恋愛は好きになった方が負け
なんて言葉をよく耳にするが本当にそうだろうか。
理佐とは付き合って半年が経つ
きっかけは私の片想いからで、最初こそ私の気持ちに応えてくれなかったくせに
今となればそれはもう私にベッタリ
どこに行こうにも何をしようにも私のそばを離れないし、いつも私の機嫌を伺ってくる
つまりこの恋愛において主導権を握っているのは私の方なのだ。
今だって
ゆいちゃんゆいちゃんって語尾に音符をつけて私の名前を呼びながら腰に巻きついている
『みんなが見たらどう思うんだろうね』
「なにがー?」
キョトン顔で私を見つめる理佐
『理佐のそのギャップ』
「ゆいちゃんにしか見せないもん!」
『はいはい』
皆の前では私のことをこば呼びするし、話しかけられることもほとんど無い。
それこそ、付き合いたての頃はずっとそんな感じでちゃんと好きでいてくれてるのか不安だったし、2人きりの時も全然恋人らしいことはしてこなかった
なのに3ヶ月を過ぎたあたりから急にこんな状態に。
どんな心情の変化があったのかは分からないけど、初めてこの新たな一面をお披露目された時は心の底から嬉しかった。
理佐が私に心を許してくれた。
やっと気持ちの天秤が釣り合ったんだ、って。
でもそれが当たり前になって新鮮が日常になっている今、私はいつしか理佐を手のひらで転がす生活。
忙しくて中々構ってあげられないときは、分かりやすく落ち込んだ顔をしてしょんぼりしていたり
私からはあまりしないハグをしてあげた日には、とてつもないくらいに目を輝かせ倍の力で抱き締め返してくる。
「ゆいちゃん!」
『なにー』
「今日も好き!」
そして毎日好意を伝えてくれる。
でも私はそれだけじゃ満足できなくて、ついつい意地悪をしてしまう
『へぇー愛してはないんだ』
「なんでそうなるの!」
焦ってるその顔が見たかった
『理佐の気持ちもその程度かぁ』
「そんなことないし」
あらま。拗ねちゃったよ
『じゃあ証明してよ』
天井を見つめて思考を巡らせている
「さすがに結婚はまだ早いよ...」
いやいや、違うわ!!
誰がプロポーズしろなんて言った
『そうゆうことじゃないから』
斜に構えた自分に恥じらいを感じながら伝え方を変えてみる
『私に対する愛情を表現してってことっ』
なるほど!なんて言って笑ってるのが無性に気に食わない。
真顔で理佐の視線を捕らえれば、やっぱりこの子は私に逆らえない
一瞬にして怯えた表情に変わり身体を小さくしている
これでいい。
さっきの続きをしよう
でもこのままだと理佐の気が乗らないと困るので頭を撫でてやり、優しい声で言う
『理佐の気持ち私に教えて?』
あ、口角上がった
「由依」
天ちゃんとかに見せるようなお姉さんの表情で私の名を呼ぶ
「好き。大好き」
『それだけなの?』
ううん。これからだよって、くしゃりと笑う
「由依のこと誰よりも愛してる」
私を見つめる瞳の奥は愛の色をしていた。
そのうち理佐の両手が私の顔を覆いお互いの顔がどんどん近づく。
ギリギリまで視線を交わしたあと理佐らしい触れるだけのやさしいキスをされた
唇を離した後、にっこりと微笑み今度は私のおでこに唇の熱を移す
「どうかな」
『70点』
「えーどうしてー」
どこで30も減点されたのって嘆いてる
だって、今のじゃ全然物足りない
悪くはないんだけど刺激がない
『こうしてくれてたら100点あげてた』
座っている理佐の上にまたがり、首筋に舌を這わせそのまま口元に移動して無理矢理唇をこじ開け中に侵入する
両手で理佐の耳を塞ぎ脳内に愛の音を響かせる。
酸素を求めて唇を離そうとする度に手に力を入れてそれを阻止する
何分経っただろう
プハァ
自分もそろそろキツくなってきたから、手と唇を離し解放してやる
苦しそうな顔で呼吸を整えてる姿がちょっと可愛くて頬が緩む
「死んじゃうかと思った」
『おおげさ』
そう言うとシュンとしてまた拗ねてしまった
『嘘だよ、ごめんね?』
そういって私も理佐のおでこにキスを落す
でも理佐
私の愛に溺れて死ぬなら
それはそれで本望でしょ?
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タイトル思い浮かばなくて適当になっちゃいました