見守りシステム・介護ロボット まもるーの

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睡眠管理で介護現場が変わる! 高齢者の眠りを知って大介護時代を乗り越えよう!
介護施設向け睡眠センサー「まもるーの」の情報発信ブログです。
快眠セラピスト・三橋美穂先生による高齢者の睡眠コラムも随時更新中!

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眠っているときに、ブラジャーやガードルをしていませんか? 介護をしていると、何かあったときに素早く対応できるような服装で眠っているかもしれませんが、睡眠中の締めつけは血行を阻害して、体温の低下を遅らせることがわかっています。つまりぐっすり眠れないということです。

 

 

 

そもそも締めつけていると、リラックスできません。外出から戻ると、時計やベルトを外したり、ゆったりした室内着に着替えるように、締めつけから解放されると、私たちは寛げるようになっています。

 

パジャマのズボンのゴムは、圧迫が最小限になるように調整してみましょう。肌着やパジャマの縫い目のゴロつきも肌のストレスになるので、縫い目も生地も、柔らかいものを選びましょう。

 

寒くなると靴下を履いて眠る人もいますが、靴下のゴムの圧迫で、眠りの質を落としてしまいます。ゴムが緩めの睡眠専用のソックスや、レッグウォーマーがおすすめです。

 

寒いからといって、重ね着しすぎるのもよくありません。圧迫が何重にもなってしまうからです。着るものはパジャマと肌着程度にして、あとは寝具やヒーターで調整するとよいでしょう。

 

 できるだけ締めつけないことを心がけ、限られた睡眠時間を上質な休息タイムに変えていきましょう。

 

(快眠セラピスト/三橋美穂)

 

睡眠見守り 介護ロボット まもるーの

http://mamoruno.miel.care/

 

 

 

9月27日(水)~29日(金)に東京ビッグサイトで開催される『第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017』に、まもるーのが出展いたします!

 

H.C.R.は、アジア最大規模の福祉機器の国際展示会で、今年は15か国1地域より、528社の企業・団体が数多くの製品を展示します。

 

まもるーのは今回が初出展となります。

 

ASDのブースは、東4ホール「4-05-12」です。

■ 海外の社会保障、福祉制度・施策に関するシンポジウムの開催

■ 利用者・家族向けのセミナーの開催 

■ 福祉施設役職員・福祉機器企業関係者など向けのセミナーの開催 

■ 時代の変化に応じた特別企画を開催 

 

など、企画も盛りだくさんです。

 

ぜひ、お立ち寄りください!

 

第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017(東京ビッグサイト)

https://www.hcr.or.jp/

2017年9月27日(水)、28日(木)、29日(金)

10:00~17:00(最終日のみ16:00まで)

 

見守りシステム まもるーの

http://mamoruno.miel.care/

男性で睡眠の途中で目が覚めて困っている人の場合、お酒が原因のことが多々あります。女性でも介護のストレスをお酒で発散したり、不規則な生活が続くと眠りたいときに眠れなくなるため、お酒に頼る人もいらっしゃるでしょう。

お酒で中途覚醒が起こるのは、アルコールが分解されると交感神経の働きが活発になって、目が覚めてしまからです。日本人男性の40%に寝酒の習慣があるという報告もありますが、実はお酒は睡眠にいいことは一つもありません。

 

お酒を飲むと筋肉がゆるむので、イビキや睡眠時無呼吸症候群になりやすいことがわかっています。気道が狭くなって酸欠状態になるので、アルコール摂取量が多いほど、昼間に強い眠気が起こったり、疲労感が強くなって、日中のパフォーマンスが低下します。

 

少量ならよいのかといえば、寝つきが悪くなり、睡眠時間が長くなる傾向があります。

 

お酒が睡眠の質を下げる一方、ノンアルコールビールは快眠をもたらします。ビールの主成分であるアミノ酸の一種GABAは、神経を落ち着かせる働きがあるうえ、ノンアルコールビールには、アルコールのデメリットがないからです。

 

スペインの研究グループによる実験では、寝つくまでの時間が短縮され、昼間の不安感も低減されたという結果が出ています。

 

お酒は休日に楽しみ、平日はノンアルコールビールにしてみませんか。ただしビールは体を冷やすので、適量を心がけましょう。

 

 

(快眠セラピスト/三橋美穂)

 

 

睡眠見守りシステム まもるーの

http://mamoruno.miel.care/

 

季節の変わり目の9月は、日中は残暑で汗ばむ日が多いので、半袖で出かけることも多いと思います。でも、夜になると急に冷え込んで、上着を持っていないことを後悔したことがあるのではないでしょうか。最高気温と最低気温の差が10度近くあることも、めずらしくありません。

寝具やパジャマも、いつ秋支度をしたらいいのか迷う人も多いと思います。寝るときは暑くて半袖半ズボン+タオルケット1枚で快適だったのに、明け方に冷え込んで風邪を引いてしまったという経験もあるでしょう。

 

夜間に気温が急激に下がって寒く感じると、体温を逃がさないように筋肉が収縮します。すると深部の熱が放散できず、体温が十分に下がりません。しっかり体温を下げることで熟睡できるので、寒いと眠りが浅くなり、疲れが蓄積されてしまいます。

 

ただでさえ睡眠を犠牲にせざるを得ないであろう皆さんですから、限られた睡眠は質の高いものにしていただきたいと切に願っています。

 

9月になったら、まずはパジャマを長袖長ズボンに替えて、体を冷やさないようにしましょう。冷えやすい人は、腹巻きやレッグウォーマーも着用するのがおすすめです。温度は掛け寝具で調整しましょう。そして、寝始めと明け方の気温差対策として、足元に毛布やケットを1枚用意しておきます。そして寒さを感じたら、すぐに上に重ねるように掛けましょう。

 

毛布が布団から起き上がって取り出さなければならない場所にあると、つい面倒になって寒さを我慢してしまい、寝冷えをしてしまいます。単純ですが、プラスの1枚を寝床の近くに置いておくことは、季節の変わり目にはとても効果的です。

 

また、気温差が激しいと自律神経に負担がかかるので、就寝前の入浴で体を温めることと、ぐっすり眠って身体を休めるようにしましょう。

 

(快眠セラピスト/三橋美穂)

毎年、夏になると警鐘が鳴らされる熱中症。介護している方も、されている方も、ともに気をつけたいのが熱中症です。

熱中症の原因は、暑くなると体内に熱がこもってしまうことと、大量の発汗による脱水とナトリウム不足です。めまいや失神、大量の発汗、筋肉の硬直を感じたら要注意、熱中症の初期症状です。急いで水と塩分をとりましょう。

 

熱中症が起こりやすいのは、高温・多湿で、風のない場所です。一番多いのは、実は室内。しかも、寝ている間に熱中症になる人が多いのです。とくに体温調節機能が低下している高齢者は、暑いという自覚がなくても、室温が30℃以上にならないように気をつけましょう。

 

冷房が苦手な人は28~29℃の高めの温度設定で、熱帯夜は一晩つけておくようにします。タイマーで切れると、途中で暑くて目が覚めてしまいます。少し汗ばむけど目覚めない、ギリギリの温度を見つけみてください。

 

ちなみに冷房に弱い私は、就寝1時間前に25℃で寝室を冷やし、就寝時に29℃に切り替えます。体温が下がった頃には、室温が上がるので、冷えすぎを防ぐことができます。ただし、背中が敷き布団に密着すると29℃では暑く感じるので、空気の流動性がよい高通気敷きパッドを使っています。

 

上掛けはガーゼケットをお腹に掛け、レッグウォーマーを履いて、ふくらはぎを冷やさないように寝ています。足が冷えると、明け方の体温が下がったときに、こむら返りが起こりやすいからです。

 

睡眠中にトイレに起きないように水分を控える人がいますが、熱中症を予防するためには、就寝前にコップ1杯の水を飲んでおきましょう。そして枕元に水を用意しておき、目が覚めたときに摂取してください。喉が渇いたと感じてからでは遅いこともあります。

 

睡眠中の熱中症を防ぐためには、エアコンと水分を控えすぎないこと。そしてぐっすり眠ることが、日中の熱中症の予防につながります。

 

(快眠セラピスト/三橋美穂)