外乗ルートにかかっていた巨木が連鎖して倒れた現場。
老木が台風で揉まれて弱り、根元から倒壊したのです。
重機も入れませんので、職人さん2人に来てもらいました。
基本的に馬森牧場の作業はテンション高めで、木の上で泳ぐ人がいたりします(゚∀゚)
倒れて起き上がった切り株。
ワイヤーで引っ張り起こし、バチツルでできるだけ土を落とし、根を切ってルートを開きました。
最後に枕をかませて倒壊防止。
土をかきだす作業でスタミナを使い切り、以後のわたくしは出力半分くらいでしたが、さすがの職人さんたちの動きの素晴らしいこと。
まっすぐで枝のない良質の材木ですけれど、トラックも入れず運べないので使い道がありません。
良く「馬で引っ張ればいい」と言われますが、先日の馬搬デモを見て感じたことは・・
巨木を引ける大型馬+馬具だけでも数百万円、広大な敷地、大きな畜舎、高度な馬のトレーニングと御者の技術が必要で、馬の移動には馬運車も必須です。
もし馬が怪我や病気をしてして治療に時間がかかると考えると一頭では回せませんし、もちろん運営者も同じです。
個人が馬搬を仕事としてすべて自己資金(補助金や助成金無し)でスタートして継続的に利益が出せるか、初期投資を回収できるか?
体力、資金力、人脈、技術、すべてを駆使しても、「きわめて難しい」と感じますが、趣味で薪ストーブの材料を集めたり家庭菜園を耕すのなら楽しそうです。
材木の値段の高かった時代には、このあたりにも木挽きの馬がいたそうです。
時代とともにすたれてしまった文化には、その理由があります。
考えられる活用法は、しいたけのコマを打つくらいです。
先日の豪雨で空いた地下水脈の大穴は、竹を差して丸太で囲いました。
午後も黙々と作業は続き
こんなだった危険な現場が
あと数十年は倒木を心配しなくても良くなりました。
いずれも根が浮いていたり虫食いやうろが入っていたりして、弱っていることがわかりました。
ひとかかえもある大枝も頻繁に落ちてきますし、根元から自然倒壊させるのは危険なので、思い切って伐採したのです。
雨の多い南房総ですから、何もせずとも数年で森に戻ります。
久々の伐採のためにたっぷり充電しておいて良かったです。
牧場南側の様子。
以前はうっそうとした暗い森でしたけれど、倒木の伐採で明るい森になりました。
公式サイト用に、天気の良い日に画像を撮って差し替えます。
安全な森にはなりましたが、日当たりが良くなり草が生えることを考えるとちょっと気が滅入ります。
お天気に恵まれて何より、メールサーバー側のトラブルは、ドメインを指定してホワイトリストなるものを作成して様子を見ることにしました。
しばらくお天気が続き、土のう作りで痛めた腰もいくらか良くなったので細々と復旧作業に戻れそうです。