【有馬志信】第4話 ライバル登場?① | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!


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※ネタバレしてます!

※選択肢はすべて5UPのものです!



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志信さんの家で暮らすようになって数日後・・・

私は有馬主催のパーティー会場に来ていた。



絢子「本当にこんなパーティーってやっているところがあるんですね・・・」

有馬「今日はワインの試飲会だ。各国からのワインを集めてある。適当に接待しろ。有馬の女房としてな」

絢子「はい」



パーティー会場を見回す。

着飾った女性たちがたくさんいる。

思わず、自分の格好に目を落とした。



絢子「志信さん、私、こんな格好で大丈夫でしょうか?」

有馬「は?」


<選択肢>

1:地味なような・・・

2:似合ってますか?←5UPアップ

3:選んでもらったのは嬉しいんですけど


絢子「似合ってますか?この着物」

有馬「俺が選んだものに文句があるのか?」

絢子「他の女性の方が、とても派手なので・・・」

有馬「お前、何も分かってないな」



大仰に志信さんがため息をつく。

私の言葉に志信さんは心底呆れたような表情を見せた。



有馬「お前に言ってもわからないかもしれないけどな、その着物一式で1000万近くするんだよ」

絢子「いっ・・・・・・」

有馬「後から売ればいいだろうが」



これで借金の5分の1かと思うと、少し動きが鈍くなりそうだ。

汚さないようにしなければならない。



有馬「それに、お前は人妻だろうが」

絢子「あ・・・はい」

有馬「ほかの女みたいに浮ついた格好をする必要はない。その着物に見合うだけの仕事しろよ」

絢子「はい・・・・・・」



華やかなパーティーに高い着物。

私の今までの生活とはまるで別世界だ。



絢子「ふぅ・・・・・・」

???「志信!」



小さくため息をついたとき、志信さんの元へ近づいてくる男性たちの姿があった。



有馬「総司!来てくれたのか」

???「ああ。時間ができたからな・・・・・・彼女がお前の結婚相手か?」



志信さんが親しげに話しかけた、ビジネスマン風の男性が私に目をやる。



馬「ああ。絢子だ」

絢子「は、初めまして。い・・・いつも主人がお世話になっています」

???「初めまして。白金総司です」



仕立てのよさそうなスーツを着た真面目そうな人だった。



白金「全く、こんなかわいいお嬢さんを隠しておくとはな」

有馬「おまえに取られたらかなわねーからな」

白金「そういうな。なんだかんだ言ってさらっていくのは、いつも志信だろう?」

有馬「よく言うよ」



楽しげに会話をする2人は、仲が良いのだろうか。

志信さんがとてもリラックスしているように見えた。



???「俺のことも紹介してよ、志信さん」



白金さんの隣にいた男性が言った。

同じくスーツを着ていたけれど、雰囲気は白金さんとは違った。

流行のスーツをスマートに着こなし、華やかなオーラがあった。



有馬「ああ。絢子、こいつは顔と名前ぐらいは分かるだろう?」

絢子「えっ・・・・・・」



どこかであったことが・・・・・・・?

男性の顔をじっと見つめ、記憶を探る。



???「あれ?分かんないか。俺もまだまだだね。けっこう、テレビや雑誌に出てると思ったんだけど」

絢子「あっ・・・・・・!」



言われて、ようやく名前が浮かぶ。



絢子「ひょっとして、俳優の佐治十真!?」



驚きのあまり、フルネームで呼び捨てにしてしまう。



絢子「あっ・・・ご、ごめんなさい」

佐治「いや、大丈夫。よろしくね、絢子さん」

有馬「デビュー前からの知り合いで、今でもちょくちょく店に顔を出しに来るんだ」

絢子「そうだったんですね・・・」



じっと佐治さんが私を見つめる。

志信さんと結婚してから値踏みをするような視線を投げかけられることはよくあった。

でも、佐治さんからの視線は、それとは違うような気がした。



絢子「あの、何か・・・・・・?」



思わずその視線について問いかけてしまう。



佐治「ううん?別に何もないよ」



にっこりと笑ってかわされる。



男「社長、あちらで成田様が・・・」

有馬「分かった。じゃあ、またあとでな、総司、十真」

白金「ああ」



クライアントらしき男性の元へと向かう志信さんの後姿を見送る。



白金「・・・絢子さん?」

絢子「あっ、はい?」

白金「どこかで・・・会ったことはない?」

絢子「えっ・・・」



白金さんの言葉に思わず驚きの声をあげてしまう。

こんな人、一度会ったら忘れないような気がするのだけれど、と頭を悩ませる。



佐治「こんなところで、ナンパですか?」

白金「ああ、すまない。別にそういうわけじゃないよ」

絢子「大丈夫です!えっと・・・白金さんは志信さんのお友達、ですよね?」

白金「大学時代からの友人でね。全然系統が違うのに、妙に気が合ってよくつるんでいた」

絢子「そうなんですか・・・」



だから、志信さんの空気が柔らかなものになったんだろう。

あんなふうに志信さんが笑うのを初めて見た。



白金「これから、時々、顔を合わせると思うけど、よろしく。志信の店にもたまに顔を出してるから」

絢子「はい!」



紳士的な白金さんと、明るい雰囲気の佐治さんに少し私もリラックスする。

最近、会社以外では有馬家の屈強な男性たちばかりだった。

でも、ぼんやりとはしていられない。

今日来ている人たちはみんな志信さんの会社のお得意様ばかりだ。

しっかりと接待しなくてはならない。

笑顔で、挨拶回りをする。



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