※ヒロインの名前は「桃山あかね」ちゃんですよ!
※私の選んでる選択肢がLOVE ENDになる保証はありませんよ!
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ジュテーム「今宵・・・貴女の心を私の力が完全に支配します。チャームと違って少し痛みが長く続きますが、我慢してください・・・」
あかね「・・・・い・・・・・・・・・や・・・・・!」
(ダメ・・・意識はまだあるのに、体や口が動かない・・・)
ジュテーム「ブラッディーキス・・・」
ジュテームはあかねの白い首筋に、グサリと冷たい牙を突きたてた!
あかね「んっ!」
ジュテーム「・・・・・・」
ジュテームは恍惚とした表情で、ジュルジュルとあかねの首筋を吸い続ける。
このときのジュテームの立ち絵と表現がものっそい気持ち悪い件www
あかね「・・・あ・・・や、や・・・め・・・て・・・・・・・・・!」
(この感覚はなに・・・?私の全てが吸い取られるような感覚と・・・まるでジュテームが私の中に・・・奥深くまで入ってくるような感覚が・・・)
あかね「・・・ダメ・・・そ・・・・・・ん・・・・・・な・・・・・・・・・・!」
ピクピクと痙攣を始めたあかねの首に、ジュテームはさらに奥深く牙を刺した。
(牙は氷のように冷たいのに、体は燃えるように熱い・・・それにどうして・・・どうしてドキドキして今にも胸が張り裂けそうなの・・・)
ジュテーム「・・・・・・」
ジュテームは不敵な笑みを浮かべると、ガッと一気に牙を抜き取った。
あかね「ぁっ・・・・・・」
力が抜けたあかねはヘナヘナとその場に倒れ込んだ。
(力が・・・体に力が入らない・・・)
ジュテーム「よくぞブラッディーキスを耐え抜きましたね・・・さすがはハートピンクです。血の契りを経て、貴女は正式に私の婚約者となりました。貴女の肉体は完全に私の支配下にあります。試してみましょうか?」
あかね「・・・・はい、ジュテーム・・・様」
wwwまたかいwww
(どうして?まだ意識がはっきりしているのに・・・)
ジュテーム「マドモアゼルの麗しい名前を教えてくれませんか?」
(思い通りになんてならな・・・!)
あかね「・・・私はジュテーム様の婚約者、あかね姫です」
(どうして?どうして思い通りにしゃべれないの!?)
ジュテーム「今はまだ肉体だけですが、次第に精神も私の思い通りになりますよ。何しろ私のハートエナジーを貴女の奥深くまで挿入させて頂きましたからね」
wwww言い方がキモイwwww
ジュテーム「・・・この2人の幸せ、今すぐ誰かにわけてあげたい気分ですね」
あかね「・・・私もです。ジュテーム様・・・」
ジュテーム「私には、今ここで貴女にしていただきたいことがあります」
(ジュテームが・・・私に・・・させたいこと・・・私が・・・したいこと・・・)
1:イケナイ大人の遊び
2:だるまさんが転んだ
3:ジュテームを倒すこと←
wwwちょwww選択肢wwwwww
(ジュテームの考えなんてどうでもいい・・・悔しい・・・私はぜったいにジュテームを倒してやる・・・私がダメでも・・・きっと青山さんが・・・)
ジュテーム「・・・その名前は聞きたくありませんでしたね。元恋人の名前を婚約者の前で考えるなど・・・お仕置きさせていただきます。貴女についたあの青虫は、貴女が殺すのです」
あかね「・・・はい。私があの青山の青虫を叩き殺します」
(やめて・・・!ウソでもそんな言葉使いたくない・・・・・!)
ジュテーム「あかね姫、貴女の元お仲間にご挨拶を差し上げておきましょう」
あかね「はい・・・わかりました」
(お願いだから止めて!)
あかねは通信機をオンにすると、ピピピッと通信を始めた。
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いっぽうー。
ハートレンジャーとバタフライ仮面は、無数の戦闘員を打ち倒していた。
戦闘員「シェ~!」
ブラックのカードが突き刺さり、最後の戦闘員がバタッと仰向けに倒れた。
ブラック「・・・これで最後の一匹、と。ジャミングした上に変装した戦闘員を配置するとはしてやられたな」
ピピピッ!
ブルー「通信機のコール音?ジャミングが解けたか・・・」
あかね「・・・私です。桃山です」
ブルー「あかね!無事だったのか?」
あかね「・・・無事です」
ブルー「よかった・・・。今すぐ向かうから、そこを動くなよ」
あかね「・・・大丈夫です。ちゃんとジュテーム様がそばにいてくれますから。・・・役に立たないあなたとは違って、頼りになるセクシーガイが隣に」
ブルー「・・・あかね?もしかして、君は・・・!」
あかね「・・・一言言わせてもらいます。私はあなたが大嫌いです。・・・あなただけは必ず私が殺します」
ブルー「くそっ!」
通信を強制終了させようとしたブルーの手を、レッドがガッとつかんだ。
(待て・・・)
レッドは珍しく音声を絞り、小声でボソボソとブルーに耳打ちした。
www珍しく、とかwww
(現場には超人ボーイが向かっているようだ。辛いかもしれないが、今は通信を切らずに引き延ばせ・・・)
ブルー「くそっ・・・こんなに辛い通信は初めてだ・・・。あかね・・・ジュテームを出してくれ」
あかね「・・・私の婚約者と話がしたいのですか?」
ブルー「・・・そうだ、・・・君の婚約者と話がしたい」
ジュテーム「フフフフ・・・ずいぶんとお慌てのようですね、間男青虫ハートブルー」
www悪口のセンスが中学生以下wwww
ブルー「ジュテーム、貴様・・・・・」
ジュテーム「彼女の味は最高でした。まだ体が喜びに満ち溢れていますよ」
ブルー「いったい何のつもりだ・・・・・!」
ジュテーム「これから私たちはメノスの本拠へと戻ります。もしかしたら、貴方があかね姫の声を聞けるのもこれで最後かもしれませんね」
ブルー「ジュテーム、今から私がそちらに行く。交渉させてくれないか」
ジュテーム「残念ながら、それは聞けない頼みですね。・・・・・おっと、なにやら遠くから飛んでくるヒーローがいますね。なかなか貴方がたもずる賢いことを考えますね。それではそろそろ通信を切らせて・・・」
ブルー「ジュテーム、あかねを返せ!頼むから・・・あかねを返してくれ・・・・・・!」
ジュテーム「しつこい男は嫌われますよ。それでは御機嫌よう、ハートブルー」
ブルー「あかね・・・!あかねーっ!」
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赤木「玲士!そんなに落ち込んでたら、助かるモノも助からないぞ!辛いときこそスマイルだ!戦場のルールだぞ!」
青山「・・・笑えるわけがない。赤木、しゃべるならもう少し小さな声でしゃべってくれないか」
wwwwめっちゃヘコんでるやんwww
赤木「しっかりと気合を入れて、しっかりと考えるんだ!俺が気合を入れるから、お前は頭を回転させて考えろ!行くぞ!うおーっ!」
青山「・・・やはりあかねを1人にするべきではなかったんだ。こうなることは十分に考えられたはずだ。なのに私は・・・もっと彼女のことを考えられたはずなのに・・・」
黄平「ねえ、あかねちゃんのハートエナジーは計測できないの?まさかジャミングされてるとか?」
神谷「それが、まったく反応がないし、衛星検索しても見つからないのよ。考えられるとしたら・・・」
千鳥「X城・・・・・・太平洋のどこかに浮かぶと言われる、メノスのアジトだろう」
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X城ー。
(ここがメノスのアジト・・・)
ジュテーム「そうです。あかね姫・・・ここがわれらメノスの本拠地、X城ですよ」
(いったいジュ・・・・テームは何を・・・)
ジュテーム「少しずつブラッディーキスの効果が強まってきたようですね」
(やだ・・・そんなの嫌・・・)
ジュテーム「嫌よ嫌よも好きのうち、とは言いませんが、すぐに慣れますよ」
www言わんのかいwwww
怪人X「・・・ほう、首尾よくハートピンクを捕らえたようですね」
(こいつが私たちの・・・敵の首領・・・・・)
怪人X「すばらしい・・・ブラッディーキスの効果は抜群ですね」
ジュテーム「私は愛の狩人ゆえに」
(メノス・・・敵がこんな近くにいるのに・・・なんとか・・・しなきゃ・・・どうすれば・・・いいだろう?)
1:ウルフの尻尾を握る
2:されるがままにする
3:ジュテームの目を突く←
(ジュテームの目を突いて・・・)
ジュテーム「・・・今の自分の立場をお忘れですか?」
(そうだ・・・私、動けないんだった・・・)
ダーク「それよりや、ジュテーム。ワレに頼まれた、なんたらって健康飲料の宣伝しといたで」
ジュテーム「メノーイエロンですね」
(メノーイエロン・・・どこかで聞いたことが・・・)
ジュテーム「ご苦労様です。私は昼間の活動は得意ではありませんからね」
(いったい何を企んでいるの・・・)
ジュテーム「あかね姫、それはまだ言えません。そんなことより、さあ2人で夜を楽しみましょう」
ゼータ「・・・ちょっと待って。桃山あかねを少し貸してもらえないかな?ちょっと調べたくなってね」
ジュテーム「なぜ貴方が興味を持つのですか」
ゼータ「この時代のハートピンクは神谷桃子であるはずなんだ。それがなぜか、この世界のハートピンクは桃山あかねだ。その謎を解明したいと思ってね」
(この少年はいったい・・・何者なの・・・?)
ジュテーム「私の主はX様、ただお1人です。ゼータ殿に指示される覚えはありませんよ」
怪人X「・・・ジュテーム、無礼ですよ。ゼータはメノスの重要な協力者。もう少し礼を尽くしなさい」
ジュテーム「・・・申し訳ございません。了解いたしました」
「あかね姫、しばしX様とゼータ殿に貴女を預けます。私との濃密な夜はあとで楽しみましょう」
ゼータ「ありがとう、ジュテーム。それでは桃山あかね、実験室に行こうか」
(実験室・・・?私はいったい・・・どうなるの・・・?)
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九楽「桃山君がメノスのX城に・・・これはなんとも由々しき事態ですね」
青山「いったいどうすればいいのか・・・私には方法が思いつかないんです」
九楽「X城はJガーディアンズでも捕捉できない謎の城・・・従来のスキャナーや衛星では事態は解決しないでしょう・・・しかし、一つあるとしたら・・・」
青山「何か方法があるんですか!あかねを助ける方法が!?」
九楽「・・・・ゼロエネルギーを使えば、H.E.A.R.Tの反応を拾えるかもしれません。ゼロエネルギーはH.E.A.R.Tのオリジナル、いわば母体です」
青山「なるほど・・・ゼロエネルギーなら・・・!今すぐゼロを呼んできます!」
千鳥「・・・玲士、ちょっと待ってくれ」
青山「何だ、千鳥?そこを通してくれないか」
千鳥「・・・少しだけ考えさせてくれないか」
青山「何を考える必要がある!あかねはメノスに囚われているんだぞ!」
千鳥「・・・いまゼロエネルギーを使ったら、ゼロが強制終了されてしまうかもしれない。この前の調整実験でゼロエネルギーは大幅に減少しているんだ」
青山「また再起動すればいいだけの話だ!千鳥、そこを通せ!」
九楽「・・・青山君、冷静になってください。ゼロの魂とも呼べるゼロエネルギーはまだ完全には定着していません。ゼロの強制終了は、ある意味彼の死を意味することをお忘れですか?」
青山「それは・・・!しかし!あかねを助けるには・・・!」
???「・・・方法は一つ」
ゼロ「・・・ボクが桃山を探せばいいんだね」
青山「ゼロ・・・!」
千鳥「ゼロ・・・君は・・・!なんてかっこいいヒーローに成長したんだ!」
九楽「・・・ゼロ、やってみようと考えた理由はなんですか?」
ゼロ「・・・青山氏と桃山は仲間だから。・・・総務官がそう教えてくれた」
九楽「・・・成長しましたね、ゼロ。博士、ここはゼロの自主性を尊重しましょう」
千鳥「もちろんだよ。・・・ゼロ、恐らくかなりの確率で強制終了されるだろう。それでも君はいいんだね?」
ゼロ「・・・ハイ」
千鳥「ゼロ・・・君は開発者の僕たちよりも、よっぽど大人だね・・・。よし!ゼロエネルギーを使う準備を整えよう!」
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X城ー。
ゼータ「ジュテーム、待たせたね。君の姫をお返ししよう」
ゼータが手を離すと、あかねの体がふわりと宙に浮いた。
ジュテーム「あかね姫・・・大丈夫でしたか・・・?」
あかね「・・・・・・」
ジュテーム「ゼータ殿!あかね姫にいったい何をしたんですか!?」
ゼータ「ハートエナジーの臨界点を調査したから、しばらくは目を覚まさないよ。それにしても驚いたよ。すごいハートエナジーの持ち主だった。現時点の彼女はまだ原石、まだまだ未開発の体だと言うことがわかった」
なんかヘンな風に聞こえマース!ww
怪人X「彼女のハートエナジーを使えば、私たちの研究も一層発展するでしょう。ジュテーム、今は君の作戦がメノスの生命線です。この期待、裏切らないでくださいね」
ゼータ「お節介かもしれないけど、ジュテーム。君は一つ見逃していることがあるよ。彼女の左手薬指をよく見たかい?」
ジュテーム「な・・・・・・!?あかね姫!これは誰が・・・誰から頂戴した指輪ですか!外しなさい!今すぐ外して放り捨てなさい!」
(青山さんからもらった指輪・・・これだけは・・・)
ジュテーム「・・・何と・・・抵抗する気ですか・・・!?」
(これだけは・・・外させない・・・ぜったいに外さない・・・!)
ジュテーム「く・・・何ですか、このハートエナジーは・・・!なぜ・・・なぜ私の指示に従わない・・・!ブラッディーキスより、ハートブルーとの絆が強いというのですか・・・!」
(これだけは外さない!ぜったいに!)
ジュテーム「許せません!私というフィアンセがいながら・・・貴女はなんと破廉恥なのですか!いいでしょう・・・ハートブルーとの絆、完全に断ち切って見せましょう・・・!」
(お願い・・・・そんなことするのはやめて!)
ジュテーム「X様!ジュテーム、ハートブルーを吸い殺してまいります!」
wwwまた出た「吸い殺す」www
怪人X「ジュテーム、待ちなさい。今はそのようなことをしている場合ではない」
ジュテーム「たとえX様の命令であろうとも・・・これだけは許せません!あかね姫、行きますよ!」
(え・・・?)
あかねを抱きかかえたジュテームは、バサバサと夜の空に飛翔していった。
ゼータ「これは命令違反になるんじゃないのかな。ミスターX、いいのかい?」
怪人X「まったく意地悪ですね。ゼータ、君が挑発するからではないですか」
ゼータ「だって、桃山あかねはジュテームの物ではないからね。ミスターX、そうでしょう?」
怪人X「・・・しかたありませんね。ジュテームが首尾よくハートブルーを片付ければそれで良し。失敗したらジュテームには相応の罰を与えましょう」
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前編終了、後編に続きます。
今回はあまりツッコミどころがなくてさびしかったなぁwwww