※ネタバレしてます!!
※選択肢はすべて5UPのものです!!
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翌日から、テレビは神山巌の報道一色になった。
絢子「汚職に殺人関与疑惑か・・・・・・」
有馬「業の塊のような男だったからな」
有馬の屋敷にもマスコミは押しかけたけれど、志信さんは一切対応しなかった。
でも、そうすれば、マスコミは勝手に志信さんを悲劇のヒーローとして扱ってくれた。
有馬「あの女に刺されたのも、こうして考えるとけがの功名だったのかもしれないな」
絢子「女の逆恨みに巻き込まれてしまった、最大の被害者・・・・・・」
有馬「まあ、逆恨みって点は事実だけどな」
自嘲的な笑みを浮かべる。
有馬「これで政治家としても、復帰は難しいだろうな」
絢子「復讐は・・・・・・」
有馬「ああ、成功だ」
<選択肢>
1:おめでとうございます←5UP
2:これでよかったんですか?
3:よかった・・・・・・・
絢子「おめでとうございます」
有馬「ああ。一時はどうなるかと思ったが、お前のおかげだ」
絢子「私は何も・・・・・・」
疲れているようにも見えたけど、志信さんは満足そうだった。
考えてみれば、私と出会う前・・・
ここ数年はこの復讐のためだけに生活を費やしてきたのだ。
絢子「志信さん・・・・・・これから、どうするんですか?」
有馬「今の仕事はやめる」
絢子「えっ・・・・・・」
有馬「もともと、この復讐のために展開していたようなものだ」
絢子「従業員のみんなは・・・・・・」
有馬「誰かに譲るさ。俺がいなくても、それぞれがやっていけるハズだ。金も、もう必要ない。堅気の生活ってやつを送る」
絢子「それはそうかもしれないけど・・・・・・」
有馬「有馬の親父には迷惑をかけっぱなしだったからな。これからは、父親孝行でもするさ」
店をやめて、堅気の生活・・・・・・
それは妻としては喜ぶべきことなのかもしれない。
でも、私は素直に喜べなかった。
だって、それが全て終わったときには・・・・・・
私たちの関係も終わるのかもしれないのだから。
有馬「マスコミの奴ら、少し減ったみたいだな」
窓の外を覗きながら、志信さんが言った。
有馬「久しぶりに、外にでかけてみるか」
絢子「・・・・・・はい!」
志信さんが運転する車で外に出た。
車が出る瞬間、無数のフラッシュがたかれた。
有馬「まるで芸能人、だな」
絢子「こんなドラマみたいなことってあるんですね」
有馬「お前のことも少し書かれていたみたいだな・・・・・・」
一部の週刊誌では、私の生い立ちが書き立てられていた。
父の事業が失敗して多額の借金があったこと。
倒産直前に結婚したことから、財産目当てなのでは、と書く週刊誌もあった。
有馬「やっぱり、迷惑はかけちまったな」
絢子「それは仕方がないことだから・・・・・・ウソではないし」
有馬「・・・・・・」
事実、お金のために結婚した。
そして、志信さんは復讐のために。
利害が一致した、契約結婚。
・・・・・・のはずだった。
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本日分、終了~