胸にしこりを発見した翌日に、近所の総合病院にある乳腺外科を受診しました。

 

乳腺外科の専門医の先生が、週3日だけ外来をしているようですが、受診しようとした日はちょうどその外来日だったので良いタイミングでした。

 

もちろん次男も一緒に受診です。

 

次男が遊べるようなおもちゃやお菓子を持って行きました。

 

受付で手続きをし、10分位待ったらすぐ呼ばれました。

 

この時もまだ、「授乳の影響によってできたしこり。経過観察」と言われるだろうと想像をしていました。

 

でも、頭の隅っこに、「もしガンだったら・・・」という考えも捨てきれませんでした。

 

呼ばれて入った診察室には、50代後半位の優しそうな男性医師がいました。

 

「今日はどうしました?」と聞かれたので、

 

昨日、胸にしこりをみつけたこと、また現在授乳中なことを次男を抱っこしながら伝えたところ、

 

「ではエコーで診てみましょう。」とエコー検査をその場で行うことになりました。

 

その間次男は、看護師さんがおもちゃをたくさん持ってきてくれて、私が横になるベッド脇で相手をしてくれていました。

 

そして、医師は私のしこりのある位置にプローブを当てながら、「ここに何かあるね・・・。」とつぶやく様に言いました。

 

「これ、一応もう少し詳しく検査した方がいいから、来週、組織を取る検査をしましょう。」と、なんだか良くない流れになっているのを感じた私は、

 

「検査必要ですか?」と聞きました。

 

すると医師は、「検査して何でもないって出た方が安心するでしょう。」と。

 

「はい…。分かりました…。」となんとか返事をしましたが、この流れは、絶対良くないことが起こりそうと、どんどん不安になっていきました。

 

そして、次回の検査の一連の説明を看護師さんから受け、同意書にサインをするころには、一気に気持ちが暗くなり、病院のおもちゃに名残惜しそうにする次男を無理やり連れて、帰宅したのでした。