※整備記録

先日の点火時期調整の際に気になっていた部品の点検を行ないました

デスビに付いているバキュームアドバンサー  

エンジンの負圧で進角する装置です

部品番号 19220-31014  定価解りませんがタマにヤフオクでデットストック品が売られてますが

1~2万ぐらいで取引されてますね

 

左のダイヤルはオクテンセレクタ 手動の進角装置です

排ガス規制前なので自由に調整可能です

 

通常の回転数により遠心力で進角する装置もありますので

ダイヤフラムで動作するバキュームアドバンサーは補助的

(負圧により制御されて全開時よりもハーフスロットルの方が進角させる)

 

しかし、このバキュームで動作するダイヤフラムは劣化して穴が開くらしい

点検方法は ホース繋いで口で吸えば解ります

 

見事! 読み通り穴空いてました

ただし、エンジン吹かすと動作はするので穴は小さいと思われます

 

ここで一旦応急処置しました

ダイヤフラム外側は金属同士でカシメてある構造の為

分解しないで配管部より内部のゴム部分に接着剤を垂らしてみた

そして口で息を吸ったり吐いたり・・・ 漏れてる穴部分に接着剤が入り込むイメージ

1日乾燥

 

結果は 穴は明らかに小さく成った感じ  しばらくそのままで乗ってました・・・

 

 

そのままでも良かったのですがアクチュエーターを分解修理

恒久修理です

 

サクッと分解

カシメてある個所をマイナスドライバーで叩けば開きます

 

一見 大丈夫そうですが

真中のカシメを削って外してみると

見事に切れています

応急修理の接着剤は入り込んでました

 

ダイヤフラムはゴムっぽい材質ですが

似た様な材質の物が我が家にはあります

ゴムボート補修用のパッチ PVC製ですが内部に繊維が入っていて丈夫です

 

固定はネジで止めるので旋盤で穴あけとタップ

 

一応、密着面とネジ部には接着剤を塗布    G17 PVCと金属の設置なので

G17はPVCには不向きですが、ネジで挟む場所とカシメる場所のエア漏れ防止なので

完全硬化しないG17で良いかと?

万力で元通りに組立、試に吸ってみると 漏れ無し!  完璧だ

 

車に取付 実車で確認  

 

 


動きは良さそう

 

 

修理前は若干ですが穴から二次空気を吸っていたのでアイドリング調整

点火時期調整して 完了