眠っているときに、ブラジャーやガードルをしていませんか? 介護をしていると、何かあったときに素早く対応できるような服装で眠っているかもしれませんが、睡眠中の締めつけは血行を阻害して、体温の低下を遅らせることがわかっています。つまりぐっすり眠れないということです。
そもそも締めつけていると、リラックスできません。外出から戻ると、時計やベルトを外したり、ゆったりした室内着に着替えるように、締めつけから解放されると、私たちは寛げるようになっています。
パジャマのズボンのゴムは、圧迫が最小限になるように調整してみましょう。肌着やパジャマの縫い目のゴロつきも肌のストレスになるので、縫い目も生地も、柔らかいものを選びましょう。
寒くなると靴下を履いて眠る人もいますが、靴下のゴムの圧迫で、眠りの質を落としてしまいます。ゴムが緩めの睡眠専用のソックスや、レッグウォーマーがおすすめです。
寒いからといって、重ね着しすぎるのもよくありません。圧迫が何重にもなってしまうからです。着るものはパジャマと肌着程度にして、あとは寝具やヒーターで調整するとよいでしょう。
できるだけ締めつけないことを心がけ、限られた睡眠時間を上質な休息タイムに変えていきましょう。
(快眠セラピスト/三橋美穂)
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