桜の花びらが田んぼに浮いています。
伐採やトレーニングに専念できる半年間のボーナスステージが終わり、緑との戦いが始まるのです。
亡き母が2012年のプレオープン記念に買ってくれた海紅豆(カイコウズ)
アスパラのような新芽がびっしり出てきました。
わたくしも生きているうちにモミジや桜などの美しい樹木を残そうと思っています(*゚ー゚)
自己満ですから、後日誰かが根元からぶった切っても全然かまいません。
通院と仕事用の資材購入、急ぎの用事を済ませると、駐車場で20分ほど座席を倒して横になるほどしんどいです・・😥
帰宅して這うように放牧場の馬ふんを片付けると、ざあっと降ってきました。
味覚と食欲がなく頭痛と全身の痛みが長引くので、何年ぶりかのエナジードリンクを購入。
「これさえ飲めば!」というプラセボ効果を期待します。
夕方からは風が強まり、春の嵐に。
孟宗竹のたけのこが気になっていましたが、掘る体力がなくあきらめます。
ムツゴロウさんが亡くなったというニュースが流れており、心からのご冥福を祈りました。
2003年生まれのドウの生産者はムツゴロウさんで、手帳にその名が刻まれています。
逸脱した体力に恵まれた昭和の天才かつ奇人で最強の雀士でもあり、コンプライアンスの厳しい現代に彼を超えるエンターテイナーはもう現れないでしょう。
若いころに書かれたエッセイは鮮烈かつ尖っていて(周囲の人は大変だったと思います)、携帯が普及する前はちょっとした空き時間に単行本を良く読んでいました。
執筆や講演会、島への家族移住、映画製作、天然記念物の動物ルポルタージュ、和種馬の保存と競馬、ファンクラブ運営、テレビ出演など話題作りに事欠かず、「馬に人を乗せて稼ぐ」以外の道のパイオニアです。
「テレビで馬を紹介すると、身障者用に無料でもらえると思っている人からの連絡が来る。たとえ数円で売るとしても、必要な経費や設備を伝えると驚かれる」といったことを書かれていて、ものすごく共感した覚えがあります。
働きづめで執筆中に気絶すると椅子から転げ落ちるので、紐で自身を縛り付けていたそうです。
39歳の時に胃がんで胃を全摘出した後も連日徹夜の賭け麻雀でかなりの額を稼ぎ、牧場運営に充てていたとのこと。
ここ数年は精力的にYouTubeの発信もされていました。
移住直後に館山での講演会に行けたのと、数年だけ運営されていた東京ムツゴロウ王国で『乗ると止まらない元気すぎる道産子』に乗せていただいたのが良い思い出になりましたね。
幼少期に氏の影響を受けて育ったわたくしも、残された体力と時間で細々と馬の魅力を伝えていきます。