父上亡き後、３姉妹による骨肉の争いとなった遺産相続です。
俳優さん達の演技力が素晴らしい。
番頭役の中村鴈治郎のおとぼけ
長女役の京マチ子のすごみ
叔母さん役の女優さんは誰でしょう？
ズルサがでていてうまいな～。
ひょっこり相続人に名乗りでた愛人役の若尾文子もはまっています。
日本舞踊の先生であり長女に色々仕込む田宮次郎の着物姿は色っぽい。
夜中に観ていたのに興奮してすっかり目が覚めてしまいました。
主枝：ニュウサイラン
客枝：唐辛子
バラ
こちらはほとんど全て、先生に活けていただきました！
いや～、参った。
私はこんな形は頭に浮かばなかったです。。
ニュウサイランの曲線美が生きています。
フラワーアレンジメントだとお花の顔が見えるように作りますが
生け花は、枝や葉の曲線による流れを重視しますね。
草紅葉の美しい尾瀬をハイキングしてきました
遠くまで来たかいあって、本当に空気がおいしかったです。
至仏山を背中に
火打岳に向かって、ひたすら歩きます
あまりに壮大な景色にキョロキョロしていると足元注意です。
紅葉の見ごろは来週の３連休ですね。
帰りは沼田でとれたてのりんごを買って帰りました。
直売所のりんごは、形が悪くても新鮮でおいしいのです
原作：三島由紀夫
主演：妻夫木聡、竹内結子
時代設定：大正時代
映画館で見そびれた映画をDVDで借りました。
“春の雪”は大好きな小説の一冊です。
大正時代の華族という裕福だけど窮屈な身分、若い二人のかけひき。
不可能だからこそ惹かれあうのか。。
小説との違いを探しながら観ました。
岸田今日子さんがキマッテます。
着物は、全てが大正時代のものではなく現代物もあるようで多少時代が交錯しているようです。
聡子の襦袢姿をみたときは、ドキリとしますね～。
あの着物にこの襦袢を合わせているのか～！
やっぱり和装ブラとかうそつき袖じゃ興ざめよね～！
なんて、独りぶつぶつ。
宇多田ヒカルの歌は、合っていない‥。
原作：幸田文
監督：成瀬巳喜男
出演者：田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子、栗島すみ子
時代：昭和３０年代
うわぁ～、着物がまだ残っている時代の映画だ！
スカートに下駄を合わせていたりもします。
柳橋の花柳界、つたの家が舞台。。
華やかな花柳界とは裏腹に困窮している芸者置屋。
そんな中に女中として現れたお春さん（田中絹代さん）を軸に芸者達の日常の物語が展開されていきます。
芸者さんのお話しなのに、お座敷の様子は全くでてきません。
私が手にした本には“ざっくばらんなガールズトークが展開・・”と書いてありますが、まさに日常、舞台裏をのぞかせていただく感じです。
会話がすごく粋。
女優さんたちの個性が光っています
モノクロなので着物の色は分かりませんが、華やかな衣装よりも粋な柄が多いです。
そしてお太鼓のタレ先をぐっと右側に上げているのは芸者さんの印なのでしょうか。
着物の扱い方や紐使い、見入ってしまいますね。
原作：谷崎潤一郎
監督：市川崑
主演：長女（鶴子）岸恵子、次女（幸子）佐久間良子、三女（雪子）吉永小百合、四女（妙子）古手川裕子
時代設定：昭和１３年
斜陽に映える満開の桜のように、優雅な時代に幕を引いた四姉妹。。
いや～～、美しい！ため息ものです。
日本の四季の移り変わりとともに四姉妹の一年を追っています。
微妙な心の動き、女性らしい仕草、、、
とりわけ美しいのが吉永小百合さん！
参りました。私もすっかりサユリストです。
DVDの特典にあった市川崑監督の細雪の着物の解説は嬉しいですね。
当時の着物は現代の着物より斬新で、とおっしゃっていますが全くその通りだと思います。
細雪での着物は全て当時の型をおこして白地から染めたそうです。
