※ヒロインの名前は「水口絢子」ちゃんです!
※選択肢はすべて5UPのものです!
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また殴られるのかと身構えるが、男の手元がキラリと光った。
ナイフだ。
<選択肢>
1:叫び声を上げる
2:男をにらみつける←5UP
3:抵抗する
絢子「・・・・・・っ!」
渾身の思いを込めて、男を睨みつける。
怖くなかった。
こんなことで、私は負けたりしない。
たとえ、命を失ったとしても・・・
絢子「そうよね、志信さん・・・・・」
その時だった。
重々しい倉庫のドアが開く音がした。
みゆき「誰!?」
???「あんただろうが。絢子を返してほしければ、来いって言ったのは」
絢子「・・・志信さん!?」
開けられた倉庫の扉から姿を現したのは、志信さんだった。
みゆき「どうしてここが・・・」
有馬「あんたが呼び出した倉庫で大量の覚せい剤が隠されていた。違うか?」
絢子「覚せい剤・・・」
有馬「様子を見に行かせたら、倉庫の周りに警察が待機してやがった。現行犯で俺を逮捕させるつもりだったんだろ?」
みゆきさんの表情がみるみるうちにゆがんでいく。
有馬「それから・・・神山にバレないようにしようとして、神山所有の倉庫を使わなかったことがまずかったな」
みゆき「なにを・・・」
有馬「ここ、白金所有の不動産でさ。だからアンタがここ借りたの、すぐにわかっちゃったんだよ」
みゆき「白金総司とグルなのね・・・」
有馬「詰めが甘いんだよ、アンタら親子はさ」
志信さんが指を鳴らすと、若い男たちが倉庫になだれこんできた。
有馬「このことは、神山にも報告させてもらう。アンタが守り続けてきた正妻の座も手放すことになるだろうな」
みゆき「・・・・・っつ!」
有馬「神山は最近できた若い愛人に入れ込んでいるそうじゃねえか。これでアンタもボンクラな息子も終わりだな」
志信さんはそばまでやってくると、私を羽交い絞めにしていた男を一撃で倒した。
有馬「だから、送り迎えをつけろって言っただろうが」
絢子「ごめんなさい・・・」
有馬「帰ったらおしおきだな」
絢子「え・・・」
縄をほどくと、志信さんはひょいっと私の体を抱き上げた。
<選択肢>
1:歩けます
2:重くないですか
3:来てくれてありがとう←5UP
絢子「来てくれてありがとうございます」
有馬「全く、手間かけさせやがって」
絢子「ごめんなさい・・・」
有馬「もっと自覚を持て。有馬の女房だってな」
その声には怒気が含まれていたけれど、怖くはなかった。
むしろホッとした。
ポロポロと涙があふれ出してくる。
みゆき「待ちなさい!志信さんッ!」
後ろから甲高い声が聞こえてきた。
絢子「志信さん・・・・・・」
有馬「放っておけ」
志信さんに抱かれたまま、倉庫を出る。
その瞬間、まぶしい光に照らされ、目が開かない。
それから、キキーッ!という大きなブレーキ音が響いた。
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本日はここまで。
ヒロインが苦手なので、どうしてもみゆきに同情してしまう私(笑)