彼のテキストを読んだ後、すぐに一粒の涙が画面にこぼれ落ちた。
しばらくショックで携帯を持ったまま何もできなかった。

一体彼は何がしたいの?
これじゃ、ただ傷つけあってるだけじゃない。
なんで?
そんなに付合いたくないのならただ言えばいいじゃない。
「付合えない」って。
今振ればいいじゃない。
そうすれば、お互い悩む必要なんてないのに。
なんで問題を引き延ばすの?
彼はただこの問題から逃げてるだけじゃない。
なぜ分からないの?
これは無意味だって。

どれだけ私を傷つけてると思ってるの?
あなたのその態度がどれだけ私を傷つけてるか分かってる?
なんで何も説明してくれないの?
なんで振らないの?
なぜ?
なぜ?
私の頭の中は”何故?”という言葉で埋め尽くされ、グルグルと激しく回り続けた。
必死に心を落ち着かせ、やっとの思いで意を決してテキストを開いた。
そして、すぐに私は息を呑み、自分の目を疑った。

"I think we shouldnt contact for quite a time. Forget about me for a while."
(しばらく全く連絡取らない方が良いと思う。しばらく俺の事は忘れて。)

それだけ。
たった2行。
私は、全く何を言っていいか分からなかった。
なんでそんな事彼が言えるんだろう。
それは彼の立場から言える事じゃないじゃない。
それだけ?
他に何か言う事無いの?
そんなある日のこと。
いつもの様に図書館でリサーチをしていると、携帯に一通のテキスト(ショートメールのようなもの)が届いた。
携帯の液晶に表示された名前。
Y。
彼からだった。
携帯を片手に画面を見つめる私。
しばらく、テキストを開く事ができなかった。
胸が騒ぎ始める。
恐かった。
そこに何が書かれているのか。