Vol.10 ペットと一緒の寝床はNG! | 見守りシステム・介護ロボット まもるーの

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 夜中に何度も目が覚めて、寝ても疲れが取れないという悩みをもつ、30代の女性がいました。途中で目覚める原因は、お酒か、騒音か、ストレスか、はたまた合わない寝具かと、質問をしていったところ、一番の原因は、猫と一緒に眠っていることだとわかりました。

 ペットと一緒に眠ると、無意識のうちに動きが抑制されてしまいます。睡眠中の寝返りには、血液やリンパ液の流れをよくして疲れをとったり、布団の中の温湿度を調整して体温をコントロールするなど、眠りの質を高めるための重要な役割があります。しかし、それらが妨げられてしまうのです。

 

 ペットと一緒に眠ると心が安らぎますが、明け方になるとエサを催促されたり、鳴き声で目が覚めたりと、メリットよりもデメリットの方が大きいのが現実です。これは、相手が子どもやパートナーであっても、考え方は同じです。

 

 忙しくストレスフルな毎日の中、ペットと過ごすのは最高に癒される時間だと思います。私も猫と一緒に暮らしていますので、一緒に眠りたい気持ちはよくわかります。でも、しっかり眠って心身の疲れを回復させないと、気持ちの余裕がなくなるし、ミスもしやすくなり、介護という長期戦を乗り切ることが難しくなります。

 

まずはご自身の睡眠を優先して、ペットにはペット用の快適な寝床を作ってあげましょう。そしてペットとは、眠るとき以外の時間に十分触れ合ってくださいね。

 

(快眠セラピスト/三橋美穂)

 

 

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