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自転車で大陸を越えるブログ

学生のとき自転車で日本縦断、オーストラリア横断。一旦は就職したものの、会社を辞めて北米縦断。次に目指すは中南米縦断。このブログを通じて自転車で海外を旅する楽しさが、なるべく多くの人々に伝わればイイなぁ…と思っています。

バハカリフォルニアの南端を5日間かけて一周し、やわらかな風の吹くラパスの街に再び戻ってきました。皆さんにお見せしたい写真が山盛りなのですが、メキシコ本土に比べると、ネットの接続スピードが遅く料金も高いので、マサトランに戻ってからブログをアップしたいと思います。


今日はひさしぶりの休養日。ゆるゆる、ぶらぶらとラパスの街を楽しみます。うひ。


ではではっ。


(11月26日に写真を追加しました)






マサトランからバハカリフォルニアの町、ラパス(La Paz)へフェリーで向かう。La Pazとはスペイン語で「平和」を意味するらしい。その町の名前の響きだけで、なぜだか気持ちが高まってしまうことが僕はよくあるのだけれど、このときも、僕の気持ちは遠足を前にした子供のように高鳴っていた。あの海の向こう側には憧れのバハカリフォルニアが待ち構えているのだ。













水平線に沈む美しすぎる夕日を眺め、食堂で配られる簡単な夕食を食べた後、僕は指定された自分の席で寝ることにした。だけど、なかなか寝付けない。冷房が恐ろしく効いている上に、大音量の映画が夜中まで延々とながされているのだ。フェリー会社はそれをサービスだと思っているらしいのだけど、迷惑この上ない。


Tシャツに短パン姿の僕は仕方なくフェリーのデッキに置かれた硬いベンチの上で、ロンリープラネットを枕に、メキシコ全域の地図を掛け布団にして眠ることにした。眠りを阻止するようにねっとりとした熱帯の空気と、フェリーの吐き出す甘い排気ガスが疲れた体にベタベタとまとわりついていたけれど、僕はすぐに深い眠りに誘われた。「悪魔を背骨」を超えてマサトランにたどり着き久しぶりのベットで眠り、翌朝すぐにフェリーに飛び乗った体は、僕が思っていた以上に疲れていたのだ。











神々しい朝日とともにバハカリフォルニアの大地が現れた。硬いベンチで寝たために、背中や首が鉄のようにコリ固まっていたけれど、その景色を見た途端に肉体的な痛みは忘れてしまった。そのくらい僕にとっては感動的な景色だった。ようやくバハの大地を走ることができるのだ。そしてバハカリフォルニアの先端に轍を刻む旅がはじまった。






ドゥランゴから、「悪魔の背骨(Sierra Espinazo del Diablo)」を4日かけて越えて、ようやく港町のマサトランに到着しました。北回帰線を越えたのでここは「熱帯」。昼間には気温が38℃まで上がりました(ただし、「プロトレック」という腕時計の温度計ですけど)。標高2600mの「悪魔の背骨」では、夜になると10度以下まで冷え込んでいたので、冬用のシュラフを使っていたのになぁ。


5ヶ月ぶりにかぐ潮の甘い香りは、なんだかすごく懐かしい気がしました。僕の広島の実家は、近所に「牡蠣打ち場」があるような、海がすぐ近くの町なんです。メキシコ風のシーフード料理が楽しみだっ。


今後の予定は、休養日なしで、明日フェリーでバハカリフォルニアのラパスに向かう予定です。バハの先っぽ一周が終わって、マサトランに帰ってきた時に過去の記事や写真をアップしたいと思います。


ではではっ。