2018年夏・・・ぴょん太の起立試験を受けるために朝一で病院に向かいました。

 

立ち上がることもままならないぴょん太を必死で支え、車に乗り込ませ、

やっとの思いで病院に連れて行きました。

待合で座っていることさえままならないぴょん太を、どうにかして楽にさせてやりたい、早く良くなってほしいという思いばかりでした。

そして、この検査を受けたならきっと治療法がはっきりして、順調に良くなっていくはずだと期待でいっぱいでした。

 

検査は、3回、立ったり横になったりを繰り返すそうですが、

ぴょん太は、3回目はもう立てなかったそうです・・・

 

思えば、病院に来る時点で、立てないのですから当然なことです。

どれほどしんどかったでしょう・・・2回もよく頑張ったなと思います(T_T)

 

この起立試験・・・

自律神経を壊している子にとっては、拷問のような試験です。

 

無理やり貧血を起こさせるようなものなのですから・・・

自律神経にも心臓にも脳にも本当に良くないです。

 

サブタイプなんてほとんどどうでも良いことです。

 

立ち上がることができない・・・という現状だけで、自律神経に問題が起こっていることは確実であって、起立試験なんて不要です。

 

医者として、もっと為すべきことがあるのではないのでしょうか・・・

 

こんな苦しい思いをぴょん太にさせたのに、

説明は、動画だけで終わり、

結果、水飲め、塩摂れ・・・大人になったら治るから・・・

 

水分と塩分を摂り血流量を増やす・・・

これは、単に、起立性低血圧の対処と同じことです。

思春期の子どもたちの自律神経失調、不定愁訴はこれだけでは決して解決はしません。

 

それから、当然のように出される、メトリジン(ミドドリン)・・・

これは、交感神経を刺激し、血圧を上げる・・・と・・・

脳の過活動で、交感神経上がりっぱなしの状態なのに、さらに交感神経を刺激するって^^;

ぴょん太が処方されたのが、朝、夕食後、・・・

更に眠れなくなるのは当然ですよね・・・

 

これを平気で処方するって・・・

 

子どものこと・・・子どもの中身のこと、なんにも考えてないですよね・・・

 

 

 

『起立性調節障害』の本質を知ってしまった今、当時を思い出すと、本当に屈辱的で怒りが湧いてきます・・・

 

子どもたちの苦痛を本当にわかろうとするなら、起立試験なんてさせないはずです。

自律神経の状態を確認するために必要だとしても、3連続必要ですか?

(実際、睡眠障害科では、重要視されていないようでした。)

私には、OD医たちは、子どもたちを実験台もしくは金づるとしか思っていないように感じるのです。

 

あのとき、医師はぴょん太が危機的状態であることを本当に認識していなかったのだろうか。

CCFSの概念を教えてくれたなら・・・

長期欠席の診断書を書いてくれたなら・・・

 

私の覚悟も決まり、

ぴょん太を極期まで追い込むことはなかったのでないかと思うのです。

 

 

もちろん、ぴょん太をあのような状態に追い込んでしまった責任は私にあります。

 

けれども・・・起立性を主張する医師たちに、どうしても私は誠意というものが感じられないのです。

 

『起立性調節障害』という病名のからくりに気づいたとき、私は衝撃を受け、

詐欺にあったような気持ちになりました。

 

この病名を作り出した医師は、こどもたちに拷問のような起立試験をぐるんぐるん受けさせ、血圧と脈拍のデータを集め、それを分類し、発表したに過ぎないのです。

 

更に、専門の機械で検査する場合、保険点数が1030点つくそうです。

 

 

かの医学会のトップページからは、すっかり『起立性調節障害(OD)』の文字はなくなっています。

5~6年前には、『起立性調節障害』のことで埋め尽くされていたのに・・・

 

また、最近『一般社会法人 起立性調節障害改善協会』というサイトを目にしますが、代表理事の方は、医師ではなく、光目覚まし時計を製造販売している会社の社長さんだそうです。

 

光療法は、もともと睡眠障害・・・CCFSの治療方法です。

 

結局、ODはCCFSと同じ病態を示しているということを自ら露呈しているではありませんか。

 

そして、どのOD医も医学会もこの状況について責任を取ろうとはしないのです。

 

どうか、みなさん、OD医のいうことよりも、三池先生の言葉に耳を傾けてください。

 

決して、耳ざわりの良い話ではありません。

心が痛くなるし、受け入れたくないと思うかもしれません。

 

けれども、OD医のいうことによりも、三池先生の言われていることの方が理路整然としていて納得できるはずだし、その現実を受け入れる時に子どもたちの回復は早まるはずです。

 

三池先生は、子どもたちと真摯に向き合ってこられ、ご自分の経験、研究結果をわかりやすく公表してくださっています。

ご自分が助けられなかった子どもたちに対して、自責の念を持たれ、研究初期で間違った対応をしてしまったと、真摯に詫びておられます。

そして、本当に、自律神経失調に陥る子どもたちのことを心配しておられ、

子どもたちの回復と幸せを願ってらっしゃるということが伝わってきます。

 

朝、起きられないことや学校にいけないことが最重要ではないのです。

元気をなくしている子どもたちの脳の状態が危機的であることが大問題なのです。

早急に、子どもたちの脳・・・自律神経・・・心と体を癒やしてあげることが最重要なことなのです。

 

もうこれ以上、起立性と診断され迷い苦しむ親子が増えないようにと、心から願っています。