2023年4月11日の振り返りです
この日は腰椎MRI検査がありました。
この検査(造影剤)は股関節の痛みの原因を調べるために、主治医が予約を入れてくれました。
転移が分かってから、たくさん検査をしてばかりで、通院がもはや生活の一部になっています。
検査自体は特に問題なく終了しました。
そして、今日は検査以外にチャイルドサポートの相談員の方に予約をいれていました。
これは患者やその家族のための院内の支援システムで、子供のケアを中心にサポートしてくれるとのことで、今回は主に長男の事について相談しようと思っていました。
長男は小学校5年生で私の乳がんが発覚して、中学2年で私の転移を経験しています。
男の子だし、あまり自分の気持ちをペラペラ話すようなタイプでもないのですが、その長男が「(今回の私の転移について)とてもストレスを感じている。」と私に話してきたのです
思春期まっさかりの長男…、いったい何を感じているのでしょう。
私は自分の病気については、病院で色々相談したりして、それなりに転移について受け入れつつありますが、考えたら長男は誰とも私の病気について共有していないのです。
同じ立場に次男がいますが、まだ5歳と幼く長男の相談相手にはならないし、私の夫でもある父親とは、私の病気について長男と話しあうことはほとんど無いそうです。
長男は、ネットで色々検索して、転移性乳がんの余命などを知り、かなり動揺しているようでした。
そんな状況でしたので、今後の長男のサポートをどうしたらいいかと相談しました。
相談員の方はとても優しい方で、長男自身が一人でカウンセリングを受けることも可能だとおっしゃっていました。家族以外の第三者に不安を打ち明けることで、心が楽になる可能性もあるので、このようなシステムはぜひ利用して下さいと、優しくアドバイスをいただけました。
帰宅後、長男にもその事を伝えると、「不安な気持ちがやや落ち着いたので、もし相談したくなったらお願いしたい。」と以前より少し落ち着いた感じで話してくれました。
良かった…
と同時に、転移が分かってから自分自身のことばかりで子供のメンタルまで手が回らなかったことを深く反省したのでした…