「うぇっ、嘘っ?これマジ?」


彼は怖気付いた、どうやら天然でこんな色は初めて見たんだろう、たとえ写真だとしても。


「マジだよ、だから染めても明るく成っちゃうんだよ。」


「あのさぁ、これ、どうして写真が残ってるの?」


「知らなぁ~い、施設の人が勝手に撮って保存してた。」


「そーなの?なんかデレカシーの無い奴等だな。」


「でも私優等生だったから大事にされてたよ。」


「本当かよっ。」


「まぁ裏で何言われてたのかは分からなかったけどね。」


「苦労したんだなぁ~・・・・・・、お前も、尊敬するよ。」


「そーなの?そこまで言ってくれる人なんてアンタだけだよ、ありがと、それとさっき地獄に堕ちろなんて言ってごめんね、言い過ぎたよ、反省してる。」


「別に、お前に限らず万人からクズだって言われて育って来たし。」


「私ねぇ~、白く成る前は深味を帯びたほぼ黒に近い焦げ茶色だったんだぁ~。」


「真っ黒じゃなかったの?」


「うん、というか本当に真っ黒なんてそんな居なくね?」


「まぁね。」


「あぁ~、お腹すいた、何かない?」


「ホットドッグあるよ。」


「そーなの?じゃそれ頂戴、ケチャップとマスタードちゃんと付けてね。」


「分かってるよ、あとさ、どうせならもう黒染めしたら?どっちにしろそんな頭だとセンコー怖ぇ~ぞ。」


「そーだね、卒業する頃には染めるよ。」


「卒業する頃ってそんな色、大学に入ってからでも良いんじゃねぇの?」


「・・・・・・、中学まではダークブラウンだった。」


「そーなの?」


「うん。」


「・・・・・・、あっそ、もうどうでも良いや、ホラっ、ホットドッグだぞ、美味しいぞ。」


「あんがと。」


「なんか長々話し合ってるねぇ~、二人が熱中してるから踊っちゃった、それにナンパもされちゃった、アユみたいで可愛い~ねぇって言われたよ。」


「またこの後ラブホ行くの?」


つづく・・・・。