先週は寒い日が続きましたが、桃の節句が過ぎ、春の気配です。

ぴょん太の卒業式ももうすぐです。

この3年、本当に早かったです。

 

魚住先生や、安藤先生や、漢方の先生のお陰様で、随分元気になってきたのですが、なんだか、次から次に色んなチャレンジがやってきて、なかなか、昔のような平和な日々に戻れません^^;

 

実は、ぴょん太、去年受けた歯科検診で、顎骨に直径3cmくらいの影が見つかり、先日総合病院で入院手術でした。

 

「まあ、悪性ではないと思いますが、ないとも言えない・・・その場合は、顎の骨をここからここまで切り取って・・・」とかいう説明もあって、本当に心配しました(T_T)

 

結果、悪性とかではなく、顎骨に空洞ができていて、そこに血液などが滞留していたとのこと(@_@;)

 

そんなことある?・・・

 

はっきりした原因はわかっていないそうなのですが、私的には、成長期に自転車事故で顔面を強打したこととか、小さい頃からの質的栄養失調なども関係しているのかなぁ・・・とか思ったりしました。

今後は定期的に検査し、骨ができていくのを待つようです。

 

とにかく、手術は無事に終わったものの、

 

麻酔が切れてから、ぴょん太、これまでの人生の中で、一番の痛みを味わったようです(T_T)

(骨は削られるし、ついでに親知らずも一気に4本抜いたので(-_-;))

 

口も開けるもの痛いし、喋るのも痛いし・・・何より食べないといけないのに、流動食食べるのもやっとで・・・

痛くて眠れない・・・夜中に起きてくることもありました。

 

カロナールやロキソニンももらいましたが、それでも辛そうでぐったりでした。

 

それでも、少しづつ回復してきて、4日目くらいから、ようやく粉薬が飲めるようになって、いつもの四逆散を飲んだんですよね。

 

そうすると・・・しばらくしてから、起きてきて、

「痛いのましになった。お風呂はいる・・・」と言い出し、

お風呂から上がったら、リビングでゲームを始めました(@_@;)

 

すごい・・・本当、ぴょん太には、漢方薬が合うんだな・・・と感じました。

 

四逆散も、炎症を沈め、痛みを和らげる作用があるそうです。

 

 

 

 

 

 

今の漢方クリニックで四逆散を処方されるようになってから、ぴょん太は随分調子が良くなってきました。

初めて行ったのが、一昨年の秋(当時は、四逆散・補中益気湯・当帰芍薬散・酸棗仁湯が出されていました。)で、そのときは、とても大学受験なんて無理なのではないかとさえ覚悟したのですが、

先生は、「大学行く頃には、漢方薬も飲まなくてよくなると思いますよ・・・」と最初から言われていました(@_@;)

正直半信半疑でしたが、単位制に移行したのも良かったと思うのですが、今ではある程度普通の生活ができるようになり、アルバイトまでできるようになってきました。

 

あるとき、先生に

「起立性調節障害と診断されてから、私なりに漢方薬を試行錯誤してきましたが、四逆散という処方にたどり着くことはできませんでした。

ぴょん太のように起立性調節障害と診断されて、漢方を処方されても、めまいやふらつきを重視した漢方薬しか出されず、漢方薬で劇的な効果を感じられることができない人も多いようなのです・・・」と言いました。

 

すると先生は、

「そうなのですね、実は、最近はぴょん太くんと同じように起立性調節障害と診断されてくる子どもたちが増えているのですよ、

けれども、結局皆、自律神経失調症状なのでね・・・

自律神経は、基本、柴胡剤を軸に考えるのですよね・・・

それで、それぞれの体質とか、その時の状態によって、他の薬を足したり、量を調節したりするんですよ・・・」

と言われました。

 

思えば・・・ぴょん太が極期の時に明らかに効果を感じたのが『加味帰脾湯』でした。

当時は、「血液を増やすため」を重視して探していたのですが、

加味帰脾湯も柴胡剤・・・なるほど、効き目を感じたはず・・・

加味帰脾湯を飲ませ続けたのも、ぴょん太の回復のために良かったのかもしれません。

 

 

 

 

ここでは、

『・・・西洋医学の観点では,少陽の熱という概念は受け入れがたいのですが,日常の臨床では柴胡剤を使用しないと治らない病状があり,難治性の疾患が,柴胡剤を投与することであっさり解消するのをよく経験します西洋医学が飛躍的に進歩した今日でもなお,柴胡剤は有用な治療手段の一つであると思います。・・・』

 

とあります。

私も本当にそう実感しています。

CCFSの深部熱の問題もそうですが、

西洋医学では、『少陽の熱』(余分な深部熱)を排除するということに、とても苦労されている感があります。

結局、大量のステロイドとか・・・

 

けれども、この問題は東洋医学で解決できる可能性が高いのです。

これが、なぜ医学界に広まらないのか謎です・・・

 

けれども、

少陽病とは
防衛反応が活発に働いているが、ストレスが何らかの原因で半表半裏に入り込み排除されず代謝亢進状態となっている。

しかし、このような状態に思われても裏寒外熱であることがあります。誤って用いると、裏寒を増悪させ患者さんをいたずらに苦しめることになってしまいます。身熱を取る薬であることを認識し、慎重に適応を定めて投与する必要があります

 

とあるように、漢方薬は、経験豊富な東洋医学専門の医師の元で、慎重に処方してもらうことが重要だと思います。