※盛大にネタバレしてます!
※ヒロインの名前は「水口絢子」ちゃんです!
※選択肢は全て5UPのものです!
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絢子「あなたは、みゆきさん・・・」
みゆき「光栄ね。覚えていてくれたの?」
絢子「なぜ・・・」
その問いかけに、みゆきはふふっと笑みを漏らす。
みゆき「あなたは使い道がありそうだと思ったから」
絢子「え・・・」
みゆき「ずいぶんと、志信さんはあなたに入れ込んでいるようじゃない?あなたを使って、神山の後継者を辞退してもらおうかと思って」
絢子「・・・志信さんはそもそも、政治家になる気なんてありません」
みゆき「そんなことわからないじゃない。人は権力と金には目がくらむものよ」
楽しそうに話している姿に、違和感を覚える。
志信さんを脅す材料を手に入れたから、喜んでいるのだろうか。
絢子「私を取引の材料に?」
みゆき「それだけじゃないわ。あなたを使って、志信さんに不幸になってもらおうと思って」
そういうと、つかつかと私に近寄り、頬を平手打ちした。
絢子「・・・・・・・っ!?」
みゆき「私ね、志信さんが大嫌いなの。あの子が生まれたせいで、私の子はいつも比べられ、劣等生の烙印を押された。一生懸命頑張っているのに、志信さんがいたせいで、認められない。それにあの女・・・私が妻だって言うのに、志信なんて産んで・・・本当に忌々しいわ」
わなわなと手が震えている。
しかし、顔には笑みが浮かんでいた。
その姿はひどく滑稽で・・・だからこそ、私に恐怖感を与えた。
みゆき「望んでも手に入らないようなレールを敷いてもらったのに、それを拒否する、ですって?自分だけ幸せを手に入れるですって?そんなの許さない・・・」
そういうと、いつの間にか姿を現していた男に合図を送った。
男は私に近づくと、乱暴になぐりつけた。
絢子「う・・・・・・・っ」
みゆき「さっき、志信さんに連絡したのよ。絢子さんを返してほしければ、後継者の話をきちんと断りなさい。それから来れば、返してあげるって。でないと、あなたの奥さん、どうなるかわからないわよって」
高らかに笑う声は、魔女のようだった。
こんなことをしなくても、志信さんは後継者を引き受けない。
ただこの人は・・・志信さんを苦しめたいだけなのだ。
絢子「それで・・・満足ですか?」
みゆき「え・・・・・」
絢子「こんなことをしたって、志信さんは不幸になったりしないわ。あなたの心が醜くなっていくだけ・・・」
みゆき「自分の立場を分かって言ってるの?生意気な・・・」
絢子「こんなことをしているから、幸せになれないんですよ」
みゆき「お黙りなさい!」
渾身の平手がわたしの頬をたたいた。
バシンと音がして、頭にグラグラと響く。
それでも、涙だけは流すまいとぐっと奥歯を食いしめ、息を吸う。
絢子「好きなだけ傷つければいいじゃないですか・・・・・こんなことで、私も、志信さんも不幸になったりはしない」
みゆき「この女・・・・・・・っ!いいわ、好きなだけやってちょうだい!死んだって構わない。人殺しの罪も志信さんに着せてさしあげるわ!」
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本日分、終了。
ヒロインがかっこいいとこ見せてるつもりなんだろうけど、「フーン」て感じ(笑)
どっちかっていうと、本妻の方がかわいそう。
夫に裏切られて、壊れちゃったんだねー。