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小説 「加油!Celina!」

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日本人ビジネスマンが、中国人留学生と知り合い、全く違う環境・国籍・年齢を超えて、少しずつお互いを理解していく。互いの文化の違いを学びつつ、友達の輪を広げて、成長していく姿を日記風に描いていきます。

   


 10時ジャストに号砲が鳴った。先頭を走る中央学院の選手は、みるみる小さくなっていった。さすがに私とはスピードが違う。左手に手賀沼が美しく輝き、越冬の為に飛来した渡り鳥の姿が多く見ることが出来る。右手は田園や田んぼが広がっている。そんな中を貫く国道沿いを黙々と走っていく。沿道には近所の農家のおじさん、おばさんが応援に出てきてくれている。「頑張って」・・・その一言で走る元気が沸いてくる。ありがたいものだ。しばらく走ると、コースは上りの坂道に入ってきた。集団のペースがガクンと落ちる。左手には五本松公園の緑が広がる辺り・・・ヨタヨタと上っていると、前傾姿勢でスタスタと上ってきたランニングスカート女性ランナーに、あっさりと抜かれた。びっくり鍛え上げられた足に見とれている間もなく、下り坂になって、更に加速していった。きっとジムのトレーナーもあんな走りをするんだろうなぁ~と頭をよぎる。


 ランナーはハアハアと走りながらも、いろいろなことを考えているのだ。・・・コースは住宅街に入ってきて、応援する棒人間応援してくれる人が沿道沿いに増えてきた。道路の左車線を北上しているのだが、右側をすでに折り返してきた、中央学院の選手とすれ違った。私の倍ぐらいのスピードで走っている。・・・我孫子市鳥の博物館のとんがり屋根仝が見えてきた。その向こうには、湖を横断するように架けられた手賀沼大橋も見える。やっと折り返し地点が近づいてきた。あと半分と思うが、また山登り▲が待っている。ポシエットから、VARMゼリーを取り出して、エネルギー補給しておく。走りながら喉に流し込む感じだ。・・・少し元気になって、再び五本松公園に差し掛かる。ランナーの集団は、かなりバラけている。皆さん苦しそうだが、ここを乗り越えていかないといけないのだ。・・・  

  
 ・・・昨日ラジオで聞いた、佐野元春の歌、“Someday“、”が頭の中に流れる・・・

約束してくれた君 だからもう1度あきらめないで ♪まごころがつかめるそのときまで ♪Someday この胸にSomeday 誓うよSomeday 信じる心いつまでも Someday・・・・・・

 ・・・中学校が見えてきた。しかしコースは左に折れて、湖北台中央公園を半周しなければならない。再度上り坂となるが、すでに走り終えたファミリーコースの参加者が、 沿道で励ましてくれる。下り坂になって加速するもう少し・・・最後の力を振り絞る。一陣の風になる感覚だ。・・・ゴールしたときの爽快感は、走り続けた人ししか味わえない ・・・「お疲れ様」、ボランテイアの人が振る舞ってくれた、豚汁が温かくてうまかった!・・・

   賀正竹。正月でゴロゴロと食べ過ぎて、太ってしまって・・・やっぱり走らねばならないという気持で、トレーニングジムに来た。週2~3回ペースで通っているのだが、最近はテレビTV見ながらの楽な練習に流れていた。今日も寒いから、軽く走っておこうなんて、甘く考えていた。・・・受付に来ると、見慣れない美人がニッコり微笑む。・・・あれはてなマーク誰だっけはてなマークそうそうこの間、浜松から新しいトレーナーが来るって、掲示板に載っていた.「こんにちは今日はビフォーマー測定(体重・筋肉量・体脂肪などを測定する)の枠が空いているんですが、如何ですか」・・・美人に勧誘されると、ついつい「あ・はいびっくり」」、となってしまう。「では、こちらにどうぞ!」、「あ・はい。びっくり」・・・栗色に染めた髪を、ピンクの髪留めで結わいている。いかにもスポーツウーマンらしく、しなやかに歩いていく。「こちらの測定器の前に座ってくださいね。」、「はい。」、「始めましてですよね。・・・



  「**瑠奈です。よろしく。」、「***です。」、「前回より体脂肪が増えてますね。**さんはどういう目的で、こちらにて来られているのですか」、「あの~。フルマラソンを走る体力をつけたいんです。」、「あら!私も長距離は知るんですよ。去年東京マラソンを走りました。」、「へえ~それはすごい!尊敬します レースには出ないんですか?」、「やっとハーフを走る走れるようになったレベルなんです。東京マラソンは挑戦してみたいですが・・・毎年エントリーしても抽選で、ハズレているです。」、「それは残念ですねでもいろいろ大会はあるから、どこかのレースに参加してみては如何ですか次はあのレースに参加するって、目標を持って鍛えるほうが効果的ですよ。」、「確かに・・・最近はモチベーションが下がってました。」、「まず10Kmぐらいのレースにエントリーされて、徐々に距離をアップ伸ばしていきましょう。トレーニングメニューも変えましょうね。もっと足の筋力をつけるマシンを取り入れましょう。」・・・2時間びっしり汗をかくハードトレーニングになった。





 こうして再び走るへの意欲が蘇って来た。 東京に帰るタイミングを調整して、我孫子新春マラソンの10kmのレースにエントリーした。・・・1月24日(日)JR成田線湖北駅で降りて、クラッカースタート地点の湖北台中学校のグラウンドに向かう。このレースは、杉浦家のお花見ファミリー向けの1.5Kmや3kmの短い距離の設定もあり、太陽(ブルック)・希美・希空(ワンワン)子供づれの参加者が多い。このあたりは手賀沼の湖畔ののんびりとしたところだ。サーカス受付でゼッケンを受け取り、体育館でランニングウエアに着替えた。グラウンドに出て、10Kmの出場者の集合場所に並ぶ。誘導されて学校の脇の国道に移動。長女k警察官が交通規制を行っていて、先導するバイク白バイが待機していた。私は前から3番目の良いポジションを確保した。1番前には、正月の箱根駅伝でも走っていた、中央学院大学の選手が陣取っている。・・・続く


  広瀬香美の曲は、“Promise”、になっていた。・・・なんだか? 金さんがボーイフレンドと、楽しそうに滑っている情景が、頭に浮かんだ・・・泊りがけで・・・スキー旅行


♪♪冷たい北風 二人を近づける季節 つないだ指から こぼれだす好きの気持 ♪珈琲の自販機の“あったかい” 押すたび 心に灯が灯る・・・♪ 



  しばらくして、また返信が返ってきた。「ありがとうございます。温泉があるスキー場イエ~。良いですね。野沢温泉とか万座温泉も考えていたみたいです。」・・・「名古屋からもそう遠くないよ。お洒落なペンションとかもあるし、そういうところは、(^ー^)(^ー^)。オーナー夫妻が、手作りの料理を振る舞ってくれたりもするよ。ボーイフレンドと一緒に行くのところで 金さん・・・スキー上手なの」・・・「私が行くのではなくて、今回行くのは東京の女友達ですよsei 私、韓国にいるとき、1回しただけの初心者だから滑れないですよ。ボーイフレンドだなんて・・・」・・・


 びっくりご・ごめん!てっきりボーイフレンドといくのかな・・・勘違いしました。・・・でも 金さんみたいに可愛くて、料理が上手て、気が利く女性が、なぜモテナイのか?不思議だ。」、「あはは。まあまあまあ。あまり・・・人に、心開かないからかな」・・・ご機嫌は笑顔直ったみたいで、安心する。・・・


  広瀬香美の歌は、“ゲレンデが解けるほど恋したいドキドキ”、が流れていた・・・

 ♪♪絶好調 真冬の恋 スピードに乗って ♪急上昇 熱いハート とけるほど恋したい ♪ブレイク寸前 幸せのゴール 私だけにWhite Love Song 歌って欲しい・・・♪