きらめく星座 | 気のむくままに

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紀伊國屋サザンシアターで9月8日から上演されている、こまつ座「きらめく星座」を観てきました。
「兄おとうと」から、まだ二週間ほどでした。


こまつ座は設立30周年だそうです。
そんなわけで、終演後、こちらもトークショーがあったわけです。
「兄おとうと」の時は、トークショー!という響きに喜んでいたので、チラシにも書いてあるし、きっと言ってたはずなのに、なぜトークショーがあるのかという事を理解してませんでした(^_^;)

30年という事は、私が小さい頃?からあったわけで、そんな頃から書かれた戯曲に、今出会って感動したり考えさせられたりしてる事が凄いことだなと思います。
台本に書かれた言葉が、上演される度に、生きる言葉となって、演じる人観る人の中で、宝石になっていくということなのでしょうか?




きらめく星座

切なさに胸のつまる、苦しさも感じるお芝居。
だけど、沢山笑って。
なんとも不思議な余韻です。


一幕は、とにかく笑ってるうちに終わっていた感じです。
戦況が悪くなっていく、そんな時代の中でも、オデオン堂に住んでいる人達が、自分の考えを持ちながら、能天気に感じてしまうくらい、明るく生きているのが良いのです。

すぐそこまで、暗い影は近寄ってきてるけど、愛と、笑いと、音楽に包まれた、こんな家もあるんだ。と驚かせされる家です。

卵、コーヒー、大根、煙草。
現代の日常の生活の中で、その辺にある物が、貴重な物で、効果的使われているのですが、いちいち、笑ったり、息をのんだり。

飲食する物だけでなく、せっけん、靴、などの物も、役者さんの仕草やセリフと共にあって、後から色々な物を見るたびに、お芝居を思いだしました。

そんな中だからか、日常品でない防毒マスクが、また一層印象的で。
ここには、色んな意味がこめられている事は想像できます。
2つほど想像できるのですが、もっとあるのか、違う意味なのかはわかりませんが。

きらめく星にこめられたメッセージも…。


一幕を観終えた時は、このまま、笑っている中で考える事もあり…で終わっていくのかな~。と思いや。

一番大切な事を。
木場勝己さん演じる下宿人の竹田さんの言葉から、胸に突きつけられます。
このあたりが、本当に苦しいのです。

それなのに。苦しさで終わらないのは、秋山菜津子さん演じるふじの明るさだったり、どんな言葉だったかは忘れてしまったけど、そこで、誰かが言っていた言葉だったり。

ふじの歌う、「青空」の歌。(腰の入った女の色気が素敵です)
明るいのに切なさに涙がでそうでした。

この、笑いと、切なさと、どっちにも揺れ動く気持ちに、(後半いったり来たりしました)それが不思議な余韻となっているのかもしれません。
メッセージの様な言葉が、重くも、笑いと共にあるのは、兄おとうとと一緒なのかな。
言葉から人の強さを感じるところも。


難しくはないのですが、難しかったです。

話は難しくなく、楽しいうちに、色々考えるというよりは、沢山、突き刺さるくらい感じます。

言葉が多く、色んな伏線があって、それが、私にどれだけ理解出来ていたかは、疑問です。
理解出来てない所があるのが、自分で分かります。
だから、不十分というわけでなく、それでも十分すぎるのですが、なんとももったいないような気がします。

機会があれば、もう一度観てみたい舞台です。

10人の出演者の方々が、またとても良いです。