本年最初のポストカードを紹介します!
元旦に変えてはいたのですが、中々ブログに書こうという気が起きなくて…。
でもとりあえず、1月1日のポストカードということで紹介したいと思います
まずはこちら。
東京ディズニーランドで購入したディズニーキャラクター大集合のカードです
いつも芸術系のカードばかり飾っているけれど、たまにはこういう子供っぽい、楽しい雰囲気のカードもいいな~と思って選びました。
それに、この豪華で華やかな雰囲気が新年をお祝いしているムードにぴったりですからね
そして2枚目はこちら。
これは、帝政オーストリア出身のグスタフ・クリムト作「希望・II」です。
昨年末に1人でMoMAに行ったときに一番に見に行ったのがこの作品でした。たまに、無性にみたくなるんです。
沢山の素晴らしい芸術作品の中で、一つだけギャラリーの角にぽつんと浮き出たように飾ってあります。
他の作品にはない、異質なものを感じます。
それは実際に、「金箔」という異質な材料を使っているからかもしれませんが、
目を閉じた妊婦の表情と緩やかなからだのライン、そしてまるで洋服の模様の一部のように美しく描かれている神秘的な女性たちが、ひときわこの作品から発せられるエネルギーを際立たせているように感じます。
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なぜこれを新年のポストカードに選んだかというと、ただ単にタイトルが「希望」であり
希望を持って新しい一年を過ごしていきたいな~と思ったからなのですが
今さら、なぜこの絵が「希望」なんだろう?と考えます。
よく見たら妊婦の胸のあたりにはガイコツがあるし、なんだか希望とはすこし違うような気もします。
でもやっぱり、「妊娠」っていうのは新しい命が生まれてくる「希望」に満ちたできごとだから
「死(=ガイコツ)」に代表されるような人生の暗い、希望を失うようなイベントが待っている、あるいはたった今経験しているとしても
穏やかに、穏やかに、「妊娠、新しい命(=希望)」を守っていっている人々の力強さ、またはそういう人への憧れを描いているのかな。
専門家の解釈はきっと全然ちがうものなのだろうけど、私の解釈はこうです。
でも芸術って、きっとそんなものなんですよね。みる人によって、見え方や感じ方は全然ちがう。
自分で好きなように解釈して、それで力をもらえたら、最高ですよ。
よく、「ここはこういう技術が使われていて…」とか「この画家はこういうテクニックで有名で…」などを説明をしている人とそれを聴いている人を美術館で見かけます。
それはそれでいいんです。でも、やっぱりそこに自分がどう感じるかを挟まないと、本当の意味で芸術を楽しんでいるって言えないと思う。
音楽でもそう。いくらテクニックなどを知っていても、「感じる」ことができなかったら本末転倒。
「芸術の知識がある人」よりも「芸術を感じる心がある人」の方がよっぽど魅力的ですよね。
…なーんて、
勉強の「知識」はあるけど「考える」ことが苦手な私だから、「自分の感性がある人」っていうのに憧れてこんな風に言っちゃうのかもしれませんね
最近自己分析を進めていく中で、自分の思考力のなさ加減にへこみまくっている山口さんのたわごとでした