2月に開催された「やんばるアートフェス」に伴うイベントのひとつ「サトウキビを楽しむ(上級編)」、本来は2月中に開催予定でしたが新型コロナの影響で延期になり3月開催となり今回行くことが出来ました。
無農薬でサトウキビを栽培するノイベナ農園と、手漉きのバガス紙を作る永澤亜沙美さんの企画するイベントでわりとマニアックな内容。
先ずは会場で目を引く「サーター車」。これは戦後の一時期まで製糖の際主力の道具です。
実際にサトウキビを絞る様子も体験できます。
数年前に放映されたNHK大河ドラマ「せごどん」でもサトウキビ絞りの大変な様子が描かれていたことを思い出します。
絞ったサトウキビの汁をグツグツと煮詰めてゆきます。
甘い良い香り~
今回サトウキビ(=黒糖)がテーマということで、マルシェに出店されているお店もそれにちなんだものが色々ありました。
これは「さとうきびぱん」@めのられすとらん
今回のイベント限定、沖縄の庚申バラと黒糖を使ったコーディアルシロップ
大好きなソワカ堂さんのお弁当も黒糖を使ったお惣菜がいくつか入っています。
やはりこちらのヴィーガン弁当は絶品
国頭産の自然栽培の蓮根も
他に、サトウキビジュースや沖縄産のコーヒーに黒糖を入れて飲むとか、お菓子なども色々ありましたが、今回私の一番のメインはバガス(さとうきびのしぼりかす)を使った紙漉きのWSでした。
バガスを琉球石灰で煮て繊維を柔らかくするのは丸一日くらい煮続ける必要があるということでそれはなかなか自分では難しいかな~
ネリという糊剤はハイビスカスから作ります。
それもステキ
そして無事完成~
早速書をしたためたいところですが、紙の美しさともったいなさで、書けなくて
通常の和紙に瑠璃色の色墨で作った作品と合わせてみました。
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
題して「サトウキビ畑の向こうに広がる海」
サトウキビの他にも、月桃、芭蕉(バナナ)、ガジュマル、パイナップルなど地元素材で作れる紙を見せて戴いたり分けて戴きました。
ゆくゆくはこうした沖縄由来の素材で作った紙でアート書の制作をしてゆきたいと、また新たな思いが広がる有意義な一日でした。