昨日、病理結果を聞きに病院へ行ってきました。

手術から約6週間。
本当に長かったです。
 
 
診察室に入ったらS先生、いきなり
「お一人ですか?ご家族は?」と聞いてきました。
 
 
まさか、またこの展開…。
だいたいこのセリフを言われて良いこと言われたことありません。
 
 
「えっ、一人ですが。悪いお知らせありますか?」と恐る恐る尋ねると、
 
 
「いえ、ただ聞いてだけです。それほど悪くはないです。」とのことですが、一気に不安になりました。
そして、S先生が用紙を見ながら説明してくれました。
 
 
まずは最初に見つかり、全摘した左側の病理結果。
 
術式:全摘+腋窩リンパ節郭清
組織型:浸潤癌(充実型)
リンパ節転移:3/20個中
ER:+
PgR:+
HER2:-
がんの大きさ:21ミリ以上
脈管侵襲:高度 
核異型度:3 (Ki67:65%)
ステージ:ⅡB
 
 
次は部分切除した右側の病理結果。
 
術式:部分切除+センチネルリンパ節生検
組織型:浸潤癌(硬性型)
リンパ節転移:1/2個中
ER:+
PgR:+
HER2:1+
がんの大きさ:7ミリ
脈管侵襲:高度 
核異型度:2
温存手術の断端:-
 
 
私の再発リスクは30%程度と説明を受けました。
けっこう高い値だと思いました。
 
全摘した左側は脈管侵襲が「高度」とのことで、予定外の放射線治療(5週間)が追加となりました。
部分切除の右も脈管侵襲が「高度」とのことで、こちらは予定通り放射線治療(4週間)となりました。
 
まさかの両側放射線…。
これは非常に残念だし、とてもショックでした。
 
 
ただ、良かった点は右の追加切除はないこと、左右ともに治療方針が同じこと、です。
右の乳房を残してくれたことは私にとって、とても重要な意味を持ちます。
この決断ができたのもS先生のお蔭だと思っています。
 
 
今後の治療プランとしては以下の通りです。
1.抗がん剤治療:AC(アドリアマイシン+シクロホスファミド)療法(4クール)・ドセタキセル(4クール)
2.放射線治療:5週間(右は4週間)
3.ホルモン治療:10年
 
 
外科のS先生と会えるのは次は6月とのこと。
「本当にありがとうございました」と心からお礼を言って診察室を後にしました。
 
 
S先生が主治医で本当に長かった…。
しばらくお会いできないのは残念です。
 
 
 
そして、次はこれからのメインの主治医となる乳腺内科のK先生です。
 
 
K先生は物腰の柔らかい女の先生ですが、慣れた感じで用紙を見ながらスラスラと抗がん剤の説明をしてくれて、あっという間に診察が終わってしまいました。
1時間待って、診察室に入って出るまで10分もかかりませんでした。
 
 
 
抗がん剤の初回診察にしてはちょっと短すぎるのではと思いましたが、「副作用が出てきたらその時また対応しましょう。後は薬剤師さんの面談がありますから。」と言って、「中待合室でお待ち下さい。」と促され、診察終了となりました。
 
 
医師にとっては何百回と同じことを患者に説明していることだろうけど、患者にとっては初めての経験で不安だらけ。
初回位もう少し細かく副作用とか説明して欲しいなと思いましたショボーン
先生によってももちろん違うかもしれませんが…。
 
 
主治医の先生のことが信頼できるかどうかが私にとってはとても大事なことので、これから治療を継続していく中で、K先生のことを信頼できるようになっていければと思っています。
 
 
K先生の後の薬剤師さんとの面談ではK先生よりは丁寧に、私からの質問を交えながら色々説明してくれたので少し安心しました。
病院としてこういうシステムだったのかなと、薬剤師さんの説明を聞きながら思いました。
 
 
でも、実際に抗がん剤を経験されている皆さんのブログを読ませていただいたお蔭で、抗がん剤の種類や副作用、処方されるお薬など前もって知識としてあったので、本当に助かりました。
 
 
抗がん剤治療は1週間後。
 
 
昨日の病理結果や通院の疲れ、一週間後に抗がん剤を控えたことで、今日は何にもやる気がおきません。
抗がん剤までに終わらせなければいけない仕事もたくさんあるし、次男を外へ遊びに連れていかなきゃいけないのに、なぜか気力がわきません。
 
ちょっと今日は疲れました…。