※選択肢はすべて5UPのものです!
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志信さんの表情が険しくなる。
刺したのは、神山さんの奥さんであるみゆきさんだ。
これから、どうなるんだろう・・・・・・
有馬「通してくれ」
白金「いいのか」
有馬「ああ、気になることもある」
白金「・・・・・そうだな」
有馬「いいな、絢子」
<選択肢>
1:はい
2:志信さんがいいなら
3:私もいていいんですか?←5UP
絢子「私もいていいんですか?」
有馬「は?」
絢子「だって・・・・・聞いていい話なのかと」
有馬「当たり前だ。お前は俺の女房だろ」
気になること・・・・・・
それは私も一緒だった。
神山さんの奥さんが言った言葉。
『アンタたちはいつだってあたしの邪魔をする・・・・・・志信も、白金総司も・・・・・・憎くてたまらない、あの女の血を引いたやつらがね!』
しばらくすると、神山さんが病室へと入ってきた。
神山「・・・・・・傷はいいのか」
有馬「おかげさまで」
皮肉を込めた笑みを浮かべる。
有馬「自分の女房が殺人未遂だぜ?マスコミ対応はいいのかよ?」
神山「あいつとはすでに離婚が成立している。無関係だ」
有馬「相変わらず、切り捨てるのだけは早いな」
神山「私には守るものが多いからな」
淡々と話しているだけなのに、病室にはなんとも言いがたい重苦しい空気に包まれていた。
とてもじゃないけれど、親子の会話とは思えない。
白金「神山さん。お聞きしたいことがあります」
口火を切ったのは総司さんだった。
ゆっくりと神山さんが総司さんへ視線を向ける。
白金「夫人は俺と志信のことを、『あの女の血を引いた奴らが邪魔をする』と言っていました」
神山「・・・・・・」
白金「あの女、とは誰のことです」
神山「・・・・・・志信の母親のことだ」
白金「え・・・・・・」
神山「君の母親は、有馬雪子だ」
病室が沈黙に包まれる。
総司さんの母親が、有馬雪子・・・・・・
つまり、志信さんと総司さんの母親が同じ人・・・・・・?
神山「そもそも、雪子は、白金君の父親と婚約関係にあった」
白金「父と・・・・・・」
神山「あれでも、社長令嬢でね。しかし、会社が倒産し、婚約は破棄となった。しかし、ホステスとして働き始めてから、その店で再会し、恋に落ちた。二人の関係は、子供が生まれるまで続いていた」
その生まれた子供というのが、総司さん・・・・・・?
総司さんは、言葉を失い、神山さんを見つめている。
神山「白金家は本妻が子供の出来ない体でね。だから生まれた直後に、養子として引き取られた」
有馬「でも、俺と総司は同い年だぞ!母さんがまさか・・・・・・」
神山「彼女は同時期に私とも関係を持っていた。そして、総司くんを産んですぐにお前を身ごもった」
志信さんは3月生まれ。
確か総司さんは4月生まれだという・・・・・・
絢子「そんな・・・・・・」
神山「あとは志信も知ってのとおりだ。雪子は私と別れ、有馬了と結婚した。そうしたのは、総司くんが白金家に奪われたように、お前を神山家に・・・・・・私に奪われないようにするためだったんだろうな」
志信さんも、総司さんも一言も発しない。
親友同士だと思っていた二人が実は異父兄弟だったのだ。
神山「妻からしてみれば、雪子は憎かっただろう。私の愛人であり、自分の子供より優れている志信。猛一人の子供は白金グループの御曹司。おまけに、先日白金グループにうちの息子の会社は買収されたところだしな」
絢子「そうなんですか・・・・・・」
白金「・・・・・・ああ」
神山「妻は、自分と息子の邪魔を君たちがしていると思ったんだろう」
私と話しているときも、志信さんを刺したときも、みゆきさんは苦しそうだった。
でも、どっちも、やっていいことではない。
たとえ、どんなに苦しかったとしても。
神山「全く・・・・・・女には気をつけなければならんな」
私をチラリと見ながら神山さんが言った。
この人は・・・・・・自分は悪くないと思っているのだろうか。
不意に怒りがわきあがってくる。
有馬「それで話は終わりか?」
神山「・・・・・・どういうことだ」
有馬「あんたがこれまでにやってきたことは無視か」
神山「・・・・・・何のことかな」
有馬「おふくろや・・・・・・親父、有馬了にやってきたことは罪じゃないのか?父は・・・有馬了は・・・このことを知っているのか?」
志信さんは、今にも神山さんに殴りかかりそうになっている。
絢子「志信さん・・・傷が・・・」
有馬「・・・・・・」
神山「さあ、それは知らん。雪子は私とは会おうとしなかったからな」
神山さんは少しだけ寂しそうに笑った。
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本日分、終了~
この「出生の秘密」さ、かなり強引すぎ。
今後の展開に必要なのかな?必要じゃなかったら許さないよ、私(笑)