「ライオンSING&TALKイベント」 | 気のむくままに

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観劇日記の様になってますが、気になりましたら、読んで頂けますと嬉しいです。

マイペースに更新しております。

@テイラー・ギター

3人による歌とトークのイベント。
成河さん
yas nakajimaさん【ギター演奏指導、監修】
宮野つくりさん【翻訳、訳詞】(ロンドンからリモートで参加)

ギターを購入した人しか入れないというテイラー・ギター。
30人程しか入れない空間。13時の回に参加させて頂きました。
素敵な空間で、成河さんによる弾き語り(2曲➕1)とギターのこと、音楽、訳詞、会場などの話。
どんな風に、どんな思いで制作しているのかを伺い、驚くと共に、ミュージカルライオンがとても楽しみになりました。

この作品は、ミュージシャン、ベンジャミン・ショイヤーが作詞作曲。自らの10歳から30歳の人生を歌にして各地で歌っていたそうです。自身のことを歌うので辛く辞めた所、ロンドンのプロデューサーが演劇にしたいと購入したそうです。
それをマックス・アレクサンダー・テイラー主演の一人ミュージカルとして上演。
マックスは音大生でもともとギターが上手い。ちょうどコロナ禍にベンジャミンからマンツーマンで2年間指導を受けたそうです。それを成河さんは1年間で。ずるいと成河さん言ってました(笑)
yasさんから見てもかなり高度な楽曲だそうです。

昨年の12月から準備を始めてるとのことですが、台本や楽譜があるわけでなく、2本の英語版の舞台映像を頂いたそうです。それを観て、曲に区切りをつけて音源にしたものを1曲ずつyas さんが譜面におこしたと楽譜の束を見せてくれました。
20曲。訳詞は1曲ずつ、つくりさんが訳したものを成河さんがみて意見し会議を重ねているそうです。
楽譜も台本もない事に驚き。
なんだっけなあー。台本を訳すのでなく上演作品を訳したいみたいに仰っていたのがとても印象的でした。

こだわりの訳詞の話を具体的な言葉を聴きながら伺いました。こういう話になると成河さんの思いがビシバシと。
テーマになる曲のラストはまだどのパターンにするか決まってなくて、13時の回はAパターンの訳詞で聞きました。
話の最後にBパターンと英語バージョンもちょっと披露。私は英語苦手なんだけどさりげなくオシャレなのがわかる英語の歌詞です。なんていうのかなあ〜誰にでもわかるシンプルなる単語がさらっと印象的に聞こえてきました。
AパターンとBパターンどっちがいい?なんて私たちやyasさんにも聞いていましたが、yasさんはミュージシャンとしての感性で答えていらしたのが印象的でした。
本番はどうなるのか楽しみです。
英語と日本語の違いによる音楽のメロディの話も興味深かったです。

成河さんかなりギターの練習を重ねているとyasさんから。練習しすぎて、テラヤマキャバレーの時小指の腱を痛め全治1ヶ月だったとか。
手が大きい人の弦の押さえ方の話から、クラッシックギターをやっていた経験からピック?を使う方法をしてもいいかベンジャミンに聞いた話も話してくださいました。
「この作品は父親から教わったギターをいかに自分の弾き方で弾けるようになるかがテーマだから成河さんの弾き方でと」メールで返事がきて感動したと。
11月にロンドンでベンジャミンの稽古があるそうです。

上演会場はClub eX。成河さん、梅芸の担当の方と会場視察に行ったそうです。
見えない所が生じるとのことで、段差をつけることにしたそうです。予算ありきですが。こういう拘りも嬉しいです。

この企画は、成河さんが人前でギターを弾く機会を持ちたいとのことから開催されたイベントだそう。
ギターを弾くのはまだ練習と経験が必要なのだなあというドキドキが伝わりました。弾き語りの歌声は情景が浮かび作品を垣間見た感じです。
成河さんがやったら演劇としても素敵な作品となると強く感じました。

きっときっと素敵な作品となりますね。