カムフロムアウェイ | 気のむくままに

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観劇日記の様になってますが、気になりましたら、読んで頂けますと嬉しいです。

マイペースに更新しております。

もう1回観てから感想を書こうとかとも思ったのだけど、初見で感じたことをまず残しておこうかと思う。

【出演】
安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫

12人のキャストで100人近くの人を、ノンストップ100分で演じる。
こういう形の演劇は初めて観ました。
色んな感情がめまぐるしく、ジェットコースターの様に湧き上がってきました。

9・11のテロ事件が発生した時、アメリカ領空が突然閉鎖された。
行き場を失った飛行機が小さな町に不時着することになる。宗教、人種、国を越えて生まれたドラマがその町にあった。

9・11 のテロ事件。テレビに流れてきた光景は今でも衝撃的な記憶としてあります。
その時、その裏側?で、人の優しさに包まれた交流があったこは全く知りませんでした。
これが、実話に基づいた話だというから見て驚きました。
5日間の国境を越えた人との関わりを機に、友情が芽生え、皆が苦難を乗り越えて再出発していくのに、人間も捨てたもんじゃないと感動します。

一方、この状況を生み出したのも人間であるという事実。
戦争だったり、自然災害だったり、悲惨な出来事は今も世界にあり続いている。
この事件も、亡くなった方の遺体がどなたのか判明していない方も多くいるとのこと。まだ終わっていないと知りました。
この作品に、優しさ、強さ、繋がり、再生を感じながら、分断、攻撃、破滅があることも感じるからこそ、様々な感情が沸き、泣きたくもなった瞬間があったのだと思います。

音楽にのせて進むストーリー。ミュージカルというよりそんな感覚。
そして、色んな色の景色を、短い感覚で見て感じました。

キャスト12人は見事だと思う。日本でこのキャストでみられた事こその感動は大きいと思います。
又観るので、大きく感じたことのみで。

浦井君のことだけ、祈りを込めた「player」泣きそうになりました。慈愛と温かさを感じるこの歌いだしを浦井くんの声で聴けたのは、とても嬉しかったです。
又、浦井君の、声とか色々ありますが、そして目力、目から発する表現にぞくぞくしました。