ぴょん太が起立性を発症してからの過程を思い返してみると、
まるで、草花がしおれていくようであったな・・・と思います。
段々と元気がなくなり、痩せていく、食欲もなくなり寝たきりに・・・
起立性調節障害という名前がついたものの、根本の原因がわからず、右往左往、ただ涙にくれた日々・・・
けれども、今は、難しいことはわからないけれど、全体像が見えてきて、方向性が見えるので、安心感みたいなものはあります。
私は、起立性低血圧は、草花が水分や栄養分が足らなくなった時と同じように、人の細胞に水分と栄養分が足りなくなるから起こるのだと思いました。
草花は最後まで生き続けるために根を残そうとします。
人間は、生き続けるために、脳と心臓を動かし続けようとします・・・他の臓器を酷使し、犠牲にして・・・
なので、内臓や自律神経が傷んでしまう・・・
起立性調節障害の原因・・・それは、自律神経の疾患が出発点なのではなく、何らかの原因で、体・・・細胞一つ一つに水分や栄養分が足らなくなることが始まりであって、結果、内臓や自律神経の支障に至る・・・ということなのではないのでしょうか。
水分や栄養分が足りなくなる原因は、人それぞれだと思いますが・・・
脱水・・・ステロイド剤、抗生剤、鎮痛剤などの薬剤をよく使う・・・内臓疾患・・・成長期にあたり、女の子なら生理の始まり、貧血、体の急激な成長・・・などなど・・・
なので、起立性の症状に気づいたら、まず大事なのは、療養だと思います。
よく休み、きれいな水と、体に合った質の良い栄養を充分に摂ることです。
細胞を生き返らせてあげることが重要だと思います。
胃腸が弱っていて、食欲がないなら、赤ちゃんの離乳食を思い出して食事を作ってあげるのもよいかもしれません。
また、私は、民間療法もサプリメントも、体質に合い、質の良いものであれば、効果があると実感しています。
睡眠障害科の先生が、「細胞の一つひとつに体内時計が組み込まれている」とおっしゃっていましたが、それが事実であるなら、細胞自体が元気でないと、時計もうまく働かないと思います。
なので、体内時計の調整は、体がある程度元気になってきてからがよいのではないかな・・・・と私は思っています。