2022年10月4日

 

胸部エコーとその結果説明の診察を受けに癌研に行ってきました。

CT検査は9月28日に既に撮影済みです。

 

 

PET-CTで転移所見を指摘されてから、正直精神的にかなり苦しかったです。

今日も先生から何を言われるんだろうと、診察時間が近づくにつれ動悸が激しくなるのが分かりました。

 

夫も一緒に来てくれましたが、院内のカフェで持ってきた仕事を一生懸命しており、「診察時間が近いからもういくね。」と私が声をかけると「お、もうそんな時間か!」とまるで緊張感が無い夫。

まあ仕方がないことですね。

 

 

呼び出し受信機がなり、診察室へ入りましたが、私の顔がかなり悲壮感漂っていたようで、私の顔を見るなり先生は「mamyさん、そんなに落ち込まなくても大丈夫ですよ。」と明るい表情で話し始めました。

 

 

「PET-CTで転移所見を疑われましたが、当院のCTで再検査し、放射線科の医師が読影した結果、この胸部の集積は放射線治療によって生じた炎症反応による可能性が高いという見解です。

 

そして、それ以外の臓器への転移の確認もしましたが、現時点ではありません。

ただ、本当に胸壁の炎症反応なのか確認するためにまた3か月後に造影剤を使用したCT検査をします。それで大きさに変化が無ければ、経過観察となります。」

とのことでした。

 

 

まだグレーな状態ですが、PET-CTの転移所見を見た時の衝撃からすると、先生の説明を聞いて、一気に全身の力が抜けてしまいました。

 

 

転移したと聞いたときは本当に怖かった。

私は乳がんになった当初落ち込みましたが、手術できる状態で発見されたのは本当に幸運なことだったのだと今回のこの一件で改めて思ったのです。

 

 

私の母の場合は、既に転移しており手術ができない状態で癌が発見されましたが、ステージ4で発見された場合の衝撃がこんなにも辛いことなのかと身をもって理解できました。

癌になって母の気持ちが分かったような気がしていましたが、全く分かっていなかったのです。

 

 

そして、改めて今回の疑惑に迅速に対応してくれた私の主治医の先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

それと結果的には転移でない可能性となりましたが、私の胸壁にある影を見つけてくれた技師さんやそれを精査に回してくれた先生、本当に有難かったです。

 

とはいえ、まだ経過観察中の身なので、気を引き締めて今後は徹底的に健康管理をしていこうと決意しました。

 

 

ご心配して下さった皆様、本当にありがとうございました。