4月1日から新型コロナ治療の負担金など変わります | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

薬剤師の安美です。

 

4月になりました。

 

いろいろ変化が多い時期ですが、

とくに新型コロナの治療に関して、今日4/1から大きく変わります。

 

 

 

3/31まで行われていた新型コロナ治療薬の公費負担がなくなるからです。

 

 

感染症法上の位置づけが「5類」となった2023年5月以降も、

治療薬や入院医療費などの公費支援を一部継続していました。

 

ですが、この4月から完全に、インフルなどと同じ扱い、通常の診療体制になるというわけです。

 

 

患者さんの保険診療の負担割合に応じて1~3割の窓口負担が必要となります。

 

新型コロナに対する抗ウイルス薬のゾコーバは、

5日分で約5万2000円。

3割負担だと、1万5000円くらいになります。

 

 

うーん、使う人減りそうな気がします。

(というか、最近ゾコーバの処方せんをみかけなくなった)

 

 

他にも新型コロナの入院医療費の公費支援なども打ち切りとなります。


 

あと、新型コロナワクチンの接種も公費負担が終了となります。

 

新型コロナワクチンの全額公費による接種は、令和6年3月31日で終了します。
令和6年4月1日以降、65歳以上の方及び60歳から64歳で対象となる方(※)には、新型コロナの重症化予防を目的として秋冬に自治体による定期接種が行われ、費用は原則有料となります(接種を受ける努力義務や自治体からの接種勧奨の規定はありません。)。
令和6年4月1日以降に定期接種以外で接種を希望される方には、任意接種として、自費で接種を受けていただくことになります。

(※)60~64歳で心臓、腎臓又は呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方

 

厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより引用

 

 

今年の冬はコロナよりもインフルエンザが猛威をふるった印象です。

 

新型コロナという病気はなくなりはしないと思いますが、

このまま落ち着いていってほしいものです。