アウトプットは、本来、出力することだから、出力の仕方まで問う概念ではない。
しかし、現実問題、上手なアウトプットと、そうでないアウトプットはある。
上手なアウトプットの定義づけはむずかしいが、ひとつは、自分のためにもなり、人のためにもなるアウトプットだと思う。
だが、そんなアウトプットはあるのだろうか?
じつは、私たちは、そんなアウトプットを試験勉強のときに経験している。
覚えなければならない内容をノートに書き出すとき、自分の頭を通して、凝縮している。
そして、凝縮した内容を、試験のときに、広げている。
また、凝縮したほうが覚えやすいし、記憶に残る。
ところが、そんな技術を身につけたにもかかわらず、ビジネス社会に出ると、インプットした内容を、そのままアウトプットしようと思う。
スピーチや発表のとき、話そうと思う内容を、すべて紙にアウトプットする。
そして、そのまま話そうと思うから、話がまとまらない。
聞くほうも、そんな話を聞くのは耐えられない。
だが、ここも、試験勉強のように、項目くらいをアウトプットしておくと、その項目から、話を展開しようと思うから、話はつながる。
聞くほうも、最初から、全部話そうと意気込んでいる人の話を聞くより、ずっと楽だ。
つまり、人のためにもなっている。
これと、同じことが、上司への報告や、会議、出張の報告の際にも言える。
このときも、全部話そうと思わずに、要点を話し、上司などの反応を見ながら、広げていくと、上手く話せるし、聞くほうも楽である。
私は、いったん折り畳んで、広げることから、「折り畳み構造を持ったアウトプット」と名づけました。
詳細はHPに掲載しています。
http://shinyuri-souken.com/?p=55052
(タイトル「折り畳み構造を持ったアウトプット術」)
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