※ネタバレしてます!
※選択肢はすべて5UPのものです!
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ゆっくりと、志信さんの体が倒れた。
その体を抱き起こす。
私の手を血が濡らした。
???「あはは!いい気味!」
少し離れたところで、女の声が響いた。
絢子「!・・・・・・・神山さん!」
みゆき「アンタたちはいつだってあたしの邪魔をする・・・・・」
絢子「アンタたち・・・・・」
みゆき「志信も、白金総司も・・・・・。憎くてたまらない、あの女の血を引いたやつらがね!」
絢子「え・・・・・」
その言葉に耳を疑う。
どういうこと・・・・・?
白金「絢子さん!早く志信を病院に!」
絢子「は、はい!」
そこに坂井さんが駆けつけ、みゆきさんを押さえつける。
有馬「絢子・・・・・」
絢子「志信さん!」
有馬「心配するな、かすり傷だ・・・・・」
絢子「ダメ、今はしゃべらないで!」
有馬「大丈夫だ・・・・・」
彼の赤く染まる手を握って、神様に無事を祈る。
けれど、みるみるうちに志信さんの顔が青ざめていく。
遠くから、救急車のサイレンが聞こえた。
救急車に乗せられると、志信さんは意識を失った。
絢子「志信さん・・・・・」
しっかりと志信さんの手を握りしめた。
どうか、志信さんが無事でありますように・・・・・・!
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病院へ着くと、すぐに処置室へ運ばれた志信さん。
看護士「ご家族の方はいらっしゃいますか!?」
絢子「あ、はい!」
看護士「奥様ですか?」
絢子「はい。あの主人は・・・・・」
わずかに取り乱す私の肩を看護士が撫でた。
看護士「奥様は志信さんと血液型は?」
絢子「!一緒です」
看護士「出血が多く、輸血を必要とします」
絢子「えっ・・・・・」
看護士「奥様、ご協力いただけますか?」
志信さんが助かるなら、少々の血ぐらい、どうってことはない。
私は大きくうなずいた。
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手術後・・・・・・
志信さんはなかなか目を覚まさなかった。
私はただ、志信さんのそばで、早く目覚めてくれるよう祈ることしかできなかった。
白金「少し、休んでいたらどうだい?」
絢子「大丈夫です・・・・・」
白金「志信が目覚めたときに、絢子さんが元気でいないとがっかりされてしまうよ」
私を元気づけようとしてくれている総司さんの気持ちを嬉しく思う。
それに応えようと、できるだけ、明るい表情を作ってみせる。
白金「飲み物でも買ってくるよ。絢子さんは何がいい?」
絢子「えっと・・・・・・じゃあ、ミルクティを・・・・・」
白金「OK」
笑顔を残し、総司さんが病室から出て行く。
早く・・・・・目覚めて、志信さん・・・・・・
有馬「う・・・・・・ん・・・・・・」
私の祈りが通じたのか、志信さんがわずかに身じろぎをした。
有馬「絢子か・・・・・・」
絢子「志信さん・・・・・・っ。大丈夫ですか?志信さん・・・・・・」
志信さんが私の顔を乱暴に撫でた。
有馬「一瞬、目を覚ましたときに看護士に言われた」
絢子「え・・・・・・何をですか?」
有馬「お前が血を分けてくれたんだってな」
絢子「それぐらい、大したことありません。志信さんが助かったなら・・・・・・」
有馬「全く、少し、油断したな。自業自得だ」
絢子「そんなこと、言わないでください・・・・・・」
有馬「心配したか?」
<選択肢>
1:当たり前です!
2:全然
3:契約違反です←5UP
絢子「契約違反です、志信さん」
有馬「え・・・・・・」
絢子「もし、死んだりしたら・・・・・契約違反で訴えますから」
有馬「ったく・・・・・どこに訴えるっていうんだよ」
病室のドアが開き、そこに立っていたのは飲み物を買ってきた総司さんだった。
白金「志信・・・・・・」
有馬「よぅ」
白金「目が覚めたのか、よかった・・・・・・。でも、本当に胆を冷やしたぞ、まさか目の前で刺されるとはな」
有馬「すまない、迷惑をかけっぱなしだな」
白金「構わない。それより・・・・・・」
総司さんが言いにくそうに言葉を濁した。
有馬「どうした、総司?」
白金「実は・・・・・・面会に来ている人がいるんだが」
有馬「・・・・・・誰だ」
白金「神山さんだ」
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本日分、終了~
いやぁ、ベッタベタな展開で萎えるわ~(笑)