【有馬志信】第8話 縮まる2人の距離① | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

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※ネタバレしてます!
※選択肢はすべて5UPです!


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響くブレーキ音に、ひょっとしてみゆきさんに指示された誰かが…
悪い予感がよぎる。


???「志信!」


逆光で車から降りてきた人の姿は見えない。


有馬「総司!」
絢子「え……」


車に乗っていたのは総司さんだった。
笑顔で私たちのところへ駆け寄ってくる。


白金「絢子さん、大丈夫なのか……ずいぶんひどくやられたんだな」
絢子「…これくらい、どうってことないです」
白金「早く手当てしないと…家まで送っていくよ」
有馬「ああ、悪いな…もうなにも心配することはないぞ、絢子」
絢子「はい……」


返事をした瞬間、目の前がグラリと揺れた。
ほっとしたからだろうか。
痛みが募り、目の前がかすんできた。


有馬「絢子?」
絢子「志信さ……」
有馬「絢子!!」


意識を失う前に見たのは、心配そうな志信さんの顔だった。



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絢子「ん……」
有馬「絢子!」


目が覚めると、そこは、すでに住み慣れつつある自分の部屋だった。
そして、志信さんがいた。

有馬「どこか、辛いとこはないか?」



〈選択肢〉
1:大丈夫
2:体中が痛い
3:ずっとついていてくれたの?←5UPアップ



絢子「ずっとついていてくれたんですか?」
有馬「他の男どもに任せるわけにはいかないからな」



と、言いながら、ふいっと顔を背ける。



(照れてるとか……?まさかね……)


起き上がろうとするが、体が悲鳴をあげて、思うようにいかない。


有馬「無理をするな」


やさしく私が起き上がるのを志信さんが助けてくれる。


絢子「ふふっ……」
有馬「?何がおかしい」
絢子「何だか志信さんがやさしいのがおかしくて」


ムッとしたように眉間にしわを寄せる。
それから私の頭をワシワシと撫でた。


有馬「…悪かった」
絢子「え?」
有馬「俺のせいで、こんな目に……」
絢子「大丈夫。これも志信さんの奥さんの役目……契約のうち、でしょう?」


わかっていた。
すべては契約の中のこと。こんな目に遭ったのも契約内。
こんな目に遭って志信さんが迎えに来てくれるのも、手当てをしてくれるのも……


有馬「痛かっただろう?」



頬にできた傷を志信さんが撫でる。


絢子「……はい」
有馬「でも、泣かなかったんだな」



〈選択肢〉
1:志信さんが言ったから←5UPアップ
2:泣くのも忘れてた
3:泣いたら負けだと思ってた


絢子「志信さんが言ったから・・・志信さん以外の人の前で泣くなって」

有馬「すぐピーピー泣くような奴かと思っていたのに・・・意外と強いんだな。お前ってやつは・・・」



グッと体を抱き寄せられた。



有馬「もう、泣いていいぞ」



痛みよりも、志信さんの体がとても温かくて・・・・・・

そのせいで、私の涙腺は崩壊してしまう。



絢子「うっ・・・・・・っ・・・・・・」



嗚咽を漏らす私の背中を志信さんが優しく撫でた。


有馬「俺は、お前に俺の求めることをすべてやれ、といった」

絢子「は、はい・・・・・・」

有馬「でも実際は、お前は・・・俺が求める以上のことをやってくれた。感謝している」

絢子「よかった・・・じゃあ、契約金を上げてもらわなくっちゃね?」



茶化すように言ってみる。

志信さんと目が合った。

その目はとても寂しそうで・・・悲しそうだった。



有馬「お前がやったのは、すべて契約だからか?」

絢子「・・・・・そうするように、志信さんが・・・」

有馬「ダメなのは、俺のほうみたいだな」

絢子「え・・・・・」
有馬「お前の行方が分からなくたったとき、俺は契約のことなんて、忘れてた・・・」



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本日分、終了~


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