Lake, Lake, and Lake...
AAAwesome !!
They're around Here (powered by GoogleMaps).
とつぜんですが、このブログをご覧の皆さんは村上龍さんの小説「愛と幻想のファシズム 」をご存知ですか?
この小説の中ではエルク(Elk)という大型のシカの一種が重要なキーワードとして登場します。「幻の巨大なエルク」というコトバが繰り返されて、主人公のトウジが自身の同化を求める対象として、とても神秘的な動物として描かれているんですね。
初めて「愛と幻想のファシズム」を読んだ時、僕の頭の中では「もののけ姫」の「シシ神(ダイダラボッチになる前のヤツ)」みたいな姿で幻の巨大なエルクが躍動していました。そんな神秘の動物、エルクをナマで見ることは、僕の夢の一つだったのです。
…で、ジャスパーに停滞して2日目ぐらいに、ジャスパー市街で買い物をして、ウィスラーズ山の麓のユースホステルに戻る途中で、ついに僕は幻の巨大なエルクに遭遇しました。
マジでデカっ (゚ロ゚;)!!
(写真で大きさがわかるだろうか…)
…でも、実際この目でよく見ると、
案外普通じゃん…(;´д` ) 。
ミュールジカとかの方が綺麗だし。
道端にはえた貧弱な草をモシャモシャとはむエルクの姿は、とうぜん幻想的ではなく現実的そのものであり、観光客に取り囲まれてもなお悠然と草を食べ続ける姿は、人間との距離を気にする野生動物特有の凛としたオーラのカケラもなく、ぶっちゃけ、日本三景宮島にたむろするニホンジカと同程度の存在でしかありませんでした(泣)…。
なにごとも夢えがくうちが華なのやもしれず。。。
(ちなみにこの2ヶ月後に訪れたアメリカのイエローストーン国立公園では、ホントに宮島のシカのようにうじゃうじゃとエルクがいました…物事の価値は絶対数に反比例するものなんですね…)
オーストラリアを自転車で横断中の日本人サイクリストが大型トラックにはねられて亡くなった、というメールをオーストラリア横断中の別のサイクリスト(※)から頂きました。亡くなられたサイクリストは大学生だったそうです。ご両親の気持ちを思うと言葉を失ってしまいます。
全てのサイクリストは路上で命を落とす可能性がある、ということを僕達は明確に認識すべきなのだと改めて思います。30分程度のサイクリングであろうとも、オーストラリア横断の旅であろうとも、同じことです。
同じワダチを刻むことを志した同志が、道半ばで亡くなってしまったことを心から悲しく思います。僕達は大切な人々が待つ場所に、どんなことがあっても笑顔で帰らなければならない、と強く思います。大切な人々を自分自身の夢のために取り返しのつかないほど深く傷つけてしまわないように。
※ 逃げるが勝ち!
ジャスパーインターナショナルホステルにやってきたイギリス人サイクリストのトム。すごく気さくなナイスガイ。実は料理評論家で「ニューヨークからリオデジャネイロまで自転車で走り、その地方の料理の多様性を確かめる」というえらく立派なココロザシを持っている。スゲー。 →THE HUNGRY CYCLIST
Rocky Mountain Outlookという地方新聞で紹介までされていたし、スポンサーもたくさんついている。 →SPONSORS
僕は旅の目的のようなものがハッキリしない(コトバに出来ない)のだけれど、旅には色々な目的があって、それがえらく明確な人もいるんだなぁ…と思う今日この頃。やっぱ旅には目的があったほうがいいのだろうか?行きたいから行く、じゃダメなんだろうか??今だに「どーして自転車で旅するのサ?」と聞かれて、ちゃんと答えられなかったりする…。テキトーな理由でも考えようかなぁ。
う~ん。まあ、べつにイイんだけどサ。
(トムのことを悪く言っているわけじゃないのであしからず…)