※ネタバレしてます!
※選択肢はすべて5UPのものです!
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夜の世界は何も分からないから、私が行っても意味がないと思った。
ただ、私が顔を見せることで、お店の人たちは安心してくれた。
絢子「疲れたでしょう?休みますか?」
有馬「・・・・・・ああ、そうだな」
志信さんの体を支えて、部屋に入る。
倒れこむようにして、志信さんがベッドに転がった。
有馬「入院して、少し体力が落ちたみたいだな」
絢子「すぐに戻りますよ。志信さんは働きすぎでしたから」
有馬「そうかもしれないな」
絢子「じゃあ、私は・・・・・・」
そのまま、部屋を出ようとした瞬間、グッと手首をつかまれた。
絢子「きゃっ・・・・・・」
バランスを崩した私は、志信さんの上に倒れこんでしまう。
絢子「ご、ごめんなさい!傷・・・・・・」
有馬「どうってことない。それより・・・・・・」
絢子「はい?」
有馬「体力を戻す手伝いをしていってくれ」
絢子「え?」
志信さんの言っていることが分からず、きょとんとしてしまう。
有馬「・・・・・分かれよ」
そういうと、頭をつかまれ、強引にキスをされる。
絢子「・・・・・・」
有馬「分かったか?」
問いかけに、小さくうなずく。
傷に触れないよう、そっと抱きついた。
志信さんの大きな手が、私の体を撫でた。
それはびっくりするほど優しい仕草だった。
絢子「んっ・・・・・・」
有馬「ちゃんと、顔を見せろ」
絢子「だって・・・恥ずかしくて・・・」
有馬「俺の言うことが聞けないのか?」
ぐっと強引に顔を志信さんのほうに向かされる。
有馬「・・・なに泣いてんだ?」
<選択肢>
1:なんでもない
2:びっくりした←5UP
3:自分でも分からない
絢子「びっくりしたんです。急にキスされたから・・・」
有馬「変な奴だな。キスをするのに、許可が必要なのか?」
絢子「そういうわけじゃないんですけど」
有馬「俺の女房なんだ。したいことを好きなときにするぞ」
そう言うと、もう一度深いキスをされる。
涙の理由。
そんなこと言えるわけがなかった。
もう、抱きしめられることも、そうないかもしれない・・・・・・
そう思うと、自然と涙があふれ出した・・・・・・
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翌日・・・・・・
部屋から出ると、屋敷の中が騒々しい雰囲気に包まれていた。
先に起き出していた志信さんの周りに、屋敷の人たちがいた。
絢子「志信さん・・・何かあったんですか?」
有馬「・・・ああ」
渋い表情を浮かべている。
男「まずいです、絢子様・・・・・・」
差し出された新聞。
そこには、『神山氏、有馬志信氏を後継者に擁立!』の文字。
絢子「これ・・・・・・」
有馬「・・・もちろん、俺は何も聞いていない。強硬手段に出やがった・・・・・・!」
絢子「どうするんですか?」
有馬「どうもこうも。俺たちは、今まで通りに事を進めていくだけだ」
絢子「でも・・・・・・」
不安があった。
計画を進めていくことで、志信さんも、大きな被害をこうむるのではないのだろうか。
ぎゅっと新聞を握りしめる。
有馬「お前は何の心配もする必要はない」
私の心を見透かすように言われた言葉に、胸が痛む。
本当はこのまま・・・一緒にいたい。
何も起こらなければいいのに。
復讐が終われば、私は志信さんとは無関係な関係になるんだから・・・・・・
男「社長!」
思考を中断させる声が響いた。
有馬「なんだ」
男「す、すみません。お客様がお見えです」
有馬「客・・・・・・」
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本日分、終了~