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小説 「加油!Celina!」

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日本人ビジネスマンが、中国人留学生と知り合い、全く違う環境・国籍・年齢を超えて、少しずつお互いを理解していく。互いの文化の違いを学びつつ、友達の輪を広げて、成長していく姿を日記風に描いていきます。

  女性小蒙から、「今度の週末は、第4回名古屋春節祭りがあるので、行きませんか」とのメールが届いた。ジャグラー雑技や玉乗り歌唱など・・・さまざまな出し物があるそうなので、見物に行くことにした。土曜日の朝、あいにく小雪が舞うような天気であったが、昼過ぎには止んだので、栄に自転車で向かった。・・・自転車



  会場は、久屋広場であったが、近づくと中国中国の音楽が音譜流れてきていて、賑やかだ。ステージや屋台は赤色に染まっていて、小中国のような雰囲気だ。「中国人は、赤色が中国大好きなんですよ。お正月に赤いものを身に付けると、福をパー招くと言われています。赤は、力・愉快・楽しい運を象徴しているんですよ。」、「赤い提灯か。●●●中国中国の正月は、旧正月だから・・・今頃あるんだよね。」昔、上海に出張したときが、大晦日になって・・・夜中まで 花火や爆竹がなって、町中すごい音で眠れなかった経験があるよ。」・・・「まずは、温かい物を食べましょうよ。」、「良いね。いろんな屋台が屋台出ているけれど、何が美味しいかな」・・・台湾料理・東北料理・四川料理・・・14のブースに、さまざまな料理がりんご飴ホットク焼きそば並んでいて、混みあっている。「女性百菜百味・一菜一格“・・・といって中国料理は、土地によってさまざまな味つけなんですよ!」、「辛そうだけど・・・酸ラー粉にしようかなあと羊肉串2つ。」、「私は、こっちの店の、牛肉刀削麺と肉饅頭。」、「昼間から・・・ガッツリ食べるね。」、「本場の味で、おいひ~で~す。好吃!!!」・・・ 



  


 食べ終わって、舞台の方へ移動した。ステージ上では、中国民族芸術団の龍とししまい獅子舞の賑やかな演目が始まっていた。赤い玉を追って、 銀色の龍が舞う。金色の鬣をした、ししまい獅子舞はユーモラスな動きで、目をパチクリさせて愛嬌を振る舞う。・・・めでたい気分が伝わってくる。日本日本の正月でも、獅子舞獅子舞は縁起物としてあったが、そのルーツは中国中国なのかなと思った。・・・なにやらおじさんはてなマークが手を振りながら、右手の方から現れた。「女性あら誰かしら」・・・続く


 帝国絶頂の西暦79年にウェスウィウス(ヴェズヴィオ)火山の噴火で、火山灰の海に埋もれたポンペイから出品される壁画や、当時の豊かな暮らしぶりを窺うことができる金や銀の食器などが展示してあるコーナーがあった。・・・「この町は、大噴火によりあっという間に、約1万人の市民もろとも火山灰で埋もれてしまい、当時の状況がタイムカプセルのように閉じ込められていたんだ。当然、パルテノン神殿世界遺産に指定されているよ。」、「ワインを生産する豊かな町だったみたいですねsei」、「旅行したときに見たんだけど、貴族の家の壁画やモザイク画などは、鮮やかな色が残っていて感動したよ」、「笑顔パン屋さんやバーもあったんですねsei 」、「サウナ式の銭湯浴場も見学したよ。演劇などを行う、娯楽施設も充実していたようだ。」・・・またバーチャル・リアリティ映像によるポンペイの、「黄金の腕輪の家」、の再現展示もあった。・・・




 「部屋の中に噴水噴水があるんですねsei」、「その周りに寝そべりながら、食事をしたり食事語り合ったりしたんだろうね。」・・・帝国の繁栄ぶりが窺える、ホーリーナイトネックレス美しい宝飾品金の硬貨が展示してあるコーナーもあった。・・・「 現代の女性が身につけても、おかしくない水準のバタフライパヴェグラニュールネックレスネックレスや指輪指輪ですねsei」、「いつの時代も女性は、がすきなんだなぁ。びっくり」・・・日本国旗日本でこれほどの規模のローマ帝国展が、開催されたことはかつてなかったそうだ。・・・メモリアルクロス



 東京大学の海外学術調査隊が、イタリアの国旗イタリアのナポリ近郊ソンマ・ヴェスヴィアーナ市のローマ時代遺跡、「アウグストゥスの別荘」(通称)で、パルテノン神殿ローマ時代の、「ディオニュソス」と「ペプロフォロス」、の彫刻2体その他の古代ローマの遺物の最新つるはし発掘状況が展示されていて、興味深かった。・・・「考古学を学ぶものにとって、自分の推論に従って、こうして掘り当てた時の感動はびっくりすごいんだろうなぁ。」、「宝物をつるはし掘り当てたような・・・感動でしょうね。まだまだ宝飾品が眠っているでしょうから・・・ 私も発掘してみたいなsei」・・・


 この後、イタリアに敬意を表して、イタリアアンの店に行くことになった。栄の三越の近くにある、“Cafe どえりやあ”、という店のパスタランチ、¥1580円。ピザとフライドポテトが食べ放題で、メイン料理は煮込みハンバーグを選択した。サラダと飲み物と、デザート(ブリュレ)が付いている。「いろんな種類の焼きたてピザを、テーブルまで運んでくれるんですねsei」、「ロマーノイタリア人の店員さんに勧められると・・・ついついおかわりしちゃうね。」、「笑顔もう・・・3回目ですよsei」・・・ 金さんとイタリア旅行と料理の話しで盛り上がった・・・
       

   金さんと栄の愛知県美術館で開催されている、“大ローマ展”、に行くことになった。この展覧会は、初代皇帝皇帝アウグストゥスの時代を中心に, 「栄光の都ローマ」と「噴火悲劇の街ポンペイ」 を紹介しているものだ。・・・ 彼女も世界史を専攻していたので、歴史に対する興味は、かなりのものなのだ。・・・ローマは1日にしてならず」、といわれるが、百年間に及ぶ内乱の末に実現した平和の尊さ、蹴り恨みやねたみではなく、理性と秩序を尊重する社会を作り上げた。海地中海全体を、「わが海」、として、高速道路のような立派な道路網を、総延長8万Kmも築き上げた。都ローマの人々は、1日1000ℓ以上の水を得られる、水道網も作り上げた。剣闘士のナイトモン剣士競技場である、ローマコロセウムは、約4万5千人が収容できたという。そして、その石礎として整備された、ローマの法律は現代の法律の参考となっている。・・・なんていうローマ帝国に対する知識を、金さんは持っている。



・・・「イタリアには行ったことがないから、こうした企画が日本日本で見られるのは、楽しみですsei」、「私はローマとか、ポンペイには行ったことがあるよ。」、「 羨ましいですseiいろいろ教えてくださいsei」、「イエ~。今回の展示品は、ナポリ国立考古学博物館をはじめ、伊ハートイタリア各地に所蔵される品々約120点が集められたそうだよ。」・・・地下鉄の駅から地下道を経由して、8階にある美術館へエレベーターで上がった。今日は白いフード付きのコートを着こなしている・・・




 チケットを購入して会場に入る。3世紀以上にわたり地中海世界を支配し、産業革命が起こるまで、
、凌駕されることのない生活水準を誇ったローマローマ帝国。そのローマ帝国が、いかに建設され、いかに繁栄を謳歌したのか・・・を美術品と、石考古学資料で辿るようになっていた。まず高さ2メートルを超す、「皇帝座像(アウグストゥス)」があった。・・・「初代皇帝ですねseiカエサルの養子だった、皇帝オクタウィアヌス(紀元前64~紀元後14年)に、「皇帝アウグストゥス (尊厳なる者)」、の称号を贈ることを元老院が決めた・・・すごい威厳がありますねsei」、「びっくり圧倒的な権力を示すものだね。」・・・石白い大理石の彫刻や出土した壁画に加え、さまざまな日用品まで展示してあった。・・・「あの緑色の彫像は」、「“アレッツオのミネルヴァ”・・・ミネルヴァとは、戦い戦いの女神なんだって。」・・・続く