攻めるべきだという林冲さんや鉄牛に、現状維持を求める李俊親分。そして、戦うには兵力が足りないという呉用先生・・・目的はみんな一緒なんですけどね」
1:いつもこんな感じ?
2:目的ってなに?←5UP
3:仲が悪いの?
郁里「目的ってなに?」
阮小五「それは・・・・・・」
郁里がさらに質問を重ねようとしたときだった。
呉用「君!」
Σ(・ω・ノ)ノ!な、なに?
突然、呉用の厳しい声が飛んできた。
その場がシンと静まりかえる。
郁里「は、はい・・・・・・」
呉用「君は、私の見えるところにいていただけますか」
郁里「え・・・・・」
呉用「目を離すとどんな無茶をするかわかりませんからね」
郁里「そんな、無茶なんて・・・」
(しかも、なんでいきなり敬語なの・・・・・・)
wwwwwwwww
呉用「馬に乗ったり、剣を握ったり・・・」
www好きでやったわけじゃないwww
林冲「呉用さん、それはオレや宋江さまが・・・」
呉用「とにかく!」
林冲の言葉を遮るように、呉用がわずかに大きな声を出した。
呉用「君の座る場所はここです」
呉用は自分の隣を指さした。
呉用「早く!」
郁里「は、はい・・・・・・」
郁里は慌てて立ち上がり、呉用の隣に座った。
(そんなに無茶をしたつもりはないんだけどな・・・・・・)
呉用はなぜかイライラしている様子で、周囲はあっけにとられたような表情をしていた。
wwwwwwwwww
宋江「ふうん・・・呉用がねぇ・・・」
ねー(・∀・)
そんな中で、宋江だけがニコニコ、というよりニヤニヤしていた。
呉用「宋江様・・・何か・・・」
宋江「いや、話を続けてくれるかい」
その一言で、話が再開される。
李俊「ところで・・・曾家が攻めてくるって言うのは、どれくらい確度の高い話なんだ」
戴宗「現状の証拠がそう指し示しているだけという程度だ。真実は、曾家の人間しか分からないね」
お手上げ、というふうに戴宗が肩をすくめる。
林冲「・・・確かめる方法があればいいんだけど・・・」
(確かに・・・その曾家の人たちに、攻めるんですか?なんて聞くわけにもいかないだろうし)
呉用「ならば・・・聞きに行きましょう。曾家の人間に」
郁里「はい・・・?」
呉用「方法は一つしかない。ならば、それを実行するまで」
迷いなく、呉用はきっぱりと言い切った。
郁里「呉用さん、どうするの・・・?」
呉用「曾家に潜入する」
広間にざわめきが起きる。
李俊「まあ、それが一番手っ取り早い方法だぁな」
史進「でも、一体誰が?」
林冲「ここは、やはり戴宗が忍び込んで・・・」
阮小五「通常通りにそうするのが一番かもしれないですね。下手に他の誰かが忍び込んで、捕らえられるようなことがあれば・・・」
宋江「ふむ・・・・・・それは避けたいところだね」
戴宗「では・・・」
戴宗が忍びこむことで話がまとまりそうになったとき・・・・・・
呉用「いや・・・・・・」
呉用が話を止めた。
呉用「こちらとしては、もう少し情報が欲しい。梁山泊を攻める計画があるのだとしたら、その計画の内容も。曾家に付け込むスキも見つけたい」
林冲「しかし、それは難しいよ呉用さん・・・」
阮小五「書きつけなどを残している可能性も考えにくいです」
呉用「思わず話したくなるような状況を作ればいいのだろう?」
呉用の言葉に、戴宗がニヤリと笑った。
戴宗「・・・ということは、変装の名人にご活躍いただく、ということか」
李俊「へぇ。また会えるのか、あのかぐわしいお方に」
史進「・・・またやるんですか」
林冲「なんだ、史進は嫌いなのか?あの方のことが」
李俊「史進は、あのお方の正体に気づかずにうっかり見惚れていたからな。あれは見ていておもしろかったぜぇ~」
戴宗「確かに、見ものだったな。かわいいぜ、史進・・・」
史進「あ、あのときは・・・俺がまだ子供だったからであって・・・」
史進が顔を赤らめる。
林冲「あれ以来、史進はあのお方の目を見て話せなくなったもんな」
曾家に忍び込む話が、いつの間にか”あのお方”のことで持ちきりになっていた。
(誰だろう?あのお方って・・・・・・扈三娘さんとか?)
でも、その扈三娘もにこやかに話題に加わっている。
宋江「では、曾家に忍び込むのは・・・」
宋江が呉用を見た。
呉用「・・・・・・ええ。私が行きましょう」
(えっ・・・・・・!?)
郁里「・・・大丈夫なんですか?呉用さん・・・」
郁里は、心配になって聞いてみる。
李俊「心配ねぇって。軍師ドノの『変装術』は梁山泊中に鳴り響いているんだからよ」
戴宗「大抵の金持ちの助平のところには簡単に潜り込めるな」
(そんなにすごいのかな?呉用さんの変装術って・・・ん?さっきの話からすると・・・)
郁里「あの、変装するってもしかして・・・」
呉用「女装だ」
郁里「ひっ!」
www『ひっ』ってwww
呉用はこともなげに言った。
呉用「女ならば、忍び込みやすく、それ以外にも情報を聞き出したり、あわよくば相手を窮地に追い込むこともできる」
郁里「でもっ!すぐにバレちゃいますよ!」
呉用「バレたことは一度もない」
郁里「ええっ!?どうやって!」
呉用「色目を使う、体に多く触る、などやりようはある。特に腰の位置は重要だ。色気のすべては腰にあるといっても過言ではない」
wwwさいですかwww
真面目に解説している呉用の言葉に郁里は・・・
(ぷっ・・・くっ・・・くるし・・・い)
笑いをこらえるのに必死だった。
(腰の位置っ・・・!骨盤っ!どれだけ生真面目なの・・・・・・っ!)
呉用「・・・何がおかしい」
郁里「呉用さんが・・・呉用さんが女装って・・・」
呉用「・・・・・・ッ!少なくとも!君よりは色気があるつもりだッ!!男がこう手を出してきたら、こうッ!後ろから抱きついてきたら、こうッ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!」
大広間がシーンとなった。
そして次の瞬間、その場は・・・大爆笑に包まれた。
李俊や戴宗はもちろん、林冲や宋江まで、目に涙を浮かべて笑っている。
呉用「・・・・・・・・・・・むむむっ」
呉用は顔を真っ赤にして、全員の笑いがおさまるまで、憮然と立ち尽くしていた。
wwwかーわいーい(〃∇〃)www
呉用「それから・・・・・・!今回は、もうひとり連れて行く」
宋江「もうひとり・・・?」
それぞれが顔を見合わせる。
呉用は郁里を見た。
呉用「彼女を連れて行く」
郁里「えええええええっ!?」
戴宗「おいおい、子猫ちゃんに肉体労働させる気か」
www肉体労働www
李俊「さすがにこのお嬢ちゃんに娼婦の真似事をさせるのは反対だな」
(し、娼婦!?)
思いがけない言葉に、郁里は体が硬直した。
郁里「ご、呉用さん・・・娼婦の真似事って・・・」
(どうなっちゃうの、私・・・・・・)
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毎回、攻略相手以外に萌えてしまう浮気性な私www
もっと攻略キャラを増やしてほしーい!